2000年度版 | 2000.1.6〜 |
2000,12.28
「ファースト・ワイフ・クラブ」(ビデオ)★
学生時代の友人の葬儀で再会した3人の熟女が思い出話に花を咲かせているうちに、自殺して死んだ友人を含め、
3人の夫も浮気をしていることを知り、夫達を懲らしめるため団結して「ファーストワイフクラブ」を結成する。
この3人の熟女をベッド・ミドラー、ゴールディ・ホーン、ダイアン・キートンが演じていて豪華!!
なのに今ひとつ盛り上がりに欠けるのは、個性が強烈すぎて、ぶつかり合ってしまうから?・・・残念。
2000,12,10
「ゴジラ×メガギラス/G消滅作戦」(ビデオ)★
オットが応募した試写会へ2人で出掛けたら、なんと親子試写会だった・・・ハガキには何も書いてなかったのにさ。
当然親子で来ている方が多かったけれど、夫婦で来ている方もいました。ほっ。
実はゴジラ初体験だった私。「ゴジラ」の世界って現実と時間の経過は同じなんだ〜。スクリーンに映っている東京にはゴジラが棲んでいる・・・。
着ぐるみや特撮の独特なチープ感も良い感じ。メガギラスはすんごく気持ち悪かった・・・虫は嫌いだぁ。
2000,12,8
「クッキーフォーチュン」(ビデオ)★
出演がグレン・クローズ、リヴ・タイラー、更に私の好きなジュリアン・ムーアも出演していて期待していたのに、
つまらなかったのだ。「火曜サスペンス劇場」的なストーリー展開・・・TVドラマなら楽しんだと思うけど。
2000,12,7
「カーラの結婚宣言」(ビデオ)★
軽い知的障害を持った女性が自立するおはなし。ゲーリー・マーシャル監督作品。
カーラの自立への憧れは、誰もが10代に経験している。子ども扱いされず、好きなように生活して、
恋人と過ごせたらどんなにしあわせだろう!と思ったものだ。それを見守る家族の気持ちも、今の私はよく分かる。
同じように知的障害をもったダニエルとの恋。好きだから一緒に居たいしSEXしたいっていう当たり前の気持ちを、
素直に実現しようとする2人に、何が良くて何が悪いのか説明するのは難しい。私自身もその答えを知りたいぐらいだもの。
純粋に素直に欲しいものは欲しいと、好きなものは好きと言えるようでいたい、と見終わった後思う。
2000,12,6
「ストーリー・オブ・ラブ」(ビデオ)★★
結婚生活15年目を迎えた倦怠期の夫婦をブルース・ウィリスとミシェル・ファイファーが好演。
脚本が素晴らしくて、特に「男と女の違い」が的を得ていてとても面白いので、夫婦揃って見たい。
ブルース・ウィリスも予想以上に良いし、ラストの張り詰めていた気持ちが溢れ出す、
ミシェル・ファイファーの演技には泣かされる。ますます好きな女優さんになった。
生活に追われて当たり前になってしまったいろいろなことを愛しく思いながら毎日過ごしたいものだわ、と思う。
DVD特典映像のロブ・ライナー監督の解説には、本編で見られるブルースの生おしり☆は、
ダイエットの賜物だとか、そんな裏話が満載。
2000,12,3
「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」(ビデオ)★
ピアース・ブロスナンがボンドになって3作目。Qが代替わりしちゃって淋しいな。
ソフィー・マルソーはいなくても良かったかも・・・
2000,11,25
「リトル・ダンサー」(試写会)★★
2000年、英。炭鉱町に暮らし厳しい父を持つ少年はボクシングを習うはずがクラシックバレエを習い始める。
ありがちなストーリー展開で「遠い空の向こうに」とかなり内容がかぶってる感あり・・・だけど純粋に夢を追うビリーの姿と
ラストへの盛り上がりには素直に感動してしまったよ。音楽と映像もザラッとしてて良い感じ。
ビリーのダンスへの欲求は苦しいほど伝わってきて、夢を追うことの大切さや信念を貫くことの難しさを身に染みて感じる。
