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11月の
紙上テレホン法話・インターネット法話
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熊本県長洲町安正寺 住職 隈部 壽春
| 十一月は、お霜月、親鸞聖人の御正当報恩講の月ですね。京都東本願寺では、二十一日から二十八日まで報恩講法要が勤められて、全国各地から満堂の御参詣がありますね。八百年前にお生まれになった聖人は、八十年の生涯かけてお説きになったお釈迦様の教えの根本をは
っきりとお示しくださったんですね。九十年の生涯はその事一つの為でしたね。最後の十年間は最も身近かな親子の間の悲しい事に出会われて、愈々人間の情感と、間柄の悲しみとを深く体感されて、弥陀の本願の大いなるお心こそ、永遠真実のイノチなる事を深く味会われた時、人と人との間には通じ会えない中に、イノチとイノチの通い合いの働きこそ阿弥陀の本願であったと、如来と共に念じ会える世界に生きて行かれたんですね。今日親と子の間の、と言うよりそれこそ人と人との間がかけ離れて通じ会えない所から、人間と言う間柄を失って、物騒な動物の世界になってしまったのではないでしょうか。そう言えば動物に申し訳ない事ですが、一番恐ろしい動物と言ってもいいでしょうね。心は蛇蝎の如くなりと人間の本性をあかし、その人間の心に最も尊い、大慈悲の心を知らせて下さる働きがお念仏の声である事をお示し下さったのが親鸞聖人だったんですね。どんな人でもたちどころに真実の大道に立たせて戴く事ができる事を本願に帰す、とお示し下さいました。
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