2002.8.1〜
8月1日・ 坊主頭のメガネザル。
新しい役には、いつも緊張する。今回は大役だ。
夏バテも手伝って、昨日の夜から何も食べられない。
ゼリー飲料とリポDだけ無理に飲み込んだら、吐き気が・・うう〜。
でも、ちゃんとやらねばっ!・・て、また緊張する。

秋の新番組「ハングリーハート」先生がチャンピオンで連載してる漫画だ。
アニメの原作をやってくれませんか?と話があって始まった企画。
少なからず協力者でもあり、何かの役で参加させてもらえるだろうな〜とは
思っていた。しかも、録音監督は所属事務所アクアライトの社長だ。
それで、タイガ・ハンター・ビジーバスと関わりの深い日本アニメ制作だよ。
コネ使ったちゅーより、気ぃ遣って貰ったキャスティングである。
いや、希望を聞いてくれるなら、あこがれのお姉さまとか演りたかったっス。

森一人くんは高校生。声変わりはしなくていいのか〜?
ドラマを動かす重要な役(最初だけ)、長ゼリフも多いし芝居も難しい。
なのに、別のダブりキャラは2つもあるんだよ〜。無理だよ〜。
美紀役の加藤夏希ちゃんは17才のアイドル。ポカリのCMとか出てるんだって。
小さい声でナチュラル〜なお芝居。おばさんにどう対抗せよとおっしゃる?
絶対浮くじゃん。でも作るしかないじゃん。泣きそうだけど演じるしかない。

先生は言っていた、森くんのモデルはもりしゃんだと・・。(性格ね)
そのもりしゃんは郷原役。漫画の郷原(?)はPRIDEシャツを着ている。
そう、モデルは(顔だけね)はまちゃんなのだった。ややこしい裏話だなぁ。
はまちゃんは第1話ではアナウンサー役、今後は佐古キャプテン役らしい。
ちなみに、主人公・恭介役は鳥海浩輔くんだ。

全然、ダメも注文もないままアテレコ終了〜。
自分的には課題山積み。第2話はも〜っと大変。はぁ・・。
森くんを、けなげで可愛い愛されるキャラにしてあげなくちゃ!
まだまだ先は長い。成長を見守ってくださいまし。がんばんべ〜!

8月4日・ 変身願望。
この夏、わたくしはマダム〜であります。
ノースリーブワンピにサングラス、華奢なミュールでキメているのさ。
すっかりリゾートマダムでございましょ?オホホホ。
これが大冒険なんだなぁ〜。憧れ且つ、食わず嫌いな苦手克服。
あたしィ〜お嬢様だからァ〜肩を見せるのに抵抗あったりしてたワケ〜、
冬でも大胆ノースリーブな友達の色っぽさにも負け感あったしィ〜、
それで、この夏の目標〜!ノースリーブ着てやる〜!にいたしました。
暑さにも後押しされ、目標達成!ありがとう、猛暑!

サングラスは似合いません。笑いのネタにされるほどです・・。
ところがある情報番組で言っていたの。
「目が眩しいと感じるだけで、お肌にシミが出来ます」・・ええ〜?
そりゃ困る。慌ててサングラスを手に取りましてよ。
普通のだと逆に恥ずかしいから(謎)マダム〜な型をチョイス。
我ながらギリギリですわ。何狙いのキャラ?って感じ。
しかし日差し激しき折、毎日してりゃ慣れっこさ。ありがとう猛暑!

そしてまた、女度満点なミュール。
昔は痛かった〜。歩くモンじゃなかった〜。階段で飛ばした〜。
これがですね、ここ数年の爆発的需要で進化しているのでございましてよ。
しかもお安く大量に出回っていて、探せばいいのに当たるって気づきましたの。
可愛いな〜。電車とかでちょっとハズして脱いでても許されなくって?
これが、スニーカー脱いでたら、ムレた臭いがしそうで幻滅でしょう〜?

髪はひっつめ。後れ毛が肌にくっつくのがヤで、縛って丸めてギュウ〜〜。
とにかく異常な酷暑に順応してたら、姿まで変化しちゃった。
これで年相応に見てもらえるかしら?この勢いで少し冒険続けましょう。
自分だけの意識で自分を縛ってること、けっこうあるんだよね。
簡単意識改革。暑さからの必然?・・ありがとう猛暑!