一緒に観ていたオットも気に入った様子だったから甘口が苦手な男性も楽しめるでしょぉ。
2000,11,19
「6デイズ/7ナイツ」(ビデオ)★
ハリソン・フォード主演のアクションラブコメディ。南の島へバカンスに来たカップルの女性と飛行士(ハリソン・フォード)がひょんなことから、
無人島で遭難してしまう。正反対の2人は対立もするが互いの魅力にも惹かれあうのでした。
思っていたほどアクションじゃないしパニックでもなく、ロマンス色の濃い内容。
・・・ハリソン・フォードにはもうアクションはキツイかしら、と余計な心配をしてしまった。
2000,11,18
「トゥルーマン・ショー」(ビデオ)★★
ハリウッドに作られたドームの中には1つの完璧な町のセットがあり、そこで暮らしている(かのように見える)人々も役者なのだが、
主人公であるトゥルーマンだけがそのことに気付かずに役者である家族とフィクションの世界に生きていて、
彼の生活の全てが世界中に24時間年中無休で生中継されており高視聴率を記録し続けている・・・という奇抜な設定の映画。
「どうなるんだろう?」と見守る私も、このショーに夢中になりトゥルーマンを愛している劇中の人物といつのまにか同じ目線になっていく。
可笑しいのは、トゥルーマンショーはCMをいれずに放送している為、登場する役者が強引に商品名を口にしたりするところ。
この映画の言いたいことはマスメディア批判とかもっと深い所にあるのだろうか・・・私の頭ではイマイチ分からないけれど、
それでも十分に面白かったし感動した。ラストの警備員?のセリフがピリリと効いていた。
2000,11,17
「25年目のキス」(DVD)★★
ドリュー・バリモア主演作品。25歳の記者が高校生の実態を探るべく、高校生に成りすまし潜入取材を試みるのだが、
蘇る冴えなかった高校時代の悲しい思い出に翻弄されてなかなか取材がはかどらない上に教師への恋をつのらせて・・・。
もしもやり直せることが出来るなら、という過去は誰もが持っているけれど、やり直せるチャンスがあったとしてもうまくやれるかどうか・・・
やり直しが効かないからこそ毎日大切にしなくちゃ行けません。こんなことばかり言ってる最近のワタクシ。
映画の初めとラストのドリューが同じ人物だなんて思えないほど可愛く変身しています。ポッチャリがまたカワイイ♪
2000,11,16
「エバー・アフター」(DVD)★★
「チャーリーズエンジェル」にちなんでドリュー・バリモアの主演作品を2つ借りてみた。まず「エバー・アフター」から。
これは改定版シンデレラである。私達の知っている、か弱いけれどしたたかなシンデレラとは違い、やられたらやり返す芯のあるシンデレラ。
農家の娘という設定のせいか、走り去る後姿はドタドタしていて・・・それは演技なの地なの?ドリュー?と何度も問い掛けてしまったよ。
王子さまも世間知らずな不完全な王子さま。しっかりせんかい!とつっこみを入れたくなるけど我慢しよう。
ET以来久しぶりに再会したドリューは、荒れていた暗い10代の影は見えず笑顔のかわいい女性でした。
2000,11,13
「遠い空の向こうに」(DVD)★★
閉鎖的な炭鉱町でロケットに夢をかける少年達の物語。
炭鉱の主任である父親はホーマーが炭鉱で働くことを望んでいるが、ホーマーはロケットこそ自分の人生だと気付いている。
協力者である科学の女性教師が、進路に悩むホーマー少年に「頭の中に別の人生設計があるなら、今の人生は間違っているのでは?」
という感じのことを問う場面は、先日見た「キッド」とともに今の私の心に揺さぶりをかけるセリフだった。
私は「これが私の人生だ」と言い切れるような一生懸命な毎日をおくっていないよね・・・と反省してしまうのさ。
この映画は実話で、主人公のホーマー・ヒッカム・Jrは現在NASAに勤めている。
