2003年2月。
2月3日・ ああ、冬の五反田。
TVCMの仕事が珍しく決まる。「声合わせ」ってのをするという。
へ〜、最近はそんなのするんだ。さすがはCM!
モノは「内閣府」(以前はなんだっけね〜?)お国のコマーシャルですな。
不法金融業者取り締まりキャンペーン。三匹の子ブタが狼に騙されるお話になってる。
絵コンテを見てアニメだと思ったら、人が入るぬいぐるみ芝居仕立て。
15"と30"。最後は「ポリンキー♪」にそっくりな歌が入るのです。

「どちらか三男を・・」ブタ3匹を天神さんとふたりキャスティングされてる。
「声質的に天神さんだと思いますが」あたしは素直に答える。
長男と次男は「ほんと〜?」「今度は合法じゃん!」のふたつしかセリフがない。
ふたりで息合わせて言うだけ。三男は解説セリフがちょっと大変そうだ。
いや、決してラクしようと思ったワケじゃございませんよ〜。
「日比野さんは後でナレーションもやってみてください」・・え?
あたしに決まったら、ナレーションで呼ばれてる平川くんはどうなるの?
・・どうやら、声合わせってのはそういうことらしい。

本番さながらの録音。ひと役づつ、10テイクくらい平気で録る。
CMは短い時間にこだわりが凝縮されてて、注文もささいなニュアンス。
零コンマ何秒の勝負なんだよね。は〜、難しいや。まだ、リハなのになぁ・・。
「では、来週の本番にも呼ぶかもしれませんので・・」!!
帰り際の言葉が胸を貫いた!「かも」ですって〜?決まりじゃなかったんだ!?
他人にオイシイ所を譲ってる場合じゃなかった。あたし、どうでもいい人じゃん。
手抜きしてたつもりはないけれど、心の奥でリハだと思ってたのも事実。
・・もう、呼ばれないなぁ・・。あぁ、後悔はいつも先には立たないのでありました。

2月4日・ すばらしき秘境探検・・?
3月に出演のライブ「コブラ」の顔合わせ。ドキドキ。会場に着くとふたりの男性が。
「キャプテん・パあニャです」「僕、スッパマイクロパンチョップ。スッパと呼んでネ」
すでに異世界。ナニ人だよ?・・でも、パニャさんとは初対面じゃないんだもんね。
「たけしの誰でもピカソ」とかも出てたし、雑誌で記事も見かける。結構、有名人。
さあ、続々と個性豊かな人々が集結だ。やっていけるのか、こんな中で!?

今回リーダーの「賃貸人格」が「では、挨拶がわりに一芸やってください」といえば、
美人の華代さんが「ピロピロ〜ヒョ〜ウ」とヘンな声でパフォーマンスご披露。
続くオビキくんは「ウィィィ〜」何種類ものホーメィをうなり、拍手喝采。
「僕は路上でキリンやってるんですが・・」恥ずかしそうにドイウロコさん。
能が本職の今井さんは「イヨォ〜!」高橋さんの辻説法は怖くて目を合わせらんない。
スゴイとこに来ちゃった!すっかり観客状態。お、面白すぎ〜〜。

番が来た。負けてはならじと翼くんの声とか叫んでみるも・・一同シーン。
そういうほうに興味も知識もない人々ばかり。やっぱり浮きまくりだ、あたし〜(泣)
ま、だからこそ楽しみなんだけどさ。いろんな刺激受けて、自分拡張しようぜ。
声優の仕事をしてるのは私だけ。そして表現活動をしてない唯一の人間でもある。
声のパフォーマンスという意味では、素人。完璧、他流試合だ。

「コブラ」のルール説明受けながら、みなさんとヴォイスを絡ませる。
求められているものがナンなのか、探り探り。まず価値観を知らなくてはならない。
だって、これが「音楽」なのかどうかさえ分からないんだもの。
みんなと同じ耳と目を持つ為に、与えられた時間はあと5回。
少しでも世界を知って、コブラの本来の楽しさを味わってみたいと思うのです。
うっしゃ〜!がんばんべ〜!

