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      2020.7.1  第四祖『道綽禅師(どうしゃくぜんじ)』
      2020.7.1  暮らしの仏教語「一味(いちみ)」
 

第四祖『道綽禅師』
(どうしゃくぜんじ)
 第四祖は中国の道綽禅師です。第三祖の曇鸞大師が亡くなられた二十一年後(五六二)に中国北斉で生まれられました。それは、仏滅千五百十一年にあたり、末法に入って十一年目とされる年でした。十四歳で出家されましたが、当時の中国は相次ぐ争乱や重税によって民衆は疲弊し人心は荒れ果て、度重なる廃仏毀釈によって仏教界は衰微し仏道を正しく行じ、証することが期待されなくなっていました。道綽禅師は、この時代を「当今、末法にしてこれ五濁悪世なり」と凝視し行証すたれ、ただ教えのみあるといわれる末法の世にあって真に世を照らし人を導きうるのは往生浄土の教えであることを『安楽集』に明らかにされました。道綽禅師は龍樹菩薩・曇鸞大師の、難行・易行の二道と自力・他力の教えをうけて、一代仏教を聖道門・浄土門の二つにはっきりと分けられました。この聖道・浄土二門の決判は、真実の仏道の開顕であり、末法濁世に生きる人間としての深い自覚に立つ仏道の選びにほかなりません。「師事すべき世尊ははるか昔にこの世を去られ、明確な教示を得ることはできない。しかも、われわれの能力では仏教の説く深い道理を理解しえない。このことを自覚せよ」と道棹禅師はいわれ、聖道として求められてきた仏道のいのちが、末法濁世の危機のなかで、往生浄土として確かめられました。五濁悪世に生きるすべての人を救う広大な仏道を浄土門として開かれ、その往生浄土の大道を歩むとき、濁世に苦悩する人間は、さまたげるもののない広い世界に転ぜられていくと教えられています。


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7月19日(日) 午後一時 勤行・法話
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