2000,11,12
「007 ゴールデンアイ」(DVD)★★
何度もTVで見てるのにDVDをサラウンドで見たくて借りてきた。ピアース・ブロスナンはハマリ役だと納得。
バンジージャンプやカーチェイス、高所でのアクションはドキドキハラハラ。
お決まりのシェイクしたマティニ(だっけ?)やQの作る秘密兵器は、お決まりだからこその心地よさがある。
2000,11,5
「スリーピー・ホロウ」(ビデオ)★★
NY郊外の町スリーピーホロウで起こった猟奇殺人を調査するため、科学のみを信じる堅物捜査官イカボットが見たものは・・・。
ティム・バートンの世界はどこか狂っていておもちゃ箱のような可愛らしさがあって映像を楽し部分が大きい。今回は特に寒々とした蒼がキレイ。
ティム・バートン作品に引き込まれる原因は、いつも主人公が孤独な愛すべきキャラクターだからかもしれない。
ホラーといってもばっさばっさと首を切る残酷なシーンは生臭さがなく、このお伽話の空気を乱さない・・・ので怖くない。
コミカルなジョニー・デップはもちろん、大人になってもオバケっぽいクリスティナ・リッチも良いです。
イカボットの両親にも謎が多そうなので気になっていたんだけれど1回見ただけでは理解できなかった・・・誰か教えて欲しい。
2000,11,4
「ディープブルー」(DVD)★★
「クリフハンガー」「ダイハード2」の監督レニー・ハーリンのパニックサメ映画。
医療グループの海中研究室アクティカから脳に遺伝子操作を受け人並みの知能を持ったサメが逃亡したから、大変だぁ。
DVDの特典映像を見ると分かるけれど「ジョーズ」への敬意を払って初めのほうにリンクした部分があるので要チェック。
あのサメはセットで、人は本当に喰われているわけじゃないと分かっていても恐ろしいぃぃぃ〜リアルな映像であることよ。
所詮ジョーズは超えられないさ、とたかをくくって観ていたら、意外な展開に腰を抜かすことになってしまいました。
泳げない私には息苦しい映画であった・・・
2000,11,3
「ボルケーノ」(DVD)★
LAで火山噴火&溶岩流出!!人と街を守るため必死の救出劇が繰り広げられる。
この映画をサラウンドで見ると、まるで頭の上に溶岩が降ってくるようなリアルさが体験できます。
救出のため職務を全うするかのごとく果敢に熱と炎に挑む人々は、腹が立つほど善人で嫌味・・・
それに比べて映像はリアルで迫力があって満足できる。
2000,11,2
「エイリアン4」(DVD)★
オットがサラウンドシステムを作ってくれたので迫力のある映画が観たくなった。で、エイリアン・・・間違ってるかも。
シリーズものはコケる、というジンクスを感じさせない作品が続いていたけれど、この4はちょっと物足りない。
レプリーだけは真人間でいてほしかったし、シガニー・ウィーバーとウィノナ・ライダーの共演も
期待していたほど絡みがなくて、もったいないではないか。
今回のエイリアンは今までとは違って生々しく不気味なんだけれど、あんまり怖くない。
2000,10,15
「ハムナプトラ」(DVD)★★
紀元前1290年に王の愛妾と禁断の恋に落ちて極刑を与えられた高僧の魂が、3000年後、人々の手で呼び覚まされてしまう・・・
あまりにも悪い評価ばかり聞いていたので観ないでいたんだけれど、新しく買ったアンプを使ってみたくて借りちゃった。
そしたら面白かったよ。期待してなかったせいだと思うんですけど。だから期待しないで観る、これがこの映画の見方かな。
インディージョーンズのパクリって言ったら悪いけれど、最近こういう冒険活劇ってなかった気がするから面白かった。
エジプトのお墓も中国のお墓も、身分の高い人は蘇りを信じてミイラになったりしているし、呪いの言葉なんてのも残っている。
もしも、それが本当で実際起きてしまったら・・・ふと思ったことあるでしょ?
