2001.7.11〜7.20
7月11日・ヤヨーコ・・?
インド綿を仕入れたんで、いろいろ作ろうとミシンを出したら壊れてた!
なんでよ〜!この間、使った時は生きてたじゃないか・・。
ドライバーでこじ開けて、掃除したり油差したりしたけど、原因不明。
この暑さでは働きたくないのか、ミシンさんよ。
仕方ないので、刺繍糸を使ってちくちく手縫い。わざと大胆な色でふちかがり。

手作業は好き。たまにハマって時間を忘れて没頭する。
3年程前に我が家からセーターが消えた。全部切って繋げてリメークしたの。
全長7m程のニットワンピースが2着!なんじゃそらーでしょう?
これは、弥生とやってたアートユニット「ヤヨーコ」の作品。
世田谷美術館に展示されたの。上半身は立体にして高い位置から吊るし(顔はない)
長〜〜いスカートが床を這った。ほつれた毛糸にハイヒールを絡ませたりてね。
弥生が毛糸玉を繋げてるから何だろうと近付くとチクタク音がしていた。
時計を巻き込んだらしい。弥生と作っていくのは楽しいなぁ・。

とにかく時間があれば稽古場に通って作業してた。
お互いコンセプトだけ決めて、一着づつ担当。ひとりだと煮詰まるんだけど、
稽古場のドアを開く度ちょっとだけ進んでて、会わなくても存在を感じて嬉しい。
この作品も弥生の発想があればこそ。あたしは膨らませて整理しただけだ。
素人が好きなバンドのコピーするみたいな程度の作品なんだけどね。

世田美に持って行ったら、巨大ってだけでも存在感ありあり。
20数人が出してた作品展。ちょうど外から見える位置に置いてもらえた。
撤収してから倉庫に半年ばかりあったけど、壊して捨てちゃった。
あれ?写真も残ってないや。弥生写してなかったっけー?
演劇と同じで、残すことに興味がないのかもしれない。空間はとどめられない。
想いが形になったら、ゴール。そんな自己満足ね。

そうか、それでもいいんだった。
今年は何も活動していない。そんなのって人生始まって以来だ・・(笑)
ま、この日記が表現活動ともいえる。・・じゃ、いっか。

7月12日・道草長者。
あぁ!しまった、電車降りそこねた!
今日は新宿なのに・・身体が渋谷に行く気になってたよぉ。
時間にして15分程度の遠回り。待合わせまでは1時間余裕みたから問題なし。
余裕があるから乗り過ごすのよねー。

うふふ、いえね、ちょいとバーゲンを覗こうと思いましてね・・。
南口のミロードで上の階から順に攻めて・・といきなり半額トップス2枚ゲット。
こういう勢いはヤバイです。次の階ではブリーチジーンズに惹かれる。試着。
困った、珍しくサイズが合ってる。困った、店員がお薦め上手だ。・・買う。
ぎゃあ、誰か止めてー。・・とタイミング良くTEL。待ち人来たりぬ。ほっ。
何〜?一緒にバーゲン見るー?・・で、またTシャツ買っちゃった。あ〜あ散財。

赤池さんと食べる店探して歩いてると抽選箱がサッと差し出された。三角くじ?
エステのキャンペーンらしい。赤池3等1万円、私2等1万5千円無料券が当る!
おいおい、怪しいなぁ。全員当るんじゃないのー?・・宣伝でしょうー?
イチャモンつけたら係りの兄さん「なら、僕も引きましょう!」・あ、ハズレだ。
おー!すっげーラッキー!! 早速、エステ予約。これで買い物分はチャラね〜(笑)

ディナーは、ふたりで焼き鳥屋のカウンター。おやじ!
赤池さんは最近になって声優学校に通い始めた。今までの仕事は残業があるから
やめて、学校までの交通費がうく場所に仕事先を決めた。学校主体の生活だ。
彼女とは去年、小原乃梨子さんの読み聞かせの会で知り合った。素質ありと思う。
きっともっと若いうちに真剣にやってれば、道は開けていたんだろうなー。
でも、ウロウロした時間は、自分っていう「味」になってるかもしれないさ。

