2005年flower7月
インターネット法話

テレホン法話
0968-78-1052(毎月 1日、11日、21日更新)

いつでも どこでも だれでも 聞ける
 電話のお話3分間
このページからも どうぞお聞きください

熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 七月七日、七夕、空を見上げて、人は、永遠に変わりなき働きある事に思いを馳せて、イノチの故郷を思わずにおれなかったのでしょうか。遥か遠き古の彼方から人類は夜の空の星を眺めて、星が囁く声を読み取ろうとイノチの耳を傾けて聞き続けて来た旅であったと思われます。織姫と彦星の物語は、男女の愛の美しさと激しさと現実の厳しさを思い、その安らぎを求めて、互いに祈り合う哀れさを感じますね。 仏教では亡き人を思う、お盆の行事がありますが、仏陀釈尊の教えは、徹頭徹尾、人を離れてはありません。人は何処から生まれ、何処へ行く。先ず親の恩を教えます。それは一人一人親なくして生まれる事は出来ません。どんなに思い通りにならなかったにせよ、その思い其のものを思ってみる必要があります。お釈迦様の教えに、「月愛三昧」(ガツアイサンマイ)と言うのがあります。月の思いの静けさと優しさと明るさと強さが教えられています。太陽の光、お月様の光、光は智慧を表します。人間の理知と精神。苦楽をとうし明暗をとうし、一貫して願い続ける働きを弥陀の本願と、三千年の仏教の歴史が証明しています。親鸞聖人は、末法濁世の世となれば、弥陀の本願力なる念仏によらずば、人間の平安は取り戻せない。とお示しになりました。