2000,10,13
「キッド」(テレビ)★★
劇場招待券が当たったので観に行ったら「おすぎも泣いた」だけあって、人でいっぱいでした。
イメージコンサルタントのラスのもとに、ある日8歳の自分が現れた・・・。
8歳のラスと過ごすうちに、不幸だと思い込んでいた子供時代の別の姿を知り、素直さをなくした今の自分にも気付く。
ラスの周囲の人達が8歳のラスを素直に受け入れるのが良かったな〜、ありえないなんて思わずに。
ディズニー映画だけあって、ちょっと恥ずかしいというかシラっとするシーンもったけれど、
ファンタジーとして見れば面白い。実際ラストではボロ泣きしちゃいました・・・他に泣いてる人の姿は見つけられなかったけれど。
これを見た大人なら誰しも考えさせられちゃうでしょう、今の自分でいいんだろうか?って。
もし8歳の私が現れたら何ていうかな・・・考えるまでもなく、私はもっと頑張らなくちゃいけません。
もっと自信をもてたら、私から会いに行って言いたいな。大丈夫、安心して大人になりなさいって。
2000,10,8
「アイアンジャイアント」(テレビ)★★★
第二次世界大戦中のアメリカの田舎町に、宇宙から巨大な鉄人が降ってきて1人の少年と親しくなるが、
なにしろ戦時中なので危険視されてしまい、少年はそんな混乱からジャイアント(鉄人)を守ろうとする・・・。
DVDのメイキングで監督が「もし銃が心を持っていたら?」という発想からこの物語ができあがったと話している。
記憶を無くしたのか、子供同然のジャイアンの行動、しぐさは愛くるしささえ感じるし、
少年とジャイアントの絆が深まっていく過程がサラっと作ってあって、ラストは素直に泣けました。
ジャイアントが死を理解したあと兵器でもある自分の存在を知って困惑する流れはとても自然。
アニメーションもディズニーのようなコッテリした感じはなく私はとても好き・・・ディズニーも好きなんだけれどね。
2000,10,7
「親指スターウォーズ」(テレビ)★
あのSF大作、スターウォーズのパロディ映画・・・というのは普通だけれど、なんと出演者は全て親指。
44分間の短い映画だけれど、このバカバカしさにはこの長さが限界かな。いや、バカバカしすぎるから良いんだよ。
とことん親指にこだわり抜いた製作者側の熱い思いには脱帽。英語が達者ならもっと楽しめるはず。
2000,10,6
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(テレビ)★★
この映画を見るのは3回目であろうか・・・なぜか好きなのだ、この映画。萩尾望都の「ポーの一族」に似てるから?
吸血鬼の生活や衣装も素敵だし、トム・クルーズ、ブラピ、ヴァンデラス・・・この3人がヴァンパイアだなんてお祭りみたいでしょ。
適度に不気味で適度に怖い感じが私には丁度良い。この映画でトム・クルーズが好きになりました。
2000,10,5
「ハーモニー」(テレビ)★
精神病院で舞台演出をすることになる若手演出家と患者達とそれを取り巻く人々のお話。
「ミュリエルの結婚」のトニ・コレットが美しい〜。彼女ってどんな役にも化ける女優ですね。
2000,10,4
「ファイトクラブ」(DVD)★★
エドワード・ノートン、ブラッド・ピット主演。暴力シーンはこの映画には必要不可欠な存在。
キレたブラピはもちろん良いけど、エドワード・ノートンがイイ!世界中がアイラブユーにでてる彼と違いすぎる。
前半は主役のジャックの無気力加減がスゴク分かる気がして、後半は意外な展開にビックリして、ラストはスカッ!!
