サルでも分かる電磁波

電磁波の危険性

電磁波と言う言葉を聞いた事があると思います。
電磁波とは、簡単に言ってしまうと、電場・磁場の集合体で、浴びると、人体に影響があると言われています。
(電磁波を浴びる事を被爆と言います(@.@))

話題になったのが、アメリカで、変電施設近辺の住宅で、白血病患者が多数でて、発電施設・送電線・変電所などの、電磁波の影響が指摘されています。

日本は先進国としては、電磁波問題が非常に遅れていて、アメリカなどの特定の州では、送電線から、400m以内は、学校などの施設を建設出来ない様になっています。

日本では、送電線の距離を1万ボルトにつき、1m離す事になっており、10万ボルト送電線では、地上から10m、50万ボルト送電線では、地上から50mと言った具合に、高さの規制はありますが、その近辺の住宅などの規制は無いため、送電線の下に家が建っている風景を見ることがあります。(特に関西地域で多く見かける気がします(^_^;))

また、変電設備や送電線が近くにないからと言って安心はできません。
最近、都心では、送電線を埋設する事が多く、埋設された送電線には、なんと、距離の規制がありません。
深く埋めれば、コストも上がりますので、深さ1m位の所を、高圧の送電線が走っています。(都心は危険?(T.T))

また、埋設場所も歩道が多く、小さな子供ほど距離が近いため影響が大きいと思われます。
と、言っても歩道を歩かない訳には行きませんので、しかたないのですが、規制は絶対に設けるべきでしょう。
やはり、生活圏としては良いですが、実際都心に住むのは色々な影響を考えると考えものですね。

あと、実際に計測したことはないので、何とも言えませんが、電車などの乗り物はどうなのよ!と思いませんか?
ここからは想像での話ですが、首都圏を走る電車は、直流式なので、大きく影響しないと思いますが、地方を走る電車は交流式なので、これは影響がありそうですね。
ただ、最近首都圏を走る電車でも、VVVF方式(Variable Voltage Variable Frequency)と言う電車が増えています。早い話が、直流を、電車自体で三相交流に変換して駆動する方式で、やはり影響が有りそうですね。
あと、論外なのがリニアモーター形式の電車・ミニ地下鉄やモノレールなど、東京では、都営大江戸線が代表格でしょうか、愛地球博などで利用されたリニモもこれにあたります。
多分これらのリニアモーター式は、通常の電車に比べると、圧倒的に被爆量が多いと思われますが、裸状態の磁石よりは安全かも知れません。(多分有る程度はその辺は考えられているでしょう。(期待)

    電磁波と子どもの健康
     電気製品や強い電流の流れる送電線から出る超低周波という種類の電磁波が、子どもの健康にひびくという調査結果が出ました。国立環境研究所などによる初の全国調査です。
     電磁波には、携帯電話の出す高周波などさまざまな種類があります。調査は、超低周波について、15歳未満の白血病の子ども約350人と健康な子ども約700人の家庭で調べました。一般の家庭の4倍以上の超低周波が出る家で暮らしていると、子どもが白血病にかかる率が2倍以上にふえる傾向が出たといいます。
     電磁波と病気の関係ははっきりしていませんが、1970年代末からアメリカやスウェーデンなどで健康にひびくとする研究結果が明らかにされています。アメリカでは送電線を学校などから400メートルはなすことを決めている州もあるそうです。
    (朝日小学生新聞より)

ま、電気が無くては暮らしていけませんので、きちんとした規制を早く設け、安全に利用出来るよう国に対策を行って頂きたいものです。

ちなみに50万ボルト送電線の下では、手に持った蛍光管が点灯する(当然管だけですよ!電線はつながっていない状態です)と言います。
これが、目に見える電磁波ですね。(これだけ送電線から電気が漏れています)
50万ボルト送電線のお近くの方は是非実験してください。

また、朝日小学生新聞の記事の通り、高周波以外に、低周波の危険性も指摘されています。
以前本で読んだのですが、ニワトリの頭に、16Mhzと言う、低周波の電磁波を照射したところ、脳から、イオンカルシウムが溶け出した、と言う記事がありました。
脳から、イオンカルシウムが溶け出して、体に良いわけないですよね。

家庭でもこんなに危険!!!

それでは、一般住宅で、特に危険とされている、代名詞の様な家電はなんでしょう?
昔は、電子レンジが有名でしたよね!現在はこれを大幅に上回るのが、電磁調理器です。
属に言う[ IH ]ですね。オール電化とか行ってますが、オール被爆しますよ!

