6/29(木)
北斗星
6/30(金)
北斗星
札幌
美唄
富良野
層雲峡
7/1(土)
層雲峡ロープウェイ・黒岳リフト
9:30ホテルをチェックアウトして、層雲峡ロープウェイ(往復¥1650)と黒岳リフト(往復¥600)を乗り継ぎ黒岳の7合目まで上る。
流星の滝・銀河の滝
阿寒湖
7/2(日)
摩周湖
硫黄山
川湯温泉
屈斜路湖〜美幌峠
博物館網走監獄
上野駅-----------------------------------------(泊・JR北斗星3号)
上野駅16:50発、北斗星に乗り込む。
私達が予約したのは2人用個室のデュエット(1階)。
実際乗ってみて分かったのだけど、デュエットには1階と2階の2種類あります。
室内は、ドアを開けて目の前に窓、左右にベットが並んでいます。
窓とベットにはカーテンがついていて、ベッドには枕と浴衣と毛布が用意されてます。
かなり狭苦しく感じるけれど、子供の頃に作ってもらったダンボールのお家のようなワクワク感。
人目を気にせずのんびりできるのが嬉しい。
さて、7時半から待望のディナータイム。食堂車グラシャリオへ!!(食堂車での食事は10日前から予約できます。)
メニューはフランス料理コース¥7800、和食懐石膳¥5500の2種類。私達は奮発してフランス料理を予約しました。
その日のメニューは・・・「スモークサーモンのバラ作りと甘海老のサラダ風イクラドレッシング」
「北海の幸クリーム煮・軽いスープ仕立て」「牛フィレ肉のソテー・シャスールソース」「フルーツトマトのサラダ」
「チョレートケーキと季節のフルーツミルフィーユ・グラスバニラ添え」とコーヒー&パンというものでした。
きれいな夕焼けを眺めながら食事していると、そのうちとっぷり日が暮れて視界がせまくなりちょっと酔います。
でも、とにかく食堂車の雰囲気はゴージャスな感じで旅気分を満喫。
ひとつ注文をつけるとすれば、それは食堂車の一角にある売店が目障りなこととウェイトレスさんが雑なこと・・・あ、2つだ。
北斗星でフランス料理ディナーなんて私達にとってはすごく贅沢なことだから、もっともっとゴージャス気分に浸らせて欲しいな。
ところで10年前私が乗ったときに青函トンネルを通る深夜2時頃、ロビーで車掌さんの説明会があったのだけど今回はなかった。
楽しみにしていたのに残念・・・もうやってないのかな?
-------札幌---------------美唄----------富良野------------------層雲峡(泊・ホテル大雪)
早朝5時、カーテンから差し込む日差しで目覚めた私。
カーテンを開けると窓の外は海!海!海!
場所は長万部の手前辺り。電車は海沿いをず〜っと走ります。
さすがに電車に揺られて眠ったせいで体の節々が痛むけれど、
大した騒音もなく快適でした。
夫を起こし朝食を食べるため食堂車へ。メニューは和食と洋食、各1600円也。
人気の和食は個数限定なので早めに行くことをお勧めします。私達は和洋1つずつ注文しました。
寝ぼけながら朝食をとっていると、何やら左前方に黒い噴煙がモクモクと・・・う、有珠山?!
こんな近く走ってダイジョウブ?ってくらい近い・・・地元の方は本当に恐ろしい想いをしてるでしょぉ。
北斗星のロビーにはシャワー室(30分310円)が2つあります。私達も食後利用しました。
9:20札幌駅到着。さらば、ひとときの我が家「北斗星」、ありがとう「北斗星」。
そしてコンニチハ!爽やかな初夏の北海道!梅雨なき世界!
・・・のはずなのに期待を裏切る暑さが待っていた。例年より5度も気温が高いらしい。オヨヨヨヨ。
札幌駅前のエックスレンタカーでデミオをレンタル♪カーナビが付いてるよ!!
3年ぶりの運転となる夫とペーパーの私・・・とても不安なドライブになりそぉ。
「札幌は、数年後雪祭りのときにゆっくり見ようね」ってことで、次の目的地”美唄”を目指す。
11:00美唄の祖母の家へ到着。今回の目的の1つは、お墓参り&おばあちゃんとタクちゃん(←叔父)に会うコト。
私の母方の実家は美唄市の古い靴屋で、叔父も靴屋でございます。
2人と初対面の夫はすぐに打ち解け一安心。お寿司をご馳走になり予定通りお墓参りをして、次の目的地”富良野”へ!
