8/4(日)
東京駅-----------------------------------------赤湯温泉(@山形)

川崎〜仙台

「ほっきめし」を持っている私
小さすぎて見えん!

早朝5:30、寝不足で体調最悪のまま出発。
上野駅で朝食のおにぎりとお茶を買いこみ、6:46発の常磐線に乗る。
お盆休み1週間前&早朝だったおかげで車内はガラガラ、2人でボックス席を占領。
今回、乗りなれた東北本線ではなく常磐線に乗ることにしたのは、
旅行通の友達が海沿いを走る常磐線をすすめてくれたから。
たまに見える海にはしゃぎ、買い込んだお菓子をつまみ、居眠りし・・・電車に揺られる。
お昼時に乗り換えた原ノ町で、お弁当売りのおじさんオススメの「ほっきめし」を購入。
ほっきが甘くてご飯の塩加減が絶妙で美味しい!!1つしか買わなかったことを悔やむ。

仙台
13:43仙台駅到着。
次の電車までの2時間、なつかしい仙台の町を歩くことにする。
仙台は私達が出会って4年間生活していた土地なので、思い出がいっぱい。
明日から始まる七夕祭りの飾りつけ真っ最中の中央通りを抜け、一番町を「141」まで歩く。
以前よく行った三越の地下の食品街へ入ってみると、すっかり様変わりして可愛らしくなっていた。
地方の銘菓特集をしていたので気になるものを3つ購入。
国分町へ来ると必ず寄る「こむらさき」で天下一品ラーメンを食べる。
ドロドロの白いスープが癖になる美味しさ。京都の本店よりも仙台のほうがクドイような気がする。
腹ごしらえも済んだので折り返して駅まで戻る。

どれもイマイチの銘菓・・・

仙台〜赤湯温泉
15:50発の仙山線に乗る。が、席に着いたとたんに爆睡し、あっ!という間に山形駅に到着。
以前来たときは駅以外はなーんにもなかったのに、キレイな駅ビルができて駅前も華やか。
次の電車まで30分あるので、お土産屋さんで「ふうき豆」を探す。
「ふうき豆」は私の憧れの食べ物の1つで、今回これを買うのが1つの目的である。
食べた感想は・・・柔らかい甘納豆のようだけど、口に入れるとホロホロっと溶けてしまう感じが楽しい。
17:19発の奥羽本線に乗る。奥羽本線初体験!とっても田舎、とってもほのぼの。
17:51赤湯駅に到着。夏の明るい夕暮れ、地図を見ると宿まで近そうなので歩くことにする。
なんにもない寂しげ田舎町を荷物を背負ってトボトボ歩き宿に着いたのは6時半であった・・・遠い!

雀のお宿 竹の湯

ネットでの宿泊予約がすっかり定着した昨今、本当に便利ですね「旅の窓口」。
今回はオットが探し出してくれた竹の湯は1泊7000円と格安。
建物は小さく窓からの景色も無く部屋も古いけれど、ゆったりした内湯がある。
夕食は部屋食で2人でのんびりいただくことができた。
オットの郷里長野ではお祝いなどで欠かせない「鯉こく」が出てオットは上機嫌。
私はおひたしで出てきた「ギョウジャニンニク」というニラのような山菜が気に入った。
食後、宿の下駄を借りて近くにある源泉まで散歩して、体にいいという温泉を少〜し飲む。
シーズンオフなので、夜の赤湯温泉街は寂しいほどに静まり返っていた。
宿泊客は私達のほかに免許合宿の大学生が20人・・・だったけれど、
お風呂も混まず夜も静かだった。

夕食

8/5(月)
赤湯温泉----------------------------------------高湯温泉(@福島)

赤湯〜福島
7時半に宿をでてタクシーで赤湯駅まで行き、そこから電車で福島へと向かう。
高校生の通学時間帯で電車の中は学生ばかり。女の子達が色白でムチっとしていてカワイイ。

福島駅〜土湯温泉
8:48福島駅に到着。まっすぐ駅前のトヨタレンタリースへ向かう。
今日明日とレンタカーで福島をドライブする予定なのである。2年ぶりの運転となるオット、ちょっと緊張。
今回借りたのは白くて可愛いヴィッツ。もちろんカーナビ付き。
手続きを済ませヴィッツに乗り込み駅前の通りへ・・・車も車線も多くてドキドキ。早く田舎道へ行きたい!
115号線をひた走り、思い出の土湯温泉を目指す。以前泊まった宿を一目見たいと思ったのだ。
それは家族経営の小さな宿で、古くて小さくてお風呂も汚くて、ちょっと苦い思い出。でも安かった。
私がお風呂へ入ろうとしたら宿のおばあちゃんが「お先にいただきました」と出てきて・・・別にいやじゃないけど、
宿の方が客より先にお風呂へ入ったりするものだっけ?と正直思ったアノ宿は今どうしているだろう、と。
土湯温泉の看板を右に折れて下っていくとジオラマのような土湯の温泉街。
あれれ?前はジメっと湿った印象だったのに、まるで陽だまりにいるような居心地のよさはどうしてだろう。
そしてアノ宿は?細い坂道をクネクネと探してみたけれど見つからない。立て直してしまったのかも。