なんか酔っぱらいになって、終電までカラオケー。(笑)
大声出すと気持ちいい。あたしなんかどんなんでもいいやって気になってくる。
ここんとこ重かったからなー、自己。
ひとつ先の駅まで、わざと乗り過ごして、散歩しながら家に帰った。
夜空に、ツキがぐるぐる回っていた。

7月13日・ダバダ〜〜。
どんな仕事にせよ、プロはスゴイ。鍛えられてる。
こっちが気付くこともできない差異にこだわる。出来てあたり前の、次。
ボイトレの浜田先生の耳は一瞬にして声を識別する。
息の量、出所、声帯に当るタイミングとスピード、響きの場所とその移動、喉の開き、
顎の柔軟性、舌の位置、身体の緊張と脱力、などなどなどなど・・。
自分という楽器の演奏マニュアルを勉強してるみたいで面白いんだよ。
まだこんな機能もあったのかー・。使ってないからサビついてるなぁ・・。ってね。

レッスンでは、歌も少しやってる。あたしさー、リズム感が悪いんだよーん。
今日も、裏打ちを手拍子しながら、4分の1拍、前につっこんで歌うってのに手こずった。
ゆっくりだと判るんだけど速くなってくるとノッてるのかズレてるのか微妙ー。
宇多田ヒカルとかが好むテクなんだって。リズムの最新流行なんて聞き取れてもいないわ。
40代の身体は半拍までしかちゃんと刻めないね。歌謡曲にないもん、こんなの。
脳が「なんだこれ、間違ってる」って躊躇する。なかったから新しくてカッコいいのに!

違いがわかる。微細な違いで勝負する。
サッカー見ててもね、フェイントひとつに湧く時があるのよ。新しい抜き方。
こっちは何が難しいかも分からない。観客のプロには程遠い。
本読んでても、専門書はやっぱり詳しい人にしか分からないもんね。
あーあ、あたしって、サルでもわかるレベルのことばかり・・。
ひとつくらい、コレは!が欲しいものだわ。
好きこそものの上手なれ。そして毎日の積み重ね。こだわり。
必要にさえ迫られてないからなー(笑)

リズム感は幼児期の環境で決まるんだそうです。
そういえば新聞に、冷房の中で子供育てると汗の出ない子になるって書いてあった。
汗腺が必要ないから作られない。やっぱ環境に則して発達するんだな〜、ヒト。
あ!そうだ。好きで毎日で環境なものがあった。それは、猫!(笑)
猫の鳴き声だけは、プロ級にウマイわよ、あたし。
感情聞き分けられるし、会話も完璧。すぐ、仲良しになれる。
ふわー・・よかった〜、取り柄があって・・。(泣)
「サルでもわかるネコ語の本」・・こんなんでプロになる?

7月14日・改造人間への序章。
化粧をしない高校生がいると、優等生なんだなー、と思える昨今だ。
ヤマンバはお山に帰り、普通になったなー、と目の錯角。厚塗り厚塗り。
「素顔がキモイ」んだそうな。
整形美女の番組がやたらと増えた。視聴率からして賛成多数。
「人生明るくなりました」「男の人が優しくしてくれるんです」
そんな勇気のない中年は、憧れのスターに変身だ。
服装・髪型・メイクで、スタジオ騒然のそっくりさんになれる。
たまに亭主も改造する。