ここでお別れのはずが「富良野までの近道を先導して教えてあげるよ」という叔父の言葉に甘えて4人で富良野へ行くことに♪
ほんの少しだけど、おばあちゃんとタクちゃんと旅行気分が味わえて幸せな私達でした。
15:30富良野到着。
きっと一面ラベンダー畑だろうと思っていたら、ちょっと時期が早かった・・・。
タクちゃん曰く「早咲きのラベンダーがあるはず」とのことで、あちこちの農園を案内してもらう。
数カ所、見頃の農場があり無事ラベンダー畑を見ることができました♪重ね重ね感謝。
富良野のラベンダーって有名だけど「見て感動するものかな?」と疑いつつ実際見てみると、やっぱり良いものでした。
紫色の波のようなラベンダー畑の中に立っていると、清清しい香りと色に包み込まれる感じがします。
名物ラベンダーソフトクリームはモウレツにラベンダーの香り。自分用にラベンダーのお香を購入。
「ホテル大雪」は層雲峡の1番高台にあるので、景色は抜群。
大断崖見えまくりの渓谷側のお部屋を予約することをオススメします。
大浴場が3つもあるような大型ホテルなので、しみじみした感じはないけれど、
館内は清潔で接客サービスも良いので満足。コンビニとお土産やさんが充実。
夜、ロビーでアイヌ舞踊の催し物があった。皆緩んだ顔をしてるのが可笑しい。
夕食は部屋食でした。(JTBさんありがとぉっ!)
朝食はとても景色の良いレストランでバイキング。
層雲峡------------------知床(オシンコシンの滝・ウトロ崎)------------阿寒湖(泊・ホテルエメラルド)
黒岳登山口に近づくと、もう7月だというのに根雪が残っている・・・けど高山植物は色とりどりに咲いていた。
リフトに乗っていると濃い山の空気を含んだ霧が通りすぎていく、ひんやりとしてスゴク気持ち良い。
シマリス発見!観光客からお弁当の煮豆をもらって無心に食べている・・・可愛い♪リスにとっては煮豆も特大おにぎりサイズなのだ。
流星の滝は90m、銀河の滝は120mの断崖から糸のように流れ落ちる美しい滝。
石狩川を挟んで、滝のすぐ下まで近づけます。マイナスイオン出まくり〜、気持ちいぃ〜。
ガイドには「付近には駐車場が無いので、見学にはレンタサイクルがオススメ」とあったんですが、駐車場あります!
*
層雲峡〜知床(約200km)
39号線に限らず、北海道の道路は広くて交通量が少なくて走り易い。
起伏の少ないなだらか土地にパッチワークのような畑が見渡す限り広がって、その中にポツンポツンと民家がある。
途中、酪農農家が続く道には「生乳飲み放題!!」の看板多し。飲み放題!!って言われてもなぁ、と遠慮がちに生乳ソフトを購入。
濃い!バターの味がする〜。
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知床〜オシンコシンの滝・オロンコ岩〜
334号線を走っていると、行く手左側にドキっとするほど真っ青な海が見えてくる。
ドライブインに車を停めて店の横を抜けて海岸へ駆け下りるとこんな景色が広がっていた。
平衡感覚がおかしくなるくらい大きすぎる静かなオホーツク海。
写真の中の人影はビデオ撮影中の夫。さらに走り続けると右手に見えてくる何台もの観光バス・・・オシンコシンの滝。15:00着。
道路からすぐの場所にあります。高さは無いけれど、ザンザンと勢いのある気持ち良い滝。
観光客の中にロシアンブルー(おデブちゃん)を抱っこしているご夫人がいました。
迷惑なのか幸せなのか、微妙なところ。
知床のウトロ崎にあるオロンコ岩。(写真左)海岸にニョキっとそびえたっている。
(この地名は昔ここに住んでいたオロッコ族という北方狩猟民族からきているのだそう。)
すごく急な長い石段(かなり怖い&疲れる)を登りてっぺんまで行くと、
ウトロ港やオホーツク海が見渡せる360度パノラマが! (写真右)
青い海と眩しい太陽、初夏の風の中をカモメが風にのって目の前を飛んでいく。
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知床〜阿寒湖(約150km)
北海道ではたくさんのコンビニで買い物したりトイレを借りたりしたけれど、どこのコンビニも接客態度がすこぶる良い。
北海道人の人柄なのかしら・・・とても気持ち良い♪本当にお世話になりました、ありがとう。
地図では分からないけれど阿寒湖へ向かう241号線はクネクネの山道。この日は霧が出て視界も悪い。
途中キタキツネがガードレールの影から、事故で死んでしまったキタキツネをしょんぼり眺めていた。
この辺は動物の飛び出しが多いらしいので安全運転。
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19:00ホテルエメラルド到着
阿寒湖に面した大型のホテルで、館内は清潔で新しい。
私達の部屋は7階で窓から見える阿寒湖は絶景!(写真左)
夕食の前に大浴場で汗を流す(*ここのお風呂は狭くて景色も良くない。)
さあ晩御飯だ!(写真右)今日も部屋食。(JTBさんサンキュー♪)
