長野 温泉めぐり
2003.10.4〜10.5

義弟から結婚式の招待状が届いた。会場は長野の松代。
そこまで行くなら温泉にも行かなくちゃ!3月の鳴子についで、今回もついで旅行。

10/4(土)
うち-------------------長野(結婚式)--------------------七味温泉

うち〜松代

あさま
6時半に家を出て最寄の駅から東京駅へ。
私のうっかりミスで、違う新幹線に乗り込み慌てて飛び降りるというハプニング発生。ほほほ。
(最近の?新幹線って発車時間数分前に乗車でしょぉ。ほんとに危なかった・・・)
9:45に長野駅に到着。トレン太くんでヴィッツを借り、松代にある式場へ。
急いで着替えて11時の挙式にギリギリ滑り込む・・・集合写真など撮影した後、15:30まで披露宴。

おべんと

七味温泉 紅葉館
式場を後にして、七味温泉へ。
途中道に迷い長野市内に入り込んだりしつつ、17時すぎに七味温泉「紅葉館」に到着。
「松川渓谷最深部の秘湯」と呼ばれているけれど、車なら長野から1時間ちょっとなので意外に身近な秘湯だ。
私たちを出迎えてくれた宿の方がちょっと迫力のある方で、一瞬「泊まるのやめよっかな」と二人同時に思った。
12000円の部屋にしてはバストイレ無しで壁も薄く、ちょっと高く感じる。簡素でそれなりに居心地は良いけれど。
松川渓谷を見下ろす立地なので景色はなかなか良い。紅葉の季節は山が燃えるように見えるという。
お部屋係の接客はちょっとイマイチ。なんと私を「おねえちゃん」と呼ぶんだもの。
だけれど翌日帰る頃には、温かく飾り気のないここの旅館の人たちが好きになっていた。

夕食まで1時間弱あるので、ひとっ風呂浴びることにした。
お風呂は二つあり、時間によって男女が入れ替わる。どちらも内湯から露天風呂に出られるようになっている。
初めは洞窟風呂があるほうのお風呂へ。洞窟とはいっても雪よけに作られたものだそうで通路みたい。
露天風呂へ出るとヒヤっと冷たい空気。硫黄臭のある白濁したお湯はサラっとしていて肌に気持ちよい。
もちろん掛け流し。

夕食は変な個室へ通された。(その日はトレッキングの団体さんの宿泊客がいたせいだと思う。)
これぞ長野という献立。名物の岩魚の姿作りと、オットの大好きな鯉こく、馬刺し。蕎麦の実が入ったお鍋。山菜の天ぷらなどなど。
驚いたのはりんごのグラタンで、その名の通りホワイトソースの中に生のりんごスライスが入っていた。まずくはない。
物置のような変な部屋だったけれど、二人きりでのんびり山の幸をいただいた。

食後は部屋で一眠りして、寝る前にもう一度お風呂へ。
お風呂も松川渓谷を見下ろしているので爽快。星空を見ながらボーっとしていると中年の女性がやってきた。
有名な紅葉を見ながら夫婦でトレッキングを、とやって来たのに青々とした山を見て落胆してしまったそうだ。
妙に気が合って話が弾むうち、彼女は鎌倉から私は川崎からと意外に近いところに住んでいることが分かり二人で笑ってしまった。

夕食

内湯

露天風呂

朝食

10/5(日)
七味温泉---------山田牧場--------万座温泉--------地獄谷---------長野駅-------うち

七味温泉 紅葉館
7時起床。朝食の前にひとっ風呂。今朝はお風呂が入れ替わっているので、もう一方のお風呂に入ることが出来る。
誰もいない露天風呂に入ろうとすると・・・すっごく熱い!水でぬるめながらなんとか入る。
オットも私も昨日の洞窟風呂のある露天風呂のほうが好き。お風呂の入りやすさも開放感もむこうのほうが良かった。
しばらくして昨晩おしゃべりした女性がやってきたので、今日の予定やどこの観光地がいいだのと情報交換してお別れする。
8時に朝食。和風旅館らしい朝食の献立はどこの宿も似通っているけれど、いつもどこで食べてもとても美味しい。
オットは今回もごはんをおかわりしてお腹の皮がつっぱるほど食べていた。
9時半にチェックアウト。会計を待つ間、小さなロビーでコーヒーのサービスがあった。
そこにいた年配の夫婦とまたも情報交換。テーブルの上にあった小さなロックガーデンのようなものに見とれていると、
あの迫力のある旅館の方がやってきて、どうやって作るのか教えてくれた。岩山に見立てて七味温泉の秋を表現したのだそう。
宿を出るとき旅館の方たちが外まで見送りにきてずっと手を振ってくれた。なんだか寂しくなってしまった。

雷滝

ほら、滝の下だよ〜
松川渓谷を七味温泉へ向かう途中に雷滝がある。
昨日は日が暮れてしまったので、今日ちょっと後戻りして見に行くことにした。
駐車場に車を停めて細い遊歩道?を降りていくと、ドドドっと爆音が近づいてくる。ちょっと怖い。
そしてついにその姿が目の前に〜!なんと道の先は雷滝の下を抜けて続いているではないですか。
そう。雷滝は別名「裏見の滝」とも呼ばれ、滝を裏側からも見られる滝なのである。
迫力と爆音にたじたじしながら滝の下を通り抜けて、
さらに下ると雷滝の全貌が見られる場所まで行くことが出来る。