見終わったら、モノに埋もれモノに支配されている自分の生活に飽き飽きしてシンプルな生活がしたくなるハズ。
そして自分は何をするべきか、なんてことを考えてしまう。優しい気持ちで見れば、思いがけず良い映画。
2000,9,24
「ホワイトアウト」(映画館)★★
劇場招待券が当たりました、えっへっへ。織田裕二、佐藤浩市、松嶋菜々子主演の映画です。
酷寒の奥遠和ダムを占拠したテロリスト”赤い月”から仲間とダムを救うため、ダム職員である1人の男が立ち上がる・・・。
和製ダイハードという感じ、いい意味で。でも・・・織田裕二のカットが多すぎ、映画が長すぎ。
ダムを占拠されたため付随して起こるいろいろな問題を解決していくプロセスや、
複雑に絡み合った人間関係が解きほぐれて分かってくるのも面白くて最後までハラハラドキドキ。
この映画の本当の主役は雪。ちなみにタイトルのホワイトアウトは雪嵐のこと。
実は観る前はちょっとバカにしてたんですけど、不覚にもラストで泣いてしまいオットの失笑をかいました。
2000,9,15
「真夜中の戦場」(テレビ)★★
イーサン・ホーク主演の戦争映画。実話の映画化、いい映画なのに劇場未公開作品。なぜだろぉ。
第二次世界大戦中、最前線に派遣された若い兵士達は目の前に迫ったドイツ兵達とふとしたきっかけで知り合い、
クリスマスの夜ツリーを囲んでお祝いをするのだが・・・戦争って誰がしてるんでしょうか、首謀者が憎い。
戦争は誰のためにするものか・・・考えれば考えるほど誰のためにもならない。
温かい部屋と食べ物、語り合える友達がいれば何もいらない、それが手に入るならもう言うこと無い。
2000,9,12
「マンハッタン殺人ミステリー」(テレビ)★★★
ウディ・アレン監督主演。ダイアン・キートンとの夫婦役は息がピッタリで微笑ましいほど。
隣に住む老夫婦の妻の突然死を殺人事件ではないかと疑うキャロルに、しだいに感化されて首をつっこむ夫のラリー。
刑事ごっこにドキドキやワクワクを見出した主婦キャロルの気持ちもわかるけど、私ならそこまでしないぞ。
サスペンスでありながらしっかりコメディでお洒落で楽しい映画。ウディ・アレンは天才だ。
2000,9,11
「いつも2人で」(テレビ)★
オードリー・ヘプバーン主演。倦怠期を迎えた夫婦が旅行をしながら過去を振り返る。
オードリーのファッションが楽しめる・・・ちょっと悪趣味なのもあるけれどね。
2000,9,8
「日曜日のピュ」(テレビ)★
イングマール・ベルイマンの子供時代を、彼の息子であるダニエル・ベルイマンが映画化。
牧師である父親と過ごした、ある日曜日の出来事。
2000,9,5
「運動靴と赤い金魚」(ビデオ)★★★
97年、イラン。
妹の靴を無くしてしまったアリ少年は、自分の運動靴を妹と交代で使うことになる・・・
靴を無くしてしまったことを両親に言い出せない子供達、説明を聞こうとさえしない大人達、子供の頃は世の中分からないことだらけだった。
大人に分かってもらえないとき、困ったとき、アリはただ涙を流す。助けを求めるでもなく泣くのは、他の方法を知らないからだ。
その姿がけなげで、強情で、「どうして相談しないの?」と話し掛けたくなるけれど、私もそんな子供の1人だったことを思い出した。
アリの家庭はどちらかといえば貧しいらしく、すぐに新しい靴を買ってもらえないということもあって、
兄妹はひたすら誰にも知られないように靴を交換する。そのために走る走る!胸が苦しいほど走りつづける。
アリと父親が自転車に乗って庭師の仕事をしに豪邸の立ち並ぶ町へ行くシーン。そこにイランの貧富の差がある。
けれど、貧しいから不幸せなわけじゃない。アリには頑張る力があるし、両親は子供達のことをおもっている。
ラスト、全てが昇華するような美しいシーン。
2000,8,30