みんな、そのままの自分が嫌いなんだ。
あたしも嫌いだなー自分。すべての基本が「あたしなんか・・」だもん。
子供の頃から「お前なんか」と言われ続けて、自分が欲や希望を持つのは悪い事だと
刷り込まれてる。俺サマな自分好きの人が羨ましい。その存在の自信の根拠は何?
唯一、認められてるハズだった芝居も、いつの間にか「終わった人」の噂が流れてた。
仕方ないから謙虚にしてたら自分の位置がなくなった。ヘタだったのかと納得してる。
残ったのは、漫画家先生の奥さんて立場。関わってくる人が、皆それ目当てだ。
でもって、利用している自分がまた嫌だ。あたしなんか、価値なしダメ人間だ。

必要以上の謙譲は、劣等感を生む。周囲の評価は己が立った座標に作られるから。
誰だって忙しい。わかりやすい事がイチバンだ。「売れてます」の商品を買う。
カタチがキレイな女がモテるのは、男が自分の事で忙しいからなのかもなぁ。
「あたしなんか」でも人生変えられるかしら?お金で買えるよ、外見なら。
たまには、ハッタリしてみるかー?・・問題は、誰みたいになりたいか・・よね。
・・・・(しばし熟考)。

駄目だー、外見に憧れてる人がいなーい!才能とか、生き方とかには憧れるけど。
カタチだけマネしたら、それこそキモイ。本人じゃなきゃ意味ないじゃーん!
・・あ、カッコ悪。中途半端に世の中を知ったふりするのはやめよう。
あたしなんかでも、きっとキレイに見えるようになるさっ!
まずは希望を持とう!そんでもって、自分に自信を回復じゃ〜!
めざせ!抱きたい女、ナンバーワン!・・・40代の部。

7月15日・日本は愛されたいの。
話題の教科書を読んでみました。
「新しい歴史教科書・市販本」扶桑社刊。
手にとった瞬間に・・重〜い!こんなの何冊も学校持っていけないよー!です。
年表や図録を別冊にするとか、本そのものをバインダー式には出来ないのかな。
持っただけでタメ息じゃ、勉強キライになっちゃうよー。

とにかく一日で読み終わりました。そんな分量ね。
30年前のと比べてみますと・・覚えてないんだけどさー、あんまり(笑)。
面白かった。気持ちが入ってて文章に感情を感じた。
でも、それっていいのかな?昔のって読んでも意味わかんなくて授業で教わった。
この本て疑問湧かないんだよね。説明うまくてさー。先生いらず。
ルビもふってあるし、年号は少ないし、これならテストも簡単そう・・。
あぁ、もうそーゆーテストはしないのか。イイクニツクロウ・・みたいな。

ウチは産経新聞なの。ほぼ毎日載ってるよ、教科書問題。
たしかに中国・韓国の歴史は細かく配慮されてるんだろうなぁ・・とは分かる。
言葉を選んでるもの。で、文句を言ってる国の教科書には何と載ってるの?日本
この本、私が教わったのと違う歴史があちこちにある。
認識、間違っていたらしい。だけど、昔のにも今のにも文句は言わないよ。
時代によって歴史も変わるんだなーって面白い。国なら、なおさらじゃん。

巻末の指導要領、目標の1が「(前略)我が国の歴史に対する愛情を深め、国民と
しての自覚を育てる」なんだよ。そのせいなのか、西洋に比べて我が国はこんなに
進んでいた、とか、なんでこんな行動をとっちまったかーの言い訳の記述が多い。
日本て素晴らしい!が目に余るのは、罪悪感に満ちた教科書で育ったからなの?

あとびっくりしたのが、教科書の真ん中くらいで、もう幕末なの。
この筆者、幕末〜明治維新もののファンに違いない(笑)
3学期に時間なくなって「あと読んどけー」だったはずの昭和も長いのよー。
バブルの崩壊、小渕さんまでもう歴史。今、この瞬間から終わったら、歴史。

大切なのは、各先生の教え方なんだろうなぁーと考えて、愕然とした。
中学の歴史の先生の顔も名前も思い出せないっ!
この本の内容も来週には忘れるぞ。たはーっ、今を生きようっと。くすん。