2月7日・ 痛くったって天使になるもん。
このところ、なんやら多忙を極めている。スケジュール帳はびっしり。
対人運がいいのか、やたらと飲み会も多く、家でのんびりな日は皆無さ。
いいのか?こんな不良主婦で。・・いいことにしておく。

で本日は、斉木さんが追っかけで行った韓国のおみやげをいただくために渋谷。
その後「ギャラリー・ルデコ」でグループ展やってる胡舟ヒフミに会いに行く。
やっと秋にゲリラ撮影した「ぴあ」の豪華フリーペーパーを手に入れたわ〜。
これが、カッコいいんだ!表紙は田辺誠一と野宮真貴。LP盤サイズ。
30才の人にだけ配られたそうだけど、お宝ゲットできた人、身近にいたのかしら?
クリクリの白いカツラで路上に座る自分。不思議な感じ〜〜。

胡舟ヒフミの作品は詩が添えられた写真。気品と情念が同居している。好きだ。
ギャラリー閉まった後の飲み会。集まったのは「スズナリ九龍城」のメンバーが多い。
絵を描くアート系。繊細すぎるゆえにトガッた精神。あたしにはかなり相性がいい。
中村彩ちゃんが背中のタトゥーを見せてくれた。天使の羽根。可愛い〜!
普段の街着で見せられる位置なのに、プールとかでは隠せるから便利なんだって。
電気メスで入れるのはすっごく痛い。人が彫るとそれほどでもない、と彩ちゃん。
でも、痛いよね?まぁ、それで一生消えないなら我慢する価値はあるかも。
痛かったのに、一年で消えちゃったら悲しいよねー。
いいなぁ〜、刺青。ちーっこいヤツからトライしてみようかなぁ〜。

写真家のセンセーと作品の前で。
今度、撮ってね。約束だよ〜ん。
ムリに洋服たくしあげててる彩ちゃんの背中。
これがその天使の羽根。キューピーちゃんはこの位置なんだそう。
色のグラデも鮮やか。可愛いでしょ〜?
2月8日・ 考えすぎないでおきましょう。
ヘロヘロQカンパニー「SYU-RA 仕留めて候」を観劇。
関智一座長以下、声優さんが多数出演。前進座に立ち見が出る盛況ぶりである。
とはいえ、あたしは美術のジャンジャック十蔵さんに会いに来てるだけだったりする。
いや〜、みなさんお忙しいのに、こんな稽古大変そうな舞台、よくやるなぁ。
立ち回りも派手な時代劇。赤星昇一郎氏のツボを心得た芝居、勉強になった〜。
・・って、勉強したとこで使い道はないですが・・。

ラストが近くなるにつれ、展開がわかんなくなり、セリフが言い訳に聞こえてきた。
すっきりしないなぁ〜と思ったら、第6稿まで台本の書き換えがあったそうだ。
やってるうちに役が堀下がっちゃう事って、よくあるんだよね。
でも、それぞれが自己主張してくると芝居自体のまとまりがなくなる。
多少強引でも、観客にラストのエクスタシーを与える方向で作って欲しかったな。
毎日稽古してると、引きで見えなくなるんだけどね〜〜。
声優さんたちがやる芝居の中では、かなり面白かったです。

偶然、見に来ていた脚本家の園田英樹さんと会う。いつも偶然会う人だ。
お互いデビューしたての頃、某番組のパーティーで会い「絶対、生き残ろうね」と
話が合い、その後「翼」で再会し、引退作品になった「ロビンJr.」は園田さんが
シリーズ構成やってた、偶然だけど。いや、仕事じゃなくて、とにかく街中とか
お芝居見に行った先とかで、よく会っちゃうのよ。本屋で立ち読みしてたら・・とか。
運命の人なのかしら・・?神様が何か仕掛けてくれてるのかもしれないわね〜。
なんて思いつつ、連絡取る事もなく、知り合いの域を出ぬまま20年・・なのだった。
そういう関係も、ちょっと楽しいよね。・・次の偶然は、いつだろうなぁ〜?