「ジョーブラックをよろしく」(ビデオ)★★
これは御伽話だ。だけれど、とても良いのです。死期の近づいた男の元へ人間の世界を感じるために死神?がやってくる。
この映画のブラピ、本当にステキ。セクシーさとギュと抱きしめたくなるような可愛さ。でも不安定な感じじゃなく芯の強さみたいなものを感じる。
言葉は少ないのだけど動揺しているとき嬉しいとき孤独なときの表情が絶妙。きゃぁ〜ほんとにステキだよ。惚れちゃうぞ。
アンソニー・ホプキンスもステキだ。彼にも色気を感じると言うと納得してもらえるかしら。本当に好きな俳優。
「去りがたいもの」が「生」だというセリフが印象的。人生を大切に生きよう・・・と思わせてくれる。
ラストは驚きだったけれど、死神が愛を理解して彼女の為に青年の魂を残してくれたのだ、と解釈しました。
それを彼女も悟ったからこそ、あのセリフと表情なんだと思う。
2000,8,29
「ノッティングヒルの恋人」(ビデオ)★★
ラブコメが大好きな私。ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの共演なんて、見てるだけで楽しい。
実際ジュリアの表情の豊かさには心を奪われる。なんて可愛いんだろぉ。変な顔なのにキレイなのは表情がイキイキしてるからだと思う。
オープニングでエルビス・コステロの「She」をBGMにジュリアの映像が流れるんだけど、そこで泣いた私って何者でしょうか。
ヒュー・グラントって、いつもセリフをどもるけれど落ち着いてたよ。あれは演技だったんだね。それにいい体してたんだね〜。
しかし、こんなにハンサムで優しい男性のルームメイトが男だなんて変だ。でもスパイクは私のお気に入りだけど。
2000,8,27
「オースティン・パワーズ・デラックス」(ビデオ)★
うーむ。1に比べるとちょっと落ちるんだなぁ、残念。相変わらず超おバカなんだけど、二番煎じっていうか、新しくないのだ。
続編なんだから厳しいこと言っちゃいけませんね。でもすごく好きな映画だったからね、つい厳しくなってしまうの。
2000,8,25
「ファントムメナス・エピソード1」(ビデオ)★★
裏切らないな〜、スターウォーズ!私は大満足でした。途中にETが出ていたの、お気づきになりました?
アミダラの衣装は和風な日本髪や着物で可愛い。ヨーダも若い・・・J・ニコルソンに似てるなぁ。
オビワンやダースベイダーの出生の秘密が明らかになってショックでした。イヤだったんじゃなくて、驚いたんです。
血縁関係が絡み合う感じ「北斗の拳」に似てる、とオットに言ったら同意してもらえなかった。似てないかなぁ。
このシリーズ、製作にとても費用がかかるため興行成績によっては途中で打ち切られるとか・・・うう、困る。
2000,8,21
「青春シンドローム」(テレビ)★
‘94、フランス。「猫が行方不明」のセドリック・クラビッシュ監督の作品。学生運動が盛んな頃のフランスの学生達の青春。
なんとなく大人になってしまった青年達が、大人になる前に死んでしまった友人のことを語りながら、自分達の青春時代を思い出す。
何をしたいかわからなけれど変わらなければと焦りながら、ドラッグやSEXに溺れていく。
反体制の旗を翻す友達に、もっと賢く生きるべきだという少女の言葉に考えさせられる。賢く生きるってどういう生き方なのか。
2000,8,20
「百貨店大百科」(テレビ)★★
‘92、フランス。セドリック・クラビッシュ監督の初期の作品。「猫が行方不明」以来、気になっていたので観られて嬉しい。
倒産寸前のデパートを1年で立て直すように命じられた新任支店長が、社員の意識改革など様々な策を講じるのだが・・・。
この監督の人の描き方が好き。初めは浅く、だんだんと登場人物が接点を持ち全体が一つになって深〜いところへ辿りつくような。
