鳴子温泉
2003.3.21〜3.23

オットの用事で仙台まで行くことになった。仙台まで足を伸ばすなら温泉にも行きたいねぇと欲が出て、
仙台から近くてお湯が良いという鳴子温泉へ行くことにした。今回は贅沢に新幹線を使う♪
1日目オットが用事で忙しい間、私は姪っ子と心行くまで遊び、2日目から温泉へGO!である。

3/21(金)
川崎駅-----------------------------------------仙台

川崎〜仙台
最寄の駅を5時半に出発。東京駅から6:44のやまびこに乗ると9時過ぎには仙台についてしまう。
朝食に買った「春小町」という駅弁はとても美味だった。
さて、ホテル(ドーミーイン仙台)に荷物を預けて、懐かしい仙台の町をブラブラ歩いてみると、
駅前のビブレは閉店してるし、中央通りには空き店舗が目立ってなんだか寂れている。人はどこへ?
昼過ぎから妹の家へ行き、姪っ子に会う。年に数回しか会わなため人見知りするので、
ナージャのペンダントで気を引く作戦である。伯母はモノで姪っ子を釣りました・・・
夜、お腹をすかせているオットと落ち合い、天下一品へラーメンへ。京都の本店やあちこちで食べたけれど、
食べ慣れているせいか仙台のが1番美味しい。スープも濃いし、麺も微妙に違う気がする。

3/22(土)
仙台--------------------------------------------鳴子

仙台〜長町〜オットのアパート
7時起床。ホテルのモーニングを食べてしゅっぱーつ!
午前中は長町にできたショッピングモールを見に行ってみる。長町駅で電車を降りて、
地下鉄の長町南駅方面へ向かっていくと、突如デーンと大きなデパートが現れた。仙台にいた頃は、
よくこの辺を散歩したけれど、どこがどこやら分からないほど町並みが変わってしまった。
そこから更に歩いて、オットが学生時代暮らしていたアパートへ行く。
この辺の坂道といったら半端じゃなく急で登るのに骨が折れる。よくこんなとこに住んでたよなぁ〜。
懐かしい野草園を通り過ぎ、懐かしいアパートへ行ってみると・・・リフォームされて見違えるように可愛く変身していた。
あのオンボロで狭苦しい愛すべきアパートはもうなくなっちゃった。さみしい。
帰りはオットが通っていた大学を通るバスで仙台駅まで戻った。仙台はどこもかしこも懐かしい。

仙台〜鳴子


14時。駅東口にあるトヨタレンタカーでヴィッツを借り、いざ鳴子へ。たった1時間のドライブ。
景色はどんどん田舎に変わってとても気持ちいい。鳴子には根雪が残っていた。
本日のお宿は「旅館すがわら」。鳴子温泉街の中では北のはずれのほうにある宿。
お部屋に案内してもらい荷物を置いて、すぐ湯めぐりへ出かける。というのも、鳴子温泉郷には、
たくさんの温泉が沸いていて、その源泉ごとに泉質が違うという珍しい場所なのだ。
まず白濁した硫黄泉の「吟の庄」へ行くと・・・なんと立ち寄り湯は午後2時までということで断られてしまった。
慌てて調べてみると他の宿もだいたい12時〜15時が立ち寄り湯の時間帯になっている・・・しまったぁぁぁ!
「ゆさや旅館」のヌルヌルうなぎ湯も入ってみたかったし、「ますや」の展望風呂にも入ってみたかったのにー。
仕方ないので共同浴場の「滝の湯」へ。総ヒバ造りの浴室には2つの湯船と打たせ湯があって、わりかし狭い。
少しとろみのある白濁したお湯には硫黄臭がある。ぬるいお湯が好きな私には熱くてすぐのぼせてしまったので、
早めに出て外のベンチで涼んでいると、お風呂大好きなオットが満足気に出てきた。
滝の湯の裏の階段を上ると歴史のある鳴子温泉神社がある。お風呂のあとの散策にちょうどよい。

夕食はふかひれやすき焼きが並び豪華・・・なわりには美味しくはなかった。
この宿の温泉はほとんど透明で硫黄臭もないけれど、とろみがく強く肌がきれいになると有名なのだそう。