8月6日・ 音故知新。
水道局の検査で漏水が発見されました。
1階のトイレ。中の器具を取り替えるまで使用禁止にされました。
ええー!?この状態で、もう十年位使ってたんですけどぉ〜・・。
もしかして、ものすごく水道代ムダに払っていたのかしら?
漏水の検査って「音」で調べるのね。「このへんかなぁ・・」って人間の耳で。
ヘッドフォンして水道管から音を拾う。不思議な専門職があるものです。

「魔法の黄色い靴」ってミュージカルをLINDAさんと観た。
どっかで聞いたタイトル・・そう、あのチューリップの名曲です。
本物のチューリップが最後に2曲演奏。「心の旅」好きだったなぁ〜。
観客もファンが多く、お芝居の時より断然テンションが高い。
歌のチカラってなんだろう?歌の上手さは役者さんたちが上なんだけど、
「ウマイね〜」以上のものはない。心に入って来る歌には別のチカラがある。
発声、音程の正しさ、音量、滑舌・・完璧なのって居心地が悪いな。
こっちが入っていく隙間がないや。

楽屋で主演の山本耕史くんに「岬くん!って言ってください」と頼まれる。
だ〜、LINDAさん〜!そういう紹介して喜ばんといて〜。
しかし芸能人に弱いので、やる。あああ。今はピントくんなのに〜。
あれ?「岬くん!」っていうのが翼のキメ文句なんだろうか・・?
とーっても普通の言葉じゃん。そんなアニメキャラあったっけ?
「ボク、ドラえもん」「ルパ〜ン三世」名前名乗っててわかりやすっ。
それに特徴があるからモノマネもしやすい。翼のマネなんて難しいんだろうな。
「岬くん!」うわ〜似てな〜い!・・自分でも驚いた(笑)

8月8日・ 最前列の脇役。
チケット完売だそうで、まことにめでたい。
んで、関係者はゲネプロを・・との御連絡。
「ハンター×ハンターミュージカル」見せていただきました〜。
ごっつ多かったです、関係者。興味津々?タダだから?
とにかく注目を集めているってことは、間違いなさそう。

え〜と、ネタバレはまずいっちゅーことで、内容は内緒。(笑)
サービス満点、ファンは大喜びでしょう、おそらく。聴こえます、嬌声が。
こういう方向はアリな気がしますわ。お客様は神さまだもの。
お芝居なんて全然見ない子供たちが神さまだもの。ねー。
「カッコ良かった〜」「歌うまかった〜」「動いてた〜」・・楽しいねぇ。
暑い中、何時間も前から並んでる子供たちには、良き思い出となるでしょう。

半端な関係者のくせに、長〜い時間楽屋に滞在。御祓いまで見ちゃった。
演出の平光さんから内輪話いっぱい聞いて、いろんな人に挨拶とかして・・
それは、もりしゃんやLINDAさんと一緒だったからで、私はオマケなだけ。
なんだかとっても場違い感。所在無いなぁ。

大樹っちゃんがパニッシュのオーディション合格を嬉しそうに報告してきた。
今後の展開が楽しみな内容だわ。パニの勢いは止まらない。うん。
もりしゃんは「最近つまんないんですよね〜」とか言いながら、ちゃ〜んと
次の展開を考えてて夢語る。憂いたり、嬉々としたり、考え込んだり・・。
百面相な顔をながめてた。ここにいて話を聞いてあげるだけでいいのよね?
きょうはそんな日。少し引いた場所からキラキラしたもの見ていた日でした。

8月13日・ 奥さまの顔。
おしゃれメガネを購入〜。
機能重視でピンク色の形状記憶合金製をずーっと使っているんだけど、
外にしていくにはど〜よ?なデザイン。で、ある日発見!ひとめぼれ。
飴色、ラベンダー、薄茶色の3色に塗り分けられたセルフレーム。
耳にかけるとこも凝ってるデザイン。こおろぎの足みたいな感じ(笑)
松雪泰子プロデュースなんだそうだ。ほ〜ら、おしゃれっぽいでしょう?
ま、この際、似合うとか似合わないとかは気にしないことにしよう。はは。

早速、かけてみた。なんて言われるかなぁ〜・・?ドキドキ。
・・・・・だ〜〜!言うまで、気づかれなかった〜〜!(泣)

8月15日・ お前、誰だよ!?
「ハングリーハート」2話収録。
毎日の労働で全身筋肉痛〜。肩、腰、お尻、足にサロンパス。
疲労の極致で全編セリフの大仕事に、ついに日比野さん壊れました〜〜。
本番中、口に出る心の声。意味不明のリアクション。うわ〜、自分にビックリ!
ミョ〜なハイテンションで、ディレクターさんに突っ込んでみたりする。
こんなのあたしじゃないわ〜〜。とか思いつつ、もう止まらない。
集中力スッカラカンで、長ゼリフの口パクが全然合わない。でも平気〜。
・・て、なんで平気なんだよ〜?