7月16日・超音波に、されるがまま。
みなさんに慰められながらも、ドン欲に美を求める女である。
新宿南口でエステお試し15000円券を当てたんだ。実行あるのみ!
・・ちゅーことで、やって来ましたエステサロン。
渋谷東急ハンズ向かいにある「もうちょっとの女」ってCMやってる店。
ちゃんとしたエステをしてもらうのは初体験。かなり緊張ー。

広いめの美容院って感じ。まず問診票に記入。
「あなたは女性としての自信がありますか?採点すると何点?」
0点から120点まで10点刻みにある。ううーん・・40点にマル。
「どのあたりを治せば100点になりますか?」係りの姉さんが聞いてくる。
夕食を毎日作るとか。あと子供作ってないんでー女としてはイマひとつかも。
何故か爆笑された。ウエストを10センチとか言えばよかったのか。エステだし。

さてロッカールームで着替え。フェイシャルを頼んだから下着はそのまま。
蛍光ピンクのラブリーなムームー調の施術着。スリッパも蛍光ピンク!
淡いピンク色のシーツに包まれる。まさに、あかり姫な私。(笑)
他人にメイクを落としてもらうのって不思議な感覚。ふわふわ〜。
で、スチーマー。何か塗って、放っとかれ、また塗って、放っとかれる。

次に説明タイム。拡大鏡で撮った肌の様子をモニターに映し出す。
「ほら、これが汚れです」あんた、さっきクレンジングしたんじゃないの?
「毛穴も開いてますねー」だって、スチームって毛穴開かせるもんだろー?
心の声は険悪だ。シミの出来る仕組みやターンオーバーの説明もされる。
そして、最新型マシーンの登場だ。超音波マッサージ!肌の奥まで届くんだと。
ピンポン玉くらいのものが顔をなぞっていくんだけど、痛くも痒くもない。
右だけやって鏡を渡される。「ねー、小顔になったでしょ〜〜!?」
・・ほっぺたですか?・・一応合わせる。他にないし、小さくなりそうな所。
左もやって、また何か塗られて、放っとかれる。

最後にデコルテ(肩)に何か塗って、マッサージ。やっと気持ちいい。
顔面は強くやっちゃいけないんだって。洗顔も泡で触れるか触れないかが良いと。
勉強にはなったな。ずっとオイリーだと思ってたら乾燥肌だって言われたしね。
たっぷり3時間。化粧品とかも売り付けられなかったよ〜。
でも、何も変わってない気がするのよー(泣)即、効果は無理なのかしら。
エステティシャンの姉さんに言われた「肌年齢若いです。このまま頑張ってね」
そぉっかぁ、じゃ、このままでいいのね。当然、会員にはならなかった。
美の冒険、はじめの一歩にして、ふりだしに戻れであった。
ちっ。

7月17日・頭蓋骨共鳴楽器、びょ〜ん。
それでは、ここでニュースです。
わたしもチラッと出ている映画の公開が決まりました!
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映画『Trumpi アントン・ブリューヒンの口琴新世界』 
東京・BOX東中野で公開決定!
スイス、サハ、東京。人生の道しるべ、口琴を携えたロードムービー、日本初公開。
★9月9日(日) 『Trumpi』先行上映口琴パーティー BOX東中野にて 
★10月20日(土)〜11月2日(金)『Trumpi』イヴニング上映 
 連日夜、豪華で楽しいメタジャンルな口琴ライブ開催します。乞うご期待。
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巻上公一氏のHPからの情報です。・・て、さっぱり??
えっとですね、これはアントン・ブリューヒンという口琴奏者を追ったドキュメンタリー。
スイスでは有名な人で、超絶技巧演奏だけでなくエレキ口琴の発明なんかもしています。
そのアントンさん、東京へ来たのは舞台に出る為だったんです。
「口琴と人形の音楽劇・ホムス 〜ぼくは頭をびょんびょんした」・・タイトル長っ!
ヒカシューの巻上公一作・演出・出演。他に、たまの知久寿焼、時々自動の朝比奈尚行、
日本口琴協会代表の直川礼緒、(敬称略)等、そうそうたる顔ぶれ。
そんななか、私は演出補をやらせていただいたんですねー。