2月10日・ 音程なんて関係ないっしょ。
ぎりぎりまで連絡が来ないので、てっきり流れたと思ったCM、やれました〜。
「内閣府」のです。人形劇にしたらセリフの秒数が少し変わってしまうんですね。
で、狼さんの早口セリフが聞き取れない位になっちゃって、これ以上は無理だろうって
早回しにして使用することに。そういう技術はすごく進んでる。機械が合わせてくれる。
オンチな歌手でも大丈夫。音程だって機械にお任せでいいんだもん。
そうなると、その人にしかやれないものって何かしら?大切が変化してるね。

今回は歌も歌いました。「違法〜な金融業者にご用心♪ジャン」
雰囲気はポリンキーの「教えてあげないよ♪ジャン」とほぼ同じです(笑)
TVと街頭大型ビジョン、全国の映画館80館(数微妙〜)などで流れるそうです。
1回くらいは見てみたいね。

2月11日・ 白無垢と角隠し。
35才の友人が42才の男と結婚式をあげた。
挨拶には「ご両親もさぞ、安心なさったことでしょう」が決まり文句で入る式。
4女の箱入り娘は、就職経験がなく、付き合った男は見合いの相手だけ。
付き合ったといっても手をつないだ・・が精一杯という天然記念物指定の女である。
そして、ダンナさまからのアタックに狂喜乱舞のご一家というわけだ。

式に出て驚いたのは友達の少なさだった。8人用テーブルに6人だけ。
新郎側は3テーブル囲んで同僚や友人が賑々しい。趣味のスキー仲間だろうか。
こちらは私たちコンサート仲間3人と、15年前に米旅行で知り合ったいう和歌山から
わざわざ出てきた2人、それに高校の同級生がひとり。正直、え?なんで?って感じ。
おいおい、私たちだってそれほど親しい友人とは思ってなかったぞ。

べつに、暗い性格でも嫌なやつでもない。ふつう。そう、これが彼女のふつう。
家族に守られ、何不自由なく満たされていた証拠です。ハングリーの対極。
悩み打ち明けあって親友になったりする為には、まず悩みが必要なのよね。
自分と世界の区別が曖昧なほど、精神的には幼児のままを許されてきた。
世界や他人に興味も欲もなく、与えられた事や人と関係を続けきただけ・・。
なんて幸せな!・・でも、そういう生き方って、どうよ?
自らの意思で選択し生きる自由、この時代この国に生まれた者が持つ特権じゃん。

ご家族をはじめ、近所の方にまで「これからも連れ出してやってくださいね」と
頼まれた。そういえば彼女の方から誘いが来る事ってあんまりなかったなぁ。
周囲の心配をヨソに、本人は最高の笑顔を見せていた。
これからダンナ様が多くの幸せをくれると、何の疑いも抱かず信じている。
「結婚が夢だったかもしれないけどさ〜、結婚は現実だから」
友人代表の独身女たちは、ちょっとタメイキついたりしてた。

シフォンが6段になってる茄子紺色の
ドレスを着ました〜。
お直しで肩紐5センチも切られたわ。
どうせ、痩せすぎ胸なしですよぉ〜(泣)
2月14日・ 男8人、チョコ物語。
バレンタインの趣旨が毎年チョコっと変化している。
銀座プランタンじゃイケメン男が売り子やってて「どうぞ」笑顔で試食のススメ。
女で良かった〜!なんて、みんなチョコ買う自分が大好きだからさ〜(笑)
限定モノあげちゃえるアタシってスゴイ!・・みたいなね。
ん〜、かく言うあたしも、期間限定ベルギー空輸日本初上陸とか買ってみたさ。
売場の混雑は戦場並み。年に一度の高揚感。祭じゃ祭じゃ〜!
好きなあの人に、そっと告白・・そんなのデパート商戦にかかれば、大昔の伝説。