燃え尽きる前のロウソクは大きく燃え盛る・・。
ストン。玄関で突っ伏して倒れる。
・・終わった・・。

8月16日・ 格好の遊び場。
着実にダンボールに占拠されていく部屋。なんか快感。
いる、いらないの基準が、疲労度によってど〜でもよくなる。
とにかく詰めまくる。向こうに運んでから、ゆっくり考えて捨てればいいや。
引越しって、結局みんな、そうなるらしい(笑)

猫たちがダンボールに入る、削る、登って遊ぶ。
ええい!うるさ〜い!・・猫の手はけっして借りてはいけない。

先生はまだ、ひと箱も荷造りしていない。
しないつもりか?・・うう、ありえる。

8月17日・ 優先順位。
「明日はどうしてますか〜?」・・「ず〜っと切羽詰ってますっ!!」
んなこと言えるわけがありませんや。もりしゃんからのお誘いですもん。
なことで、デートデート。東京スタジアムでサッカー観戦さ。
おいおい、ジュビロの優勝かかった日に、グランパスの応援ですか〜?
ふ。いいの、命の洗濯だから。もりしゃんの癒し効果はバツグンなの!

グランパスサポーターのド真ん中。前も後ろもまっかっか。
ず〜〜っと立ちっぱなしで歌いっぱなし。く〜、熱いぜ。
応援の甲斐あって、後半ロスタイム直前、逆転ゴールが決まるっ!!
きゃ〜!これ以上ない展開。盛り上がる盛り上がる真っ赤な人たち!
もりしゃんも満足でございましょう。良かった良かった。

ジュビロも高原がまた決めて優勝〜!
インタビュー受けるゴンちゃんがめっちゃ面白い。
あ、そういえば明日はLINDAさんの誕生日だわ。

8月18日・ 上って何処?
西川たけしプロデュース「CROSSROAD」@中野ポケット。
にっしーの作・演出作品。当然、本人が色濃く反映される。
自分を出して表現にしていくには、覚悟とエネルギーがいる。役者だけと大違い。
にっしーの言いたいことは、とてもよく分かる。分かるから「うう〜ん」と唸る。
考えさせてくれるってのは、意味のある作品だってことだ。

夢を叶えるための無茶は、若さと情熱があれば許されるってモンじゃないだろう。
「それしか手段がなかったんです!」自分に甘いなぁ。他人に甘えてるなぁ。
お金に困れば働かなくても遺産が転がり込むし、全員それなりにウマくいくお話。
最後は「仲間がいるよ、ひとりじゃないよ」・・自分で頑張ってはどうだろう?
きっとにっしーは恵まれた人なんだろうな。ふつう、世の中そんなに甘くはない。
申請以上の火薬を使ったUSJの言い訳を思い出す。

「素晴しいショーを見せて、認められたい!」劇中のショーダンス。
成功が約束された台本の中で気持ち良さそうにライトを浴びる役者たち。
ここはキミ達の夢を叶える場所なの?・・うう〜そういうのもアリなのだろうか。
小劇場演劇の文化は芸術でなくたって全然いいんだし・・。
将来、にっしーが羽賀健二にならぬよう余計な心配をするおばさんであった(笑)

8月19日・ 壮絶!引越し大会。
がははは〜台風で〜す!お引越しで〜す!
日頃の行いでしょうか?素晴しいお天気になりました〜(自虐)
朝9時に来る約束の業者さんは30分前に着き、追い込み計画は頓挫、ガンガン勝手に
運び出すお兄さん三人に、完全主義のあたしはもはやパニック状態。
そろそろかと先生が仕事場から帰ってくる頃には、ウチにも嵐が吹き荒れていた。
引越し先へと車を出したのが、9時15分!は、早っ!

一箱満杯にすると運べないからと気遣ったダンボールを2個軽がると運ばれた。
4箱も積み上げられた。もう絶対下ろせない。・・呆然と部屋が埋まるのを見てた。
終わった。・・雨なのか汗なのか、廊下の水滴に臭いだけを残し、男たちは去った。
はぁ〜、あまりのモーレツ仕事ぶりに顔も見なかったわ。
引越しのプロ、おそるべし!