ごった煮のような作り方がウディ・アレンに少し似ているように思う。この監督の作品は観続けていきたいな。
2000,8,18
「恋人達の食卓」(テレビ)★★
台湾映画。年頃の3人の娘と父親が巣立ちの時を迎えるお話。父親のチュ氏が意外な人と再婚するラストは誰もが驚き祝福するだろう。
ストーリーもさることながら、見所は湯気までも美味しそうな台湾料理の数々。私は厨房や食材が堪能できる映画が大好きだぁ〜。
オープニングの、腕の良い料理人のチュ氏が家族のために腕を振るう様子が見事。
娘達と父親の距離感には身に覚えが・・・実家に父に優しくあげたくなってしまいます。
2000,8,17
「12モンキーズ」(テレビ)★
1995、米。ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット主演。
1996年、人類の99%は謎のウイルスによって死滅した・・・残された人類がその謎を究明するうち「12モンキーズ」という集団が
関与していることに気付き、囚人であるウィリスを調査員として過去に派遣する。
最後の最後まで真相が分からない。ブラピの怪演も良いし冷たく暗い映像美も良いんだけど・・・どうしても気になってしまうのだ。
美人精神科医がウィリスが未来から来た人間だと気付く部分、彼が生きていないはずの時代の写真に彼が写っているという設定。
いくらなんでもご都合主義だと思うんだけど、どうだろう。
2000,8,11
「評決のとき」(テレビ)☆
娘をレイプした犯人(白人)を射殺してしまった黒人の父親・・・彼は有罪か無罪か。
この映画、出演者がサンドラ・ブロック、サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシーとすごく豪華なのに面白くない!!
多分1番のネックは、正義の弁護士役マシュー・マコノヒーとその妻がミスキャストなんだと思う。
人種問題を取り上げているので、黒人の弁護士が白人というところは美談というか正解だけれど、もっと芯のある役者がよかったなぁ。
ストーリー展開にも無理があるし、同じ法廷モノなら「評決」のほうが数百倍は面白い。
2000,7,30
「ポネット」(テレビ)★
96年、フランス映画。車の事故で母親を亡くした少女が「死」を受けとめ乗り越えていく物語。
ポネットが天国の母親となんとかコンタクトを取ろうとする様子がいじらしい。
そんなポネットの行動を周りの大人も子供も理解できず、ポネットを「どこかへ消えてしまいたい」ほど孤独にさせる。
とてもとても悲しいのだけど、子供達の残酷な一言や、大人でも「死」については説明できないことがどこか笑えてしまう。
突然大切な人が死んでしまったら・・・私ならどうなるだろう?なんだか心に引っかかる映画でした。
ところで、このポネット役のヴィクトワール・ティヴィソルったらスゴイ。あの涙が演技だなんて!
2000,7,28
「フィオナの海」(テレビ)★
’94、米。父の元を離れ祖父の家へ預けられた少女が一族の謎を解いていく、可愛くて不思議な御伽話し。
自分の一族の不思議な過去や島に残る言い伝え、寂しい海辺の景色、絵本を見るような気持ちで見ると楽しめます。
アザラシやカモメの演技?も可愛らしく、フィオナがさびれた島の家や畑を修理する場面は子供基地を作る楽しさとどこか似ている。
2000,7,26
「眼下の敵」(テレビ)★
’59、米。第二次世界大戦中、大西洋で繰り広げられるアメリカ駆逐艦とドイツ潜水艦の闘い。
この映画が大好きな父の解説(興奮気味)付きで見たので、父の思い入れまで一緒に見てしまいました。
艦長が互いに洞察力を駆使して相手の動きを読み攻撃をしかける様子が見所。敵味方なく2人の艦長を主役にしたところがが良い。
船員に対する艦長の包容力も大きくて温かくて感動します。戦争って空しい、個人は任務を遂行するただの駒だ。