アントンさんの近くには常に映画のスタッフがいて、フィルムを回し続けてた。
本番だけじゃありませんよー。稽古でも打ち上げでも遊びに行ってもです。
ふと気付くと、自分の顔の横にカメラがいたりするわけですよ。なんか緊張〜。
まぁ、それもすぐに慣れました。稽古スケジュールがタイトでかまってるヒマなし!
巻上さんの演出ってどんどん変わる。お昼から夜10時まで稽古した後、FAXでまとめを流す。
と、次の日にはもう修正が加わってる。超人だよ、巻上さん!湯河原在住なんだよ!
ご本人が出づっぱりだから「今のどう?」って聞かれる。意見も結構きいてくれました。
もう、知恵熱出そうだった。頭も身体もフル回転。すんごい勉強になったよ。
98年の1月にシアタートラムで上演されました。
週刊誌やテレビなどマスコミにも取り上げられたんで知ってる方もいらっしゃるかも・・。

映画には、舞台の様子の他に、スイス人が見た東京の面白さが満載です。
うん、私は完成披露試写会で見たんだー。自分が出ると恥ずかしくて下向くね(笑)
スイスの他に、オランダとか数カ国で上映されているらしいです。
そうそう、ロシアのサハを旅するところ良いよ〜。サハは国の楽器が口琴なんですよね。
え?口琴がわからない・・?しまった!それはそうかもしれない・・。
では、日本口琴協会のホームページで学習してください(笑)

打ち上げでアントンさんから、世界でひとつしかないオリジナルの口琴もらいました。
ペンタグラム、五角形の口琴。すごくいい音!宝物になってま〜す。びょ〜ん。

7月18日・亡霊に癒される。
たとえば、初めて訪れた場所なのに懐かしさをおぼえる海外の旅行先。
出会った日から秘密を共有している気がする、あの友達。
安心と期待に、静かに興奮する。誰も知らなくったって「私は好き」と確信する。

「室温〜夜の音楽〜」は、そんな芝居空間でした。
ケラさんがたまの唄をいっぱい入れて作ったホラーもの。
チラシ見た時から、ハズレ率ゼロ。即買い(笑)。
これから・・の方の為に、秘密は秘密にして、ちょっとバラすと・・、
登場人物が全員ねじくれてて、崖っぷちで悲鳴をあげて生きてる、悪い人。
たまは死んでる。素直に。・・その死んでるっぷりの存在感が圧倒的。
さすがにケラさんは、たまの「生かし方」を良く知ってる。(笑)

中嶋朋子や近藤芳正、役者さんの豊かな感情がありながらくいっと抑えた芝居がいい。
淡々と、ではない。感情のエネルギー圧で壊れそうな言葉を、空に置いてゆく。
コップより盛り上がった水がふるふる震えて、だから動けない台詞たち。
境界線上の人間は追い詰められ、不条理な笑いをリアルにつくり出す。
ああ、人間がいるなぁ・・。安心して心を開いて感動していいよね?
最近ありがちな演技しない演技ってのは、どうも手抜きしてるような気がしてた。
やっぱり「素」なんて演技者のする仕事じゃないよ。一周して、戻らなきゃ。

ずうーっと一緒にいたいけど、もう帰る時間です。
幸せな覚醒をありがとう。

同じ列に偶然、河野さんが座ってた。この前も駅で偶然だったな。
すごく痩せてた。「あたしは変わりな〜い」先に言われたから何も聞かなかった。
「んじゃ。また会えるよね?」電話番号は知らない。
「うん、またね」きっと会うと思った。