お味は大型ホテルとしては中の上。冷たいものは冷たく、温かいものは温かい。
食後アイヌコタンへ。ホテルから徒歩5分くらいの距離。
アイヌコタンとは北海道で一番大きなアイヌの集落で、民芸品店がコの字型にズラーっと並んでいます。
アイヌの集落というだけあって、ここにいる方達のお顔はどこか異国チック。
夫が探していたアイヌ音楽のCDを発見。数枚あったので視聴して一枚を購入。CDはアイヌコタンと山野楽器で入手可能とのこと。
阿寒湖------摩周湖-----硫黄山-----川湯温泉------屈斜路湖-------網走監獄--------女満別空港-----東京-----自宅
9時にホテルをチェックアウトして摩周湖へ車を飛ばす。
10時近く摩周湖第一展望台に到着。ここの駐車場で摩周湖と硫黄山兼用のパーキングチケット(¥410)を買います。
チケットを売っているオバチャンが「今日は見えてますよ〜」と言う。ウキキ!駐車場の階段を登り摩周湖とご対面。
わぁ、見える見える!・・・でも見えない経験をしたことが無い私にはその有り難味がイマイチ分からない。
緑の濃い崖に囲まれていて水辺には近づくことが出来ないので、上から見下ろすだけ。人を寄せつけない無垢な湖。
摩周湖には孫を亡くした老婆の悲しい伝説があり、澄んだブルーの湖水とあいまって、とても神秘的。
女子大生の集団に写真撮影を頼まれた夫の鼻の下が伸びきっていたことも書き添えておこう。第2展望台の眺望もよろしい。
摩周湖を後にして車で走っていると、前方に異様なハゲ山が見えてくる。それが硫黄山。
周りの青々とした景色とギャップがありすぎて怖い・・・あ、ここの駐車場で摩周湖で買ったチケットを見せることをお忘れなく。
いざ硫黄山へ着くと、実写版「西遊記」の舞台になりそうな光景。子供の頃大好きでした、関係無いけど。
駐車場から100メートルほど歩くと、あちこちに黄色くイオウの噴出している所があります。
そこを利用してアイヌの方が「イオウ玉子」(5ヶ500円)を作って販売してます。モチロン買いました。普通の蒸し玉子。
この世の終わりって感じの景色に、めいっぱい不安になったら去り時デス。
夫が大学の卒業旅行で川湯温泉へ来て以来、ここの強酸性の泉質を気に入り「また入りたい!」との想いを募らせていました。
観光案内所で旅館案内のパンフレットをもらい検討した結果「御園ホテル」というホテルでお風呂を借りることに。1名600円也。
浴場は当時モダンだったと思われるレンガ造りで予想以上にステキ!!それも貸切状態!泳いじゃえ〜♪
とにかく酸性が強いので、上がるときに真湯のお風呂で流さないと肌が負けてしまいます。飲むとピリリっとしてすんごく酸っぱい。
オフシーズンのせいか淋しい町並み。このお湯ならもっと流行っても良さそうだけど・・・。
右の写真はお土産屋さんの店先にいた子キツネ。とても人になれていて触ると面倒くさそうにこっちを見ます。
屈斜路湖の周りは温泉が多く、キャンプやアウトドアの施設も充実しているので観光客がいっぱい。
和琴に立ち寄り湖畔を散策したあと、美幌峠へ。
ここの展望台からは屈斜路湖を含む爽快な景色が一望できる。
ハイジに出てくるアルプスの山みたいで「おんじ〜!」と叫びたくなります・・・ならないか。ちょっと曇っていたのが残念。
ナビが変な山道を指示するので迷いつつ16:00博物館網走監獄に到着。もっとメジャーな道を教えておくれぇ。
ここは義母のオススメスポット。刑務所なんて一生ゴメンだけれど、ホントはちょっと覗いて見たい。
明治23年から昭和59年まで実際に使われていた庁舎や舎房がそのまま移築されている。目玉は放射状舎房。
資料館にあった刑務所での食事のサンプルは、思っていたよりずっと豪華で美味しそうだった。
ここには超リアルなマネキンがあちこちにいて、何度もギョ!っと驚かされました。たまに動く奴もいるので気をつけましょう。
そうそう、入場するときに「写真いかがですか〜後で気に入ったら買ってくださいね〜」と撮影されて、後で結局買いました・・・1000円。
女満別空港
18:00女満別空港に到着。空港の前のエックスレンタカーへデミオを返却。
この3日間ですっかり愛着が沸いたよぉ〜、ありがとうデミ夫!
空港でお土産を買い込み、荷物を預け、ラーメン食べて、ほぼ満席のJASに乗り込む。
「仙台上空でかなり揺れることが予測されます」とアナウンスがありドキドキしていたけれど、
すっかり眠り込んで目が覚めたのは着陸寸前。何事も無くて良かった良かった。
旅行後記
とにかく移動!移動!の旅だったので、一番心に残ったのは車窓からの景色だった。
私が欲張って予定を詰め込みすぎたので、殆ど運転手と化したオットは疲れ果てていたけれど、
天気に恵まれてどこまでも続くように思える青い空と緑の大地を満喫しました・・・私は。ホホ。
北海道滞在中に野鳥が見られたらいいなぁと期待していたけれど、カモメやツバメ以外は発見できず。
東京ならビル群に挟まれた小さな池や川でさえ何か鳥がいるけれど、これって普通じゃないんだと気づかされた。
それから、カーナビの便利なこと!すごくお世話になりました。