2004年flower3月
インターネット法話

テレホン法話
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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春


 3月は春の御彼岸を迎えますね。今年の2月は例年に無く厳しい寒さが続きましたが、年齢のせいでしょうか、と言う言葉が、お年寄りの方の口から出ておりましたが、実際に例年よりも温度は低かったようですね。でも3月を迎えて春を感じさせて頂くこの頃ですが、お彼岸の心を頂く所に人間に生まれた所詮がありますね。親鸞聖人の御正信偈の中に「如来所以興出世 唯説弥陀本願海」と御うたいになりますが、世にある私達は、私達のためにお出ましになった釈迦牟尼如来の唯説と言われる、阿弥陀仏の御本願を聞かせて頂く所に、唯聞の一道がありますね。弥陀の本願は人のまず第一に認識しなければならない命の問題なんですね。
 真の命の認識を失った流転の人類の進むべき方向として、彼岸、彼の岸から来て、彼の世界の心と姿を明確にお示しになったのが、阿弥陀仏の御本願ですね。御本願は南無阿弥陀仏の六字の名号となって私達を護って下さってあります。それは阿弥陀仏と私達の結ばれた命の言葉なんですね。その国を、お彼岸と言い、人類最後に生きるべき世界である事がしらされますね。