マイナスイオンたっぷり

山田牧場
雷滝から車で10分くらい?の山田牧場へ。旅館で会った年配のご夫婦が「牧場の上のほうで紅葉がみれるよ」と教えてくれたので。
志賀高原方面へ抜ける道を車で登って行くと、頂上近くで真っ赤に紅葉している木を見つけた。
牧場内には牛が放牧されているので当然足元には立派な落し物が落ちていて、とってもデンジャラス・・・
岩を美味しそうに舐めている牛たちをよーく見ると、どうやら岩に塩が塗りつけてあるみたい。塩はご馳走なのねー。。

ここから七味温泉方面へ戻り万座温泉へ行く予定。車で30分ほど戻り予定していた道へ入ると、
すぐに舗装が終わり砂利道になってしまった。先のほうも見通しが悪くとてもヴィッツでは進めなさそうなので、
また山田牧場へ戻り志賀高原方面から万座へ抜けるコースに変更することになり、大幅なタイムロスになってしまった。

山田牧場

紅葉!

今回のヴィッツちゃん

万座温泉
山田牧場の中を抜ける道から292号線へ出て万座温泉方面へ。山から木が消えて赤い地肌がむき出しになっていく。
予定よりも遅く万座温泉郷へ到着したので、すぐに入れそうだった万座プリンスホテルへ飛び込んだ。
が、立ち寄り湯の客でごった返していて店員さんからも「混雑しています」と言われてしまい、期待せずに入ることに。
内湯は素通りして露天風呂へ直行したが、人は多いしお湯はぬるいしあまり清潔じゃないし予想通りの結果。
とっとと出てオットを待つためロビーへ向かう途中「しゃくなげの湯」というお風呂からお掃除のおばさんが出てきた。
「ここにもお風呂があるんですか?」と聞くと「ここの女性専用風呂が1番オススメですよ」と言うので迷わず入ることにした。
ここは新しいお風呂らしく脱衣所も内湯も清潔で眺望もよい広い露天風呂がある。初めからここへ来れば良かった〜。
万座温泉のお湯は白濁していて七味温泉に良く似ているかも。

地獄谷 野猿公苑

入浴中
昼過ぎでお腹がすいているけれど、先を急ぐので万座温泉を後にする。ぐぅ。
オットは日本猿が大好きで、サル山やサル園などがあれば必ず行く人である。
でも外国のお猿さんにはあまり興味がない。
万座温泉から292号線をまっすぐ走って地獄谷に着いたのは午後3時過ぎ。
駐車場で500円支払い、そこから山道を10分ほど歩くと野猿公苑がある。入園料500円也。
お猿さんには触ったりしてはいけないので、刺激しないように近づいて写真を撮る。
一番奥に名物の温泉があり、雪もないのに猿が3匹お湯に浸かっていた。とても気持ちよさそう。
何より面白かったのはお猿さんに一喜一憂しているオットの姿・・・なんでそんなに好きなんだろぉ。

猿に忍び寄るオット

湯田中温泉
16時すぎ地獄谷を出て長野方面に向かう。途中、独身時代に2人で来たことがある湯田中温泉の近くを通りかかったので、
寄ってみることに。湯田中温泉の駅前に・・・というか駅の横に「楓の湯」という共同浴場が新しく出来ていた。
駐車場がいっぱいだったので店員さんの紹介で少し離れた給食センターに車を停めさせてもらう。
券売機で入湯料300円を払い、早速お風呂へ。中は地元の人?でごった返していて、ゆっくり浸かるという状態じゃぁない。
内湯から露天風呂へ出られたので少し入ってみる。透明に見えるお湯の中に湯の花がハラハラと舞っている。匂いはないみたい。
ちっとものんびりできないのでとっとと外へ出て、楓の湯の前にある足湯に入ってオットを待つことにした。
ここがまた涼しくて静かでなんとも気持ちよい。15分ほど入っていたら全身がポッポッと温まった。

長野駅〜うち
18時にヴィッツを「トレン太くん」に返す予定なので、1時間ほどまたドライブ。
順調に行けば余裕で着くはずだったのに、渋滞に巻き込まれてしまい、5分ほど時間オーバーして到着。
空腹で倒れそうだったで駅前の信州そばの店に入る。ここも独身時代に2人で来たことがあるけれど、改装されていた。
駅のヤマト運輸で大きな荷物を宅急便で送ったあと、19:34のあさまに乗った。
家に着いたのは22:30ごろ。新幹線の車内で買った「峠の釜飯」を夜食にした。おいしい。

旅行後記
もっと時間に余裕があれば、焼きカレーで有名な「山小屋」へ行きたかったし、
善光寺参りもしたかったなぁ。あと美味しいおそばももっと食べたかった。
欲張りすぎかしら・・・でも旅行のプランは余裕をもって立てるべし。

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