旅のお供 ヴィッツちゃん

緑のトンネル♪

「東鉢山連峰七曲り」

桧原湖を眺めつつ

道の駅つちゆ〜道の駅裏磐梯
私の憧れ「道の駅」が目の前に!!・・・マイカーをお持ちの方には珍しくないでしょぉ?
「道の駅」は、その土地の名産品や郷土料理が味わえたりするドライブインのような存在のお店。
「道の駅つちゆ」は福島市街を一望できる115号線沿いにあり、景色がほんとうに素晴らしい。
オットは玉こんにゃく、私は山ぶどうソフトを食べ元気復活!さらに115号線を行く。
途中459号線に入り五色沼を通り過ぎたころ、2人ともお腹がすいてきて不機嫌になり始める・・・
「美味しいものはどこだ〜」と車を走らせているうち、「道の駅裏磐梯」を発見♪
ここの食堂オススメのお蕎麦の中から冷たい「じゅんさいとろろ蕎麦」と「舞茸おにぎり」を注文。
屋外のテーブルで桧原湖を眺めながら美味しいお蕎麦を頂いて心底幸せを噛み締めた。
私はじゅんさいもトロロもお蕎麦も大好きなのである。
食後のおやつに「蕎麦ソフト」も食べる。これ、カタチもざる蕎麦みたいで面白いのだ。
腹ごしらえをした後、西吾妻スカイバレーから米沢へ抜け13号線を福島方面へドライブ。
田舎道のドライブは本当に楽しい♪けれど強い日差しにオットは両腕が真っ赤に日焼けしてしまった。
宿まであと少しというところで、桃園の無人販売所で桃を買う。この辺りは桃園ばかりで「桃狩り」の看板が目立つ。
車から降りると息も苦しいほど真夏の空気が桃の香りで甘く重〜くなっていた。

高湯温泉「玉子湯」
15:30宿に到着。フロントへ入るとロビーは人でいっぱいだった。立ち寄り湯のお客さんのよう。
玉子湯は太極拳のお友達に教えてもらった温泉。露天風呂とお料理が良いとのこと。
私達の部屋は1階の内湯のすぐ横で、露天風呂へも出やすい便利な場所にあった。
さっそく露天風呂の下見に行くものの、まだまだ外気が暑いので入浴は日が暮れてからにする。
源泉や神社のある庭園を散策し、内湯で汗を流し、部屋でグッスリ寝る。
夕飯前にオットと交代で露天風呂にる。
1番奥の露天風呂は日替わりで男女のお風呂が入れ替わるので、とにかく入っておかねば。
ちょうど夕飯時で私だけの貸切風呂状態♪しかし、上層階のお部屋からは丸見えだ・・・ははは。
どっこいしょと浸かった途端、どこからともなくやってきた2匹のブヨに襲われる私。
お湯から鼻と目だけ出してタオルをかぶりお湯攻めで抗戦するも空しく、
腕を刺され一目散に退散することになってしまった・・・こんな私を誰も見てませんように。
気を取り直して夕飯。初めて見る珍しい料理がたくさん並ぶ。それに部屋食だぁ♪
山ならではの心づくしのお料理を頂いて、お腹も心も大満足。
今回奮発して1人13000円の宿泊費だったけれど、ちっとも惜しくないと思える食事だった。

夕食
・お通し 山菜
・前菜 色しん薯黄味焼 甘鯛山菜巻織 山菜
・焼き物 岩魚塩焼き 山胡桃味噌 ふきのとう味噌
・お造り 鯉あらい 酢味噌
・煮物 うすばはぎと蓮根蒸煮 とら巻茸あんかけ
・揚物 椎茸松の実しん薯 かに海老岩石揚げ 網昆布 花昆布
・蒸物 豚角煮筍包み 木の芽あん
・鍋物 山菜南瓜焼
・酢物 二色豆腐 うに、えのき、たらの芽、わさび醤油酢
・水菓子 西瓜
・椀物
・香の物

食後、腹ごなしに外へ出て空を見上げると、満天の星空が広がっていた。
それは私がこれまでに見たことがないほどの星の数で、眺めれば眺めるほど数を増やすようだ。
降るような星空とはこのことを言うに違いない。私は圧倒されてそそくさと部屋に退散した。
オットは10時に就寝。久しぶりのドライブで相当疲れていたもよう。お疲れ様!
私はフロンターレの試合結果が気になり11時のスポーツニュースを確認してから就寝。


玉子湯 外観

庭園から見る玉子湯

露天風呂というか外湯

女性専用露天風呂

8/6(火)
高湯温泉-----------------------------------------うち

玉子湯
7:15起床。朝食までに全部の露天風呂に入る。
玉子湯は3つの露天風呂と2つの内湯があり、露天風呂のうち1つは女性専用風呂、混浴はない。
私とオットは奥の露天風呂から1ずつ順番にザブンザブンと入浴した。
8時半に部屋で朝食、食後内湯に入り身支度を整えて9時半にはチェックアウト。