さ〜て、チョコでも渡すか。三木くんと子安くんと森川くんと飛田くんと・・。
なんとまぁ、バレンタインのお仕事はボーイズラブのCDドラマ。
男8人vs女ひとり!屈指の人気声優の皆様ですから山ほど届くんでしょうけど、
さすがに14日当日だ、義理は果たさねばなるまい。いろいろ入ったの1箱でいいや。
机に広げてたら「出版社から差し入れで〜す」ひとり1箱立派な生チョコが配られた。
うわ〜差がついた〜!しかも戴いてしまった〜!まさに義理チョコ。
大切に持って帰って、そのままアシスタントさんにたらい回しにしました〜(笑)

お仕事は「龍王の花嫁」という小説のドラマ化。美形と美形が絡み合う定番。
あんなとこにメロンとか入れちゃう。ぎゃははは。切ったやつだよ。
あたしの役は辻占いの老婆。しかし実は老婆じゃなくて・・という謎の人物。
次回、会いに行く話になってて、原作者以外まだ誰も正体がわかっていない。
「婆さんぽくなくやっといてください」え〜?ヘタで婆さん出来ないみたいに聞こえない?
婆さんでもあり、婦人でもあり、微妙なセンを計算して狙ってみる。
最近、こういうワケありな役が来る。演技力を求められてるようで、かなり嬉しい。

2月16日・ ばんざ〜い!
時間が出来た。う、うれしい〜。
ゆっくり風呂に入れた。だぁ〜・・自由満喫。
先月からこっち、雑用に追われ時間に追われ、きつきつでした。
分刻みに自分拘束。ぎりぎりクリアしていく毎日に身体が悲鳴〜。
異常出血にビビッたりしつつ、ダッシュするしかなかったさ。

毎日8時間とか働いてる人はどうやって時間作ってるんだろう〜?
あたし、なんでこんなに時間の使い方がヘタなんだろう〜?
だって全然ヒマなはずなのに、テレビ見る時間すら作れないでいるの。
はぁ〜。いちにち予定がないってことで、これだけ幸せに感じるなんて・・!
なんかどっか、間違っているのかなぁ・・?

・・猫が2匹、ヒザに乗ったまま、動こうとしない。寝息・・うたたね。

2月18日・ 瞬間クレバー。
朝から会社の経理会議、その後「ハンター」のアテレコに行く。
昨日、急にスタジオが変更になった。等々力に。神様が仕組んだのか?
なぜって、アテレコ終了後駆け込む予定の「コブラ」のリハは二子玉川。
駅ふたつ。いつものスタジオに比べたら1時間は早く着ける場所である。
今日のリハには、親分・巻上氏がいらっしゃるのだ。1分でも早く着きたい。
その気持ちをきっと神様がわかってくださったのだな。ふふ。

コンコン、ガチャ。緊張感。あ、みんなビビってる。巻上さん怖いもんね。
先週のリハの後、あたしは泣きそうに落ち込んでた。
このチームとうまくやってく自信を失くした。疎外感バリバリ。
結構長く人生やってるから、モノ作りに必要な過程であると承知している。
個性の強い人たちの間で自己主張して立場保ってくのは容易なことではない。
完全平和主義者だからさ〜、長いモノには巻かれる心構えなんだけど・・、
長いモノが納得出来なかったりするとやっぱり心がキシんで来るわけですわよ。

巻上さんは遅れて来た私を、どんどん指名した。
以前、演出助手した関係で気心知れてるからだろうな。実はちょっと人見知り?
懐かしいこの感じ。意思が伝わる心地よさ。即興はコミュニケーションだからね。
求められてる音のやりとりに素直に乗れた。そうそうコレがやりたかったのよ!
相変わらずルールはさっぱり。でも、音を楽しむっていう基本が確認出来た感じ。
まぁ、巻上大先生の手のひらに乗っただけなんですけど・・。

