「EVA」キャラで、もっとも優しく、もっともかっこよく、もっともキケンな男、加持リョウジ。
常に大人の余裕を見せていた彼にも、深い心の傷と影がつきまとっていた。
何か、裏を秘めていた他の大人達に比べて、加持は一番安心できて頼れる人物だった。
「エヴァ」という作品は、彼もをなくしてしまってから、迷走をはじめたように思う。
危険を承知で行動した彼のスパイ活動は、私達にも心の救いをもたらしてくれていた。
今、加持が浮かべる寂しい微笑みは、アスカとミサトの中に、そして私達の心の中にある…。