2014年flower11月
インターネット法話


 十一月は御霜月と呼び御開山聖人と仰ぐ親鸞聖人の恩徳を讃嘆し、愈々そのみ教えに従ってこの尊い人生と示された教主世尊のみ教えに直入しなければならない時を迎えたと言はなければなりません。親鸞聖人は生涯を真の佛道体系の開眼に尽くされました。その書が「顕浄土真実教行証文類」全6巻ですね。釈尊一代の教は唯一つ「唯念仏せよ」の一言に過ぎません。でも、ただそれだけでは仏陀のその深い謂われを理解する事が出来ません。その為にお釈迦様は80年の生涯を尽くされました。45年間の説法がそれを表しています。即ち、お正信偈の中に示されるように、「如来所以興出世唯説弥陀本願海」釈迦無尼如来は「唯念仏せよ」の眞言を身をもって証して下さったのが一切経として示されました。それを受けて、宗祖は、正信念仏。念仏正信と讃嘆して下さいました。