2006年flower10月
インターネット法話

テレホン法話
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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 10月実りの秋ですね。今月の言葉に、実り深く心身に咲く六字華、と掲げましたが、炎天下に咲く百日紅の花を第一面に掲載致しましたが、国道を車で走りながら、毎日眺めて、有難う、ご苦労さん。と一心に咲いている花に、心の言葉を掛けながら花の声を聞かずにおれませんでしたね。実り咲く花と実。動物も植物も時を得て花を咲かせ実を結びます。花を咲かそうよ。と歌には歌っておりますが、身と心に咲かせる花はどんな花でしょう。身は存在を表わし、存在を見定めるのが心ですね。存在は体、毎日の日暮しを言います。身口意「シンクイ」の働きですね。身は60兆の細胞で出来ていると言われますが、細胞の一つ一つは共に互いに私を生かさんと全力を尽くして働いています。それに応えて全力を挙げてとなりますが、全力そのものは既に働き続けているものですから、私に与えられているのは、その働きの腰を折らない様に心を掛ける事が大事なんでしょうね。身の声を聞いて行く、お体をお大事に、とよく御挨拶に申しますが、一心に働いて居る身全体に心を掛けて、五臓六腑それぞれの声を聞き尋ねて行くところに、心の使命任務があります。心に響いて来る永遠の声、それはイノチの声とも言われる南無阿弥陀仏の声ですね。南無阿弥陀仏は一切の生命に働くイノチそのものの名を表わします。その名は欠ける事の無い善行と善心の完成した体の名ですから、名そのものが全功徳を表わし、名を称えれば、一切の功徳利益の中に生かされる事となって、如何なる炎天下にあっても輝く花を咲かせて生かされて行く事ができるんですね。