台風も一緒に去ってしまったようだ。
さて、これからが後半戦。ダンボールと格闘はまだまだ続く・・。
締め切りないもんな〜。半年くらいはかかるかなぁ〜。ふぅぅ。

8月20日・ ワタシわかる必要ないね。
「俺、フェイタンのことはよくわかんないのよ」
録音監督さまに言われちまった・・。そ、そう言われましてもね〜。
「ハンター×ハンター」ドラマCDを収録。出演者は幻影旅団のみ。
わかっちゃいるけど、ゴンやクラピカの席は空けて座るみんなである。
旅団全員集合ってあったっけ?なんだか不思議な感じだわ〜。

CDドラマはギャグ満載のパロディーだ。
暗〜い怖〜い人たちで果たして成り立つのか?どこまで崩していいものやら・・。
お互いが探り合ううち、ウボォーさん全開で勢いがつき、ノブナガさんが乗っかる。
しかし調子に乗りすぎると「キャラが違う」とダメが出る。
絵がないぶん、的確なキャラ声が必要とされるんだな〜。

フェイタン主役のブロックもある。相変わらず「っ」抜きの台本だ。めげる。
スタッフからの要望で「っ」を毎回入れているのに、オンエア見てないのかなぁ。
「中国なまりの「っ」がないところが好きです」な〜んてファンレターも来るさ。
しかし私は、自分の育てたフェイタンをやるしかないじゃないか!
で、いろんな注文出しまくってた監督さんから冒頭の言葉が投げられたのだった。
どういう意味だよぉ〜〜。考えると泣きそうになる。柳に風と笑って返す。

収録後、みんなで酒を飲んだ。
団長のラストのセリフ「東か・・」に合わせ「東方見聞録」って居酒屋で(笑)。
そういや、役者だけで飲むのって初めてだなぁ。気遣う必要ないから気楽〜。
それぞれの「へぇ〜」な面も見え隠れ。あたしもちょっと酔っ払う。

8月22日・ 忙しい時は忙しい。
前、住んでた家の方に泊まる。ここは先生の仕事場としてそのまま残すのだ。
実はまだ猫たちは引越ししてない。寂しかったのか、甘える甘える。
まだ二日なのに、置いてけぼりを察知してんのかもしれない。さすが動物。
掃除、片付けして、午前中は会計士さんとの会議。大切な領収書紛失してた。
引越し先に行っちゃたんだろうな。心当たりなし。ううう。

慌ててマンションに帰り、お弁当を食べて、慌てて仕事に出掛ける。
「ハングリー」の3話め。今回からサッカー部員が揃う。知らない人いっぱいだ。
顔と役名が一致してないため、どのマイクが空くのかウロウロしちゃう。
「タックルしてんの誰?」試合のアドリブも何度も確認。
吉朗くんは、またハゲで関西弁の役だ。いいな〜、わかりやすくて〜(笑)

慌てて帰宅。明日の「翼」のビデオをチェック。
「ハングリー」は完全色付き画面だが「翼」はたま〜に色がある程度の作画。
前日にビデオが上がる。宿題が渡される。神南スタジオさんは親切なのよね。
すっかり疲れた一日、風呂あがりにビール片手でリハーサル。
・・ウトウト夢の国へ向かう。無音の画面を見続けるのよ〜。マブタ降参〜。
これですわ〜。コレ。
おしゃれデザインにして
この分厚いレンズはなんだ!?

庭に住みついてる猫一家。
ご飯を出せばゾロゾロ集まってまいります。
残念ながらこの子たちは連れていけない。
達者で暮らせよ〜〜。
8月24日・ 夢から醒めたら夢。
記憶喪失です!欠損とか障害とかいうらしいんですが・・。
打ち所が悪かったってやつです。自分の年齢もわからなくなってしまいました。
フットサル、ゴールキーパーのチョコボくん、試合中に後頭部打撲!
自分で立って、その後もプレイを続けてた。皆がその異常に気づいたのは・・
「あれ?・・ボク、気失ってました?」同じ質問を繰り返し、繰り返す。
で、「ボク、自転車でここまで来たんでしたっけ?」・・お〜い!マジっすか?
何も覚えてないっていう。「今起きたって感じなんすよね〜、気失ってました?」

すでに夜10時半。救急外来に駆け込み、CTスキャンなどの検査をする。
「記憶は3日くらいで戻ると思いますが、今日はひとりにしないでください」
仕事場に連れて行くことにした。どのみち自宅の場所すら曖昧で帰れやしないし。
新たに記憶をすることが出来ないらしく、今の瞬間だけに生きている。
だから、同じ質問を全く同じ調子でしつづける。その度、同じ答を返すしかない。
出身校はいえるけど、昨日は白紙。10分前にいた病院をもう忘れてしまってる。

もし、このままだったら・・?
でもチョコボには不安を考える「時間」が存在しない。
日常の顔のまま、完璧に壊れてる。
真夜中のファミレスで状況把握に戸惑いながら、彼の今と付き合い続ける。
・・来るよね?明日。・・こんなのって、信じられない!

