WHAT'S NEWS
      2019.10.1  回向文(えこうもん)
      2019.10.1  暮らしの仏教用語「煩悩(ぼんのう)」
 

回向文(えこうもん)

願以此功德 平等施一切
同発菩提心 往生安楽国

願わくは、この功徳をもって、平等に一切に 施して
同じく菩提心を発して、安楽国に往生せん

  真宗門徒の朝夕のおつとめでは、正信偈、念仏、和讃に続き最後にこの回向文を読誦します。
 この回向文は、善導大師の『帰三宝偈』(きさんぽうげ)の最後の偈文をいただいたものです。「この功徳をもって」というのは、帰三宝偈では、この回向文の前の偈文で述べられた、二尊(釈尊・阿弥陀仏)の教えによって広く浄土の門を開かれた、そのことによる功徳です。具体的には、おつとめのなかの正信偈、念仏、和讃が、今私たちのところに届けられ、それを読誦して聞いたということを示しています。
 「回向」という言葉は、「ふり向ける」、「方向を転じて他に向かわしめる」というのがもとの意味です。おつとめの終わりにこの回向文があげられるのは、あらためて「如来よりたまわりたる信心」(『歎異抄』)への報謝のこころをあらわすものです。
私たちは法事を勤める際、ご先祖のためにお経をあげるとか、回向するという考え方をよく耳にすることがありますが、親鸞聖人ははっきりと否定されています。「回向」はどこまでも本願力回向、如来よりふり向けていただいた真実信心のご回向なのです。
法座のご案内
11月 定例法座■
 11月17日(日)  13:00~15:00
 勤行・法話「正信偈に学ぶ」