電磁調理器[ IH ]は、電子レンジと同じで、電磁波により、水の分子を振動させ加熱するわけですが、電磁波のシールドを行っている、電子レンジに比べ、そのまま裸で、電子レンジを使っているような、電磁気はさらに危険です。

最近の宣伝で、魚グリルが自動的に両面焼けると、宣伝していますが、実はガスコンロでもIHの半額程度の機種から、この機能は実装されていますので、IHの特徴でも何でもありません。おいおい!

火を使わないから、安全と思っても、体の中から、蝕まれる電磁調理器。 使います?・・・

このほか、代表的な高周波家電を下記に上げますので参考にしてください。

  • 電磁調理器[ IH ](被爆量ダントツTOP)
  • 電子レンジ
  • ドライヤー(基本的に交流電源でモータを使う製品)
  • 交流式電気カミソリ(充電してつかえばOK)
  • 蛍光灯
  • 電気毛布・電気あんか
  • テレビ
  • 携帯電話
    等々
    上記の様に、ドライヤーや、電気毛布なども入れましたが、これは、肌の近くで使う可能性が高い為です。

    前途で、電磁波とは、電場・磁場の集合体と言いましたが、良く、「OA機器の電磁波をカット!」などと言う宣伝文句の、エプロンや、モニターカバーなどがありますが、全くの無意味です。

    人体に影響があると言われているのは、電磁波の磁場なのです。
    磁場は、コンクリートの壁を難なく飛び越え、被爆し、影響を与えます。

    「OA機器の電磁波をカット!」などの製品は、実際、電場はカットできますが、磁場は一切カットできません。

    上記のリストに、蛍光灯が入っていますが、集合住宅などでは、寝室の、下の家の蛍光灯が、人体に近く、影響が強いと本で読んだ事があります。
    確かに、コンクリートも通すのであれば、これは大問題ですね。

  • 電気製品でなくても・・・磁石も危険?
    国内で販売されている、磁気治療テープ(エレキ●ンなど)は、海外からは日本人は、電磁波を健康器具に使っていると、馬鹿にされています。
    前途の通り、危険なのは磁場ですので、ガウスの高いほど、人体に有害と言う事になります。
    この他にも、磁石を使った製品が出回っていますが、さけた方が賢明でしょう。

    あと、最近少なくなりましたが、以前スーパーや、デパートなどで、マッサージ椅子の様な、電磁治療器なるものが販売されていましたが、お医者さん仲間でも、この危険性はかなり前から、話題になっていました。被爆しまくり状態ですね。

    それから、カラスなどの害鳥除け製品で、強力な磁石を使った製品もでていますが、これも設置する場所に寄ってはかなり危険です。(電磁波的にですが)
    効果もわからないのに、ゴミ集積所の付近ご家庭は、こんなの設置されたらたまりませんね。

    海外と規制の違う、国内の規制あまあま携帯電話

    ところで、海外の携帯電話と、日本の携帯電話の、電磁波規制レベルが違うのしてました?
    日本は、電磁波問題遅延国?として、なんと、アメリカの1/10のシールドしか施されていないそうです。

    日本の携帯電話は、シールドが、0.01mmで、規制クリアーとなるそうです。(ちょっと古い情報なので最近は分かりませんが、あまり聞かないので、変わってないかも)
    これに対して、アメリカは、0.1mmだそうで、なんと、日本の10倍のシールドが施されています。

    携帯も1.5Ghz帯が主流ですので、かなり危険そうですね。

    しめくくり?

    はじめて、電磁波の話題を読んだ方もいらっしゃると思いますが、この危険性は、研究者や、一般の方でも、研究熱心な方が、様々な情報を公開しています。
    興味のある方は、下記から調べてみてくださいね。(ado)


    ●携帯電話利用で、脳を有害物質から守るバリア構造に穴が開く?

    ●電磁波 危険

    ●電磁波 被爆

    おすすめ書籍『高圧線と電磁波公害』
    カロリンスカ研究所報告全文掲載
    ちょっと古い本ですが、非常にわかりやすく、是非お奨めしたい書籍です。
    著者 高圧線問題全国ネットワ−ク編
    出版 緑風出版
    ISBN 4-8461-9709-3
    発行年月日 1997年7月
    価格 2,310円