8月25日・ ゆがんでる。
大変な時には忙しくなるって法則に従って?CDドラマの仕事に行く。
「神無ノ鳥」、18禁男子同性愛ゲームが元。けど、人気声優さんがいっぱい。
そういうのやってるのか〜。で、そういうゲームを購入するのは誰なんだろう?
今回のCDはエッチなシーンは全然ない。で、それは売れるのか?
もう、さっぱりわからないわ〜。
写真やらインタビューの取材もあった。ああ、なんだか馴染めない。

終わってから、誘われるままにみなさんと御飯する。
瞳キラキラで見つめる可愛い声優さん。な〜んか別人種って感じ。
・・おばちゃん、ちょっと困る(笑)。

さて、チョコボは2001年に生きている。去年の記憶からが消失したらしい。
「W杯、終わっちゃったんですか〜〜?は〜〜?韓国がベスト4すか!?」
まるでタイムトラベラー。人間の脳ってーのは不思議な作りになってんだな。
少しづつだけど、覚えることが出来るようになって来た。
きっと治る。治ると思えれば、この反応はかなり笑える。
でも、チョコボは、やっと自分の異常さに気づいて不安になってきたところだ。

8月27日・ 家族愛。
母から電話。伯母さんが亡くなったそうだ。
ゆき伯母さんは4人姉妹の一番上で、以前からかなりボケがきていた。
母は末っ子。ショックで・・なら許せるんだが、相変わらずお金の話ばかりする。
ひとり暮らしの高齢者がワガママになるのは当然なんだろう・・。
でもな〜・・。なんでそういう考えしちゃうかなぁ・・。

一般的道徳観に苛まれながらも、やっぱりケンカしてしまう。
弟の一家からも一切の交流をキラれている母である。
あたしが面倒みてあげなかったら・・。うう〜、分かってはいるのにぃ〜。
世界で一番キライな人に思える。できれば関わり合いたくない。
これは身内の甘え?子供ゆえのねじれた愛情?
・・せめてそう思いたい。でなきゃ自分最低じゃん。

「今の言葉で母が自殺してしまったら、どうしよう・・」心配で眠れない。
自分が悪者になりたくないだけなんだ、あたしは・・。最悪の落ち込み。

8月30日・ 戸惑いの午後の惨事。
原宿で迷子になっちゃった!
「翼」の後、岸くんがブラァボのユニが欲しいっていうから買いに行った。
ブラァボのはSOPH.製。もう在庫がないらしい。じゃ、近いデザイン探そう。
渋谷のスポーツ店から原宿の「KAMO」へ。ブラジルのアウェイがそれっぽいね。
「どうせなら、SOPH.行こうか?お店ならあるかもしれないじゃん」

「KAMO」で聞くと「前の道を道沿い行くとある」と教えてくれた。
よ〜し!行くべ行くべ。・・ないなぁ〜。・・お弁当屋で再び道を聞いてみた。
地図まで書いて教えてくれた。が、微妙〜に違うような。てかヘタな地図だな〜。
曲がって曲がって・・あれ?ここは?・・だ〜!同じ場所に戻ってしまったよ!
すでに原宿というよりは千駄ヶ谷である。もう、かなり歩いた。
猛烈な残暑だし〜、ミュール履いてるし〜、顔もだんだんブタになる。

以前行った千駄ヶ谷「SOPH.」の事務所が近そうだ。記憶を頼りに探し当てた。
「お店、ちょっと遠いですよ〜」なんだと〜?道聞いたのと違うじゃん!
ここまで来たら冒険アドベンチャーゲームである。到達しないで帰れません。
細道を抜けて、マップを確認して、意地でも行くぞ!・・・発見!これだ〜〜!!
「SOPH.」は看板のない店でした。「KAMO」から近い場所でした。
でも、決して道沿いじゃありませんし、弁当屋の地図は間違いだらけ。
過去に自分がイイカゲンに道教えてしまった罪も、これで帳消しの気分です(笑)

「青いのは、もうありませんか?」オシャレな店員に聞いてみた。
「あ、新しいのになったんで、もうありません。入れ替えたんですよ、昨日」
昨日かよっ!・・・・悲しいオチだった。・・岸くんもボー然。足も棒。