2007年flower3月
インターネット法話

テレホン法話
0968-78-1333(毎月 1日、11日、21日更新)

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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 三月は春のお彼岸。太陽が真東から昇り真西に沈むと言う、今まで南にあった太陽が近ずき、寒さを離れ、生きる物に力を与え、昼と夜との長さが同じになると言う、偏らず同じく等しい状態を示してくれる自然の姿に心寄せる人間の喜びがあります。格差社会が酷くなっている現状にあって、弱きもの、力なきものに対する心構えを示す所に仏の世界があります。佛の世界を彼岸と言いますが、向かうべき世界、行動すべき方向を教えます。個人としても、社会としても、人間の持つべき心構えに変わりはありません。佛の心は大慈悲をイノチとします。大と言うのは一切普遍平等を表しますから、国境を越えています。そこには民族を超え性別を超え老少善悪を超えています。だから仏陀の声は「汝」と言う一声になって聞こえて参ります。彼岸は、南無阿弥陀仏の一声に凝集されています。一称南無佛皆已成仏道「イッショウナムブツカイイジョウブツドウ」一声のお念仏の中に仏道生活の全体が凝集されて共なる生活が開かれてまいります。