2006年flower12月
インターネット法話

テレホン法話
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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 2006年、平成18年も終わりの月を迎えましたが、例年に変わりなく人間世界の濁りの様相をいかんなく発揮された一年でしたね。末法五濁の世、その時こそ、弥陀の本願は樹立されるものと、親鸞さまは申されましたが、雑行を棄てて本願に帰せよの勧励は愈々強く呼びかけられるお声が響いてまいります。蓮如上人のお勧めは、年末のお礼には、信心を戴いて礼とせよとの仰せにて、例年お勤めする報恩講おとりこし法要には、聖人の仰せを直参して聴聞させていただく最後の月ですね。親鸞におきては、唯念仏して弥陀にたすけられまいらすべし、とよき人の仰せをかぶりて信ずるほかに別のしさいなきなり。親鸞めずらしき法をひろむるには非ず、仏説を頂き、仏説のまま、お伝えするばかりであって、凡夫自力の雑心は一切挟んでは居ない、仏心そのものであるから、お経の初めに「如是我聞」と始まっています。「如是」の言葉を「教行信証」の中で、善く信ずる相なり、と述べて善信と言う自分の名と合わせて本願力の確かさを確かめて行かれた90年の生涯は、如来と共に歩まれた、真の、凡夫に於ける仏道を顕かにして下さったのでありました。