浄土平

今日は有料道路をドライブしまくる予定。川崎に越してからドライブに飢えていたのだ。
まずスカイラインに入る。展望台があるたびに立ち止まり景色を見て伸びをして休憩。
生い茂っていた木々がだんだんと低くなり、そのうち赤い土がむき出す浄土平に到着。
10年近く前に2人で来たことがあり懐かしいので立ち寄ることにしたのだが、
噴火口のてっぺんまで登ると強風で吹っ飛ばされそうな勢いである。
とにかく風を遮るものが殆ど無いので1週するのは命懸けであった・・・
のは私だけだったようで、オットは横で私を見て大笑いしていた。(怒)
その後、道の悪いレイクラインを抜け喜多方へと向う途中、野生のおサルさんと遭遇した。

岩にしがみつく私
飛ばされる〜!!

喜多方
仙台に住んでいたころ、成人式の時期に喜多方へよく遊びに来た。
雪を踏み散らかしながら蔵の町を歩いて熱いラーメンを食べるのが最高に楽しかったのである。
なので真夏に来るのは今回が初めてだけど・・・・・・すっごく暑い。虫眼鏡で焼かれるアリンコの気分。
駅前の駐車場に車を停めて、汗を流しながら懐かしい喜多方の町を歩いてみる。
オットがふと「あの団子屋さんはまだあるかな?」と言い出した。
喜多方の冬は本当に寒くて頬に当たる風がビリビリするほど。
そんな中、商店街を歩いていると、店先でお団子を蒸かす温かい蒸気が見えてくる。
その温かさに誘われて思わず1個10円くらいのお饅頭を買い込んだりした。あの団子屋さんだ。
モウレツな暑さの中「こっちだよ」「ちがう!あっちだよ」と言い合いながら探し歩いて諦めかけたときに、
変わらぬ姿のお団子屋さんを発見。何か買うでもなく2人で妙に満足して通り過ぎた。
冬になれば、あの店先にはお饅頭の蒸気がモクモクしてるはず。そう想像するだけで嬉しくなる。
喜多方で1番お気に入りのラーメン屋「大安」へ行くと、木造の小さな店が灰色のビルになっていた。
2階にある食堂はまるで社員食堂のような殺風景な作りで、お客さんがいっぱい。
さて肝心のラーメンは・・・スープが濁って生臭い。楽しみに来たのだけれど残念な結果になってしまった。
もう1軒、駅に近い「なまえ」へ行ってみる。ここは以前と変わらずコシのある手打ち麺とアツアツのスープだ。
手打ち麺のコシは尋常じゃない硬さなので、柔らかいのがお好みの方にはオススメできないかも。
駅前まで戻り、車で「道の駅 喜多方の郷」へ寄るが、ここは温泉がある以外それほど面白くなかった。


大安

観光用の馬車

素敵な倉

喜多方〜郡山
磐越自動車道に乗り郡山を目指す。福島で借りたヴィッツを郡山で乗り捨てると同じ県内なので乗り捨て料金がかからない。
郡山に着くと、今までの田舎道とは大違いで車も車線も人もいっぱいで神経を使う。
ガソリンスタンドで給油してヴィッツを返却すると、もう帰りの電車の時間まで間がなかった。
急ぎ足で駅まで向かい、お土産を慌てて買い込んで改札を抜け18:15の東北本線に乗る。

郡山〜うち
学生や会社員でいっぱいだった電車もしだいに空いてきて席に座ることが出来た。
黒磯の手前で雨が降り始め、黒磯に着いた頃にはどしゃ降りで稲妻が光まくっていた。
赤羽で埼京線に乗り換え、渋谷に着いたのは22:29。渋谷はこんな時間でも真昼のように人でいっぱい。
さて改札を出ようか、という時になって18切符がないことに気づいた。
切符は私がジーンズの後ろポケットに入れていたのだが、どこかで落としてしまったらしく見当たらない。
普段は切符を無くさないように入れる場所を決めているのに、
慌てて電車に乗り込んだものだからポケットに入れたままになっていたのだ。
郡山からの電車代を改めて支払ったら幾らになるだろう?とガックリうなだれながら駅員さんに事情を説明した。
すると駅員さんは「しょうがないねぇ。今回だけだよ。しっかりしてね!」と言うだけで通してくれたのだった。
何度もお礼を行って通り過ぎ、ありがたさと自分の情けなさで泣きたくなっていると、
オットが「またチョビ(私のこと)が伝説を残したよ!」と大笑いしながら言った・・・
こんなドジをやらかした私を叱らずに笑い飛ばしてくれてありがとう、オット。
それからJR渋谷駅の改札にいる駅員さん、本当にありがとうございました!

旅行後記
これからは切符はぜったい無くさないぞ!とほほ。
それから今後は「おやつ1人300円以内」という決まりも作らねば。
買いすぎたお菓子を旅行中食べきれずに持ち帰るのは意味がないので・・・

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