2004年flower6月
インターネット法話

テレホン法話
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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 六月は衣替えの季節です。いつも年中着ている衣は、俺がと言う我慢の紋付きの衣ですね。その衣を、法華経に説かれる、如来の家に住み、如来の衣を被り、如来の座に座ると言う、環境の衣に変えさせて頂く事こそ、本当の衣替えと言うべきでしょうね。それは、聞法によって実現します。六月六日は清沢先生の御命日です。親鸞聖人の教えによって苦悶し迷乱する人生を、向かう所光明界ならしめる、自由にして常に正見の眼を保持し給う、如来のお働きとしての念仏をお示し下さいました。
 釈尊出世の本意は、唯念仏の一行を一切大衆にお勧めになる他にはありませんでした。御釈迦様の御父上が、私にも仏法を説いてくれ、と、頼まれたのにたいして、御父様、お念仏の他にありません。お念仏が命であり、お念仏こそ人間生活の基本であります。お念仏は、一切世界に満ち満ちている真のいのちの呼びかけです。その声に応える道理が、称えるお念仏になるのです。南無阿弥陀仏、と、お念仏申す所に、如来の本願力が働き、清浄真実の心身のエネルギーが充満し、親鸞聖人の教えを伝える、歎異抄のお言葉、念仏は無碍の一道なり、のお言葉どうり、一切の悪道を閉鎖し、真実世界への道を開いて、どこまでも一道を歩ませて下さる事を、お経には「昇道無究極」と、お示しになります。