表現なんてエラそうな考えは捨て、瞬間その場を楽しもう。
なんたって「にぎやかし」。自分が浮かれられれば、いいじゃないか。ね〜。
神様は、そういいたかったのに違いない。ということにしておいた(笑)

2月21日・ 赤い襦袢。
今度のライブにも出演する御手洗花女こと愛ちゃんのバンド「母檸檬」。
相方の水子ちゃんと作る世界は、写真を見ていただければ説明不要。
硝子瓶入りのウ○コ配ったり、らんちゅうの玩具撫でながら歌ったりする。
襦袢はだけてる踊り狂う様。意外に醒めた空気感なのは何故だろうね?

それはきっと、ライブがふたりにとって非日常な特殊空間じゃないからだろうな。
だって毎日普通〜に着物だし、女優メイクして遊んでるもん。
生活していくうえの価値観が社会に流されてない。自分のまんまに楽しんでる。
そこに辿り着くまでに葛藤とかあったのかなぁ?今も軋轢あんのかなぁ?
他人の目なんて全然気にしてない。飄々と昼間っからアングラ。
そういう人たちって決まって顔がキレイなの。美しいから大好きなの。

対バンのロックバンドの女の子も脱いでたよ。
真っ赤な下着だった。やっぱり女の官能といえば
和洋問わず真っ赤なのでしょうか・・?
2月22日・ 全身、耳になる。
ゴスペラーズのコンサートはお芝居でした。
会場もシアターアプル、キャパも中くらいの芝居小屋。
楽器は使わず、アカペラ!声だけでコンサートしちゃうなんて、すっごい無謀〜!
前半は歌を入れたお芝居、そして5人の声だけで歌を聴かせる後半が圧巻。

考えてもごらんなさいませ、演奏なしよ。歌ってない時間がないのよ。
リズムも含め、全部を自分たちの中から作り上げていかなきゃならない。
しかもハーモニーだから、常に5人が合ってなくちゃいけないの。
観客もウカツに盛り上げて声出せない。ファンは大人でしたよ〜。
音響さんや舞台裏も大変だろうな。ふつうのコンサートと違う神経いっぱい使ってそう。

会場中が心地良い緊張感に包まれてた。
どんどんノッていくライブもいいけど、ひりひりしたナマな感じは他にないね。
声しかないからこそ、声の存在感は際立って、歌はすっくと姿勢良く立っていた。
自然体でトークも面白くて、こんなのやっちゃうゴスぺラーズ。感心しまくりでした。

終演後にちょっとだけお喋り。
メンバーみんなが「ホームページ読んだよ〜」・・え〜?そうなの〜?
ツアーが終わって時間が取れたら、フットサル再戦を約束!絶対リベンジしちゃる!
だけどゴスペラーズ、きっと体力とチームワークは増してるに違いないね。

2月26日・ 教えてもらう料金。
このところ、毎週水曜の夜は声優学校の先生だ。
2時間、20数人の生徒。ひとりひとり違う個性、違う能力。・・無理がある。
けれど全員が、なれる可能性を持っていて、なろうと頑張っている。
授業が終わっても、取り囲まれて質問攻めにあう。真剣なんだ。
だから先生は伝えようと魂込める。神経が高ぶって眠れなくなるほどに・・。
1対多。毎回ボロボロに疲れるけれど、こういう仕事なんだと思う。

卒業も近い。今日は個々のサンプルテープ録音をする。
若い子たちは突然伸びる。びっくりさせてくれる子が何人もいた。
たまたま出会っただけだけど、みんなが夢を叶えて欲しいと情が湧く。
きっと指導者のプロは金パチ先生してたらやっていけないんだろうな。
声優もまた職業である。夢見ていてはやっていけない。

10年後、この子たちはどう生きてるんだろう・・?
あたしに責任は、どこまであるんだろう・・?