2013年flower10月
インターネット法話


 夏の暑さ、秋雨前線の異常さ、大型竜巻と豪雨、驚かされる天候の異常さには、人知の浅さを知らされる状況でしたね。 十月は実りの秋、収穫えの感謝としての秋祭りがありますが、日常の自然への姿勢が問われている事に心を向けるべきでしょうね。仏教は特に心を深く見つめさせてくれます。 釈尊の誕生から涅槃まで、生涯掛けて人生の尊さ深さ有り難さを明らかにして下さった八十年だった亊に驚かされます。八相成道と言いますが、それは私達人間が確かに歩むべき道なんですね。宗祖親鸞聖人にしても同じ事ですが、聖人九十年の生涯はそのまま私達人生の道しるべとなって下さっています。仏教で三法印として示される旗印。諸行無常、諸法無我、涅槃寂静は自然界に生きる智慧ある姿。明治天皇が親鸞聖人に贈られたと言う大師号「見真」に示される様に、仏教の真実を明らかにして下さったのですね。三千年の教えの流れに、それぞれに民衆を背負って生きて行かれた確かな先達を尋ねて歩ましていただきましょう。