


キング先生との最初の仕事は27年前でした。
当時、私の研究テーマをモントリオールの国際細胞で発表したのですが、
たった10分の英語での発表に準備がおよそ一年かかりました。
私達の授業のやり方はユニークなものでした。
短い文章の中のも専門用語が幾つかあり、これらの言葉の意味や何を言いたいのかキング先生に身振り、手振り、時のは図を書いたり、写真を見せたり、英語の単語混じりの日本語で説明して、それを正式な英文に仕上げていく方法でした。
発音の聞き取れない私と日本語のわからないキング先生とのこうしたやり取りは当初極めて効率の悪い方法のように思えました。
しかし、完成した原稿は細かいところまで議論つくした上での文章ですから、学会の質疑応答には不思議と自信らしいものが生まれました。
このやり方は現在も続いております。
その間に私の研究テーマは歯科インプラントに移り、年2,3回の英語での講演、英語論文作成なども経験してきました。
私には海外留学の経験はありません。
大学をでるまでは英会話学校にも十分にいけませんでした。
ただ、キング先生とのこうした授業を通して自信を持って海外講演にいけるようになりました。
こうして、海外の研究や治療を肌で感じることで、又、自分の研究や治療法方法の糧にもなっていると感じます。
市川厚生歯科医院長 渡辺孝夫博士