7月19日・白くまくん、飼い殺し。
冬眠する動物は多いが、夏眠する習性を持つ動物はいるのかなぁ?
ここんとこ、ひたすら眠い。気がつくと顔に敷物のアトが残ってたりする。
気を失うように、寝る。失ってるのか?部屋の中でも熱中症になるって聞く。

驚くなかれ、ウチのリビングのクーラーは、まだ一日しか稼動していないのだ!
先週、来客の為に入れようとしたら設定がまだ暖房だったのにゃ自分であきれた。
猛暑の夏に何故?・・うーん、猫が冷房キライなの。・・もあるな。
あたしも自然風派だし。三方向の窓全開にして、でろんでろんと倒れてる。
でもそうすっと、前から通行人、隣の独身寮、裏のアパートとモロ見えだ。
そのうち誰かが「奥さん大丈夫ですか?」って助け起こしてくれるかも・・。
・・出来れば、独身寮希望〜。ちなみに隣は「つばさ証券」の寮なの(笑)

寝室のクーラーは働き者だ。先生は寝る時、つけっぱなし。
寒がりの私はふとん被って震えることになる。(こんなCMあったよね)
今月あたまには、それが原因で体調を崩した。で、ドライで妥協してもらってる。
私の部屋のクーラーに至っては、15年の間に数回しか動いていない。
着物に着替える時にだけね。窓を閉めてると汗だくだもん。着物が傷むっしょ?

ほんの数年前まで地下鉄は暑いものだった。
山手線だって、窓の閉ってる車両選んでホーム走ったりしてなかったー?
ありがたさは遠のき、そのうち弱冷房車なんてのも登場した。ありがたい。

?・・ん・何を書きたかったんだっけ・・?頭がぼぉっとして先に進まない。
パソコンのある、この部屋にもクーラーはあれど使ってないからなぁ。もう眠い。
これから夏休みが始まる。うわー、これからだよ!
夏は休む。学校もそういってくれることだし、皆さん休みましょう。
ぐったり、ぐーすかぴー。果たしてこの眠りは健康的、なんでしょうかね?
それとも身体は涼しさを要求してんでしょうかねぇ?自分のことさえわからないわ。
ま、んなこたぁどうでもいいや。お昼寝したい〜。あ、ねむ。おやす・・

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(夏眠する動物、教えてもらいました)
ハイギョ、トカゲ、カタツムリ、ハリネズミ、そしてナマコ!
そそられるラインナップだなぁ。(笑)
素晴らしい詩じゃないこと?夏に眠るイキモノのラレツ。
みんな、失敗して永遠に眠ることを夢みて、夢を見てるのね。

7月20日・ながいはなし。
懐かしい人から数年ぶりに手紙をもらった。
人生の重大事に遭遇しているらしい。書いてあった新しい電話番号に繋ぐ。
ほんとうにツライと人は笑う。他人事のように昔話を語るように今を報告する。
洪水のように喋ってそれを流そうと試みる。整理されていくだけでも道は見える。
彼は、私より16才も年下だけど、立派な男だ。男としてどうすべきか判ってる。
頑張ろうとしてガンバってる。

・・急がなくてもいいよ。怪我してんのに歩かなくていいよ。
呼吸して。身体の正しいとこに息が届くように呼吸して。

このところ、日記には書けない事件の報告が相次いでいる。
思い当たる人もいるでしょ?けど、その件ばかりじゃないの。いろいろあんの。
人生の岐路にみんなして立ってる。私自身も例外ではないけれど・・。
相談はよくされる。10年位前までは、徹夜の人生相談を頻繁に受けていたから、
ウチの先生に「商売変えた方がいいんじゃない?」って言われてた。
そのうち自分がドツボって友達とハラ割れる状態じゃなくなって、距離も出来た。
他人のために考えてあげる時間。求めてる言葉と心の奥の真の迷いを見極める。
むずかしいよ。そんなもの職業にしたら私、ゴーマンな人間になりそうだ。

一年生になったら、友達100人できるかな?
100人に「死にたい」て言っちゃ駄目だぞ。