2006年flower9月
インターネット法話

テレホン法話
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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 9月お彼岸、時に残暑の厳しさの中、朝夕涼しさを感じ、彼岸の世界を頂く好季節、仏陀は、この季節を無駄にすなと、呼びかけていらっしゃいます。般若心経の最後に「ギャテイギャテイハラギャテイ」
と勧められる言葉は、「行け行け彼岸に行け、彼岸に向かって生きて行くんだよ」の言葉には仏陀の慈悲と智慧の大いなるお心が湛えられています。彼岸の世界は、仏陀の慈悲と智慧の根拠地。本願成就の世界です。本願と言えば、他力本願、人間の生活には必要の無いもの、かえって逆に、邪魔になる物の様に思っている人がありますが、全く検討違いも甚だしい無知の実態をさらけ出しているものですね。凡夫の無知の自力に対して、仏陀の智慧の他力を表わし、本願とは、世界の実相を見極めて、宇宙全体の生命体を歡喜に満ちた状態に安定せしめたいと言う願いであり、願いの諸相が一一に具体的に揚げられて、その実現の方法が完全に提示され述べられている経典を親鸞聖人は、「大無量壽経」是なり。と宣言して、此処に仏教があり、この教えこそ真実の宗教、「宗」と言うのは、生きる身の根拠を示し、その教えでありますから、聞く一つで、お彼岸の光を浴びた明るい真実の生活が今日の身に頂く事が出来るのであります。