旅館すがわら

夕食

滝の湯

3/23(日)
鳴子-------------仙台-----------------川崎(うち)

鳴子

早稲田桟敷湯


餅処 深瀬
栗だんご
 
朝食の前にお風呂へ入る。食後だと忙しくてゆっくり入れないので。
お部屋でゆっくり食事をしてチェックアウト。もう1つの共同浴場「早稲田桟敷湯」へ。
ここは昭和23年に早稲田の学生が掘り当てたという温泉。近年、改築されたおしゃれな建物は、
どこに入り口があるのか迷う作り・・・営業してるのかどーかも外観からは分からないくらい。
やっと見つけた入り口から階段で降りて券売機でチケット(500円)を購入。
浴室はというと縦長の浴槽が何本も並んでいて、その境目に木枠が渡してある。なんだか奇抜なデザイン。
湯温を計りにきた店員さんに「この木枠なんですか?」と尋ねると、熱すぎる源泉が館内の床の下をグルグル通って、
ちょうどいい温度になった温泉が、この木枠から流れてくる仕組みになっていると教えてくれた。
たしかに館内の床はどこもほんのり温かくて暖房器具などないのに心地よい。
殆ど無臭の透明なお湯に白い湯の花がたくさん舞っている。体育館のような高い天井を見ながらのんびり。
お風呂から上がって待合室で待っていると、約束の時間を15分過ぎても20分過ぎてもオットが現れない。
「もしやのぼせて倒れてるんじゃ?!」と心配になってきて、店員さんに見てきてもらおうかと思った瞬間、
真っ赤な顔をした夫が男湯の暖簾からヒョイと顔をだした。ここで私の怒りはチュドーンと爆発。
だいたい温泉となるとオットはいつも時間を忘れてしまうのだ。それで私は心配するのが嫌だから、
時間を決めておくというのに、それも忘れてしまうんだからほんとに困った人である。

鳴子の温泉街を歩くと「栗だんご」と書かれたのぼりをよく見かける。栗饅頭ではないので間違えてはいけない。
栗団子とは、甘い栗が入った柔らかいお餅にみたらしのような甘いたれがからめてあるお菓子。
作りたての餅はとろっとするほど柔らかで温かく、なんとも言えずおいしい。
餅処 深瀬」さんで6個(700円)も買ったのに、2人であっという間に平らげてしまった。また食べたい!

鳴子〜仙台
12:00に鳴子を出て仙台へ。途中「道の駅」でおそばを食べて腹ごしらえ。
14:00にトヨタレンタカーに到着。小さなヴィッツちゃん、2日間お世話になりました。
帰りの電車まで町をぶらぶら・・・まず、私の憧れ九重本舗の「霜ばしら」を探して駅ビルの地下へいったものの、
姉妹品の「晒あめ」しか見つけられずこれを購入。その後、牛タンが食べたくなって、国分町の「太助」へ。
炭火焼の肉厚の牛タンと大盛り麦めしとテールスープ。うまいっ!
3日連続も仙台にいるので、これ以上見たいものもしたいことも思いつかず、とりあえず駅へ向かう。
駅前近くまで来て九重本舗の本店を偶然発見し「霜ばしら」を買うことができた。わーい。
(でも「晒あめ」のほうが「霜ばしら」の親玉みたいで食べ応えがるので私はこっちが好きでした)
それでも時間が余って、疲れていたので駅前のマンガ喫茶へ飛び込む。ここが「もっと早く来れば良かった!」
と思わずにはいられない居心地のいい店だった。次回からはここへくるぞ?

20:24の「はやて」に乗る。仙台よさようなら〜。
22:08に東京着、家に着いたのは11時過ぎ。やっぱり家が一番だ。

旅行後記
「栗だんご」を食べるためだけに、また鳴子へ行ってもいいな。
源泉ごとに個性的な湯が沸いている鳴子温泉だから、次回こそ湯めぐりをしたい。
代表的な大衆浴場「滝の湯」は私好みのお湯だったので、きっと楽しめると思う。

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