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      2020.2.1  『仏説観無量寿経』
      
 

『仏説観無量寿経』

阿弥陀仏の本願の名号によって
救われるべき人間の姿が顕かにされた経典

 浄土真宗の拠り所となる三つの経典「浄土三部経」の中で、人間の本当の姿を明らかにされたれた経典が『仏説無量寿経』です。
 この経典の序には、約2600年前のお釈迦様の当時、インドで最強を誇っていたマガダ国の首都「王舎城」の王宮で起こった親子の悲劇の物語「王舎城の悲劇」が説かれています。マガダ国の王子である阿闍世(アジャセ)は、友人の王位乗っ取りの策略に乗せられて、父である頻婆娑羅(ビンバシャラ)王を牢獄に閉じこめます。王の身を案じた妃の韋提希(イダイケ)は、牢獄内に食物を持ち込み、ひそかに王に食を与えます。しかし、それを知った阿闍世は怒り、母親の韋提希を殺そうとして宮廷にとじこめてしまいます。母韋提希はわが子に背かれ、王である夫は殺され、自らは囚われの身となってしまいます。韋提希は憂い憔悴して仏に向かって教えを請います。苦悩する凡夫の身をさらけ出した韋提希は、阿弥陀仏の本願に目覚めなくては生きることも死ぬこともできない人問そのものとしてあらわされています。『仏説観無量寿経』は阿弥陀仏の本願名号によって救われるものを苦悩する凡夫として「機の真実」があきらかにされた経典です。

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