2000,7,25
「私の愛情の対象」(テレビ)★★
’98,米。ブラピの彼女、ジェニファー・アニストン主演。(大物では無いけれど、ホリー・ハント系の魅力的な女優さんですね。)
ゲイのルームメイトを愛してしまう女性のラブコメディ。ゲイのルームメイトと暮らすという設定ってけっこう多いですが、
実際によくあることなのでしょうか。でも、大抵楽しそうで羨ましくなってしまう。
あと「チューリップのような鼻」という言葉が出てくるんだけど誉め言葉?でも言われた本人はイヤがってたの。
なかなか面白い映画なんだけど、主人公の彼女の心理描写がイマイチ足りない。もっと脚本が良ければなぁ。
2000,7,3
「ある貴婦人の肖像」(テレビ)★★
’96、英。ニコール・キッドマン主演。
1872年、イギリスの伯父の屋敷へやってきたアメリカ人女性「イザベル」が本当の恋に出会うまでのお話。
イザベルは当時の女性には珍しく良縁や結婚に興味が無く、「人生をもっと味わいたい」という野心を抱いていた。
そんな彼女に惹かれながら見守る男達。しかし彼女は彼らの反対をよそに不幸せな結婚をしてしまう・・・。
不幸な結婚生活の中で彼女の奔放さは失われ、夫に従順な妻に変わってしまうんだけれど、それが唐突すぎて変なのよ。
反対を押し切って結婚しただけに、プライドが邪魔をして自分が不幸だと認めることができなかったのでしょうか。むぅん。
真実を知ってしまうまでは夫を信じていたのかもしれない。うん、きっとそうだ。
偉大な映画って、無理な展開でも納得させられてしまうパワーがある。ちょっとそれが不足気味。
オープニングに「キスの最高の瞬間は唇が触れるその直前・・・」というセリフがあるんだけど、この映画の意味することはコレだ!と思う。
イザベルが本当の愛に気付くためには、この回り道が不可欠だった。きっと皆が気付かぬうちに大切な回り道をしてるんだ。
2000,6.29
「ハリウッドに口づけ」(テレビ)★
’90,米。メリル・ストリープ、シャーリー・マクレーン主演。
スターウォーズのレイア役でお馴染みのC・フィッシャーの告白本の映画化で、
女優である母との複雑な関係と、スランプから麻薬中毒になり更生していく様子が描かれている。
大物女優の母に対して素直になれず、自分自信の人生とも折り合いがつけられない主人公を演じているメリル・ストリープ。
なんと!この映画の中で歌ったり踊ったりしちゃうんですよ〜。歌うまし!
映画の撮影現場やロケバス、オフレコスタジオ・・・などなど、映画好きならたまらない映像も満載。
ちょい役でリチャード・ドレイファスも出てました。もっと注意してれば大物がたくさん出演してるかも。
2000,6.26
「不機嫌な赤いバラ」(テレビ)★
’94、米。ニコラス・ケイジ、シャーリー・マクレーン主演。
元大統領夫人と夫人を護衛する特務指揮官が対立しながらも絆を深めていく様子がを描かれている。
ちょっと「ドライビング・ミス・デージー」みたいなんだけど「おしい!」というか、もう1歩足りない感じの映画。
夫人がニコラス・ケイジを信頼しているのは納得できるのだけど、初め反抗していた彼の心の移り変わりをもっと深く描いて欲しかったなぁ。
2000,6.21
「バードケージ」(テレビ)★★
‘96、米。ロビン・ウィリアムズ、ジーン・ハックマン他豪華キャスト。
保守派の父を持つ恋人と結婚したい息子の為に、ゲイの両親がゲイであることを隠して婚約へ漕ぎつけようとするのだが・・・。
ロビンの息子の婚約者役に「アリー・マイ・ラブ」のカリスタ・フロックハートが出ていて、やたら嬉しい。
当時カリスタは30歳くらいなのに17歳の役をしてるんですよ!全然通用しちゃうんだからスバラシイ!
どういうわけか、ゲイカルチャーが好きなの。思いきり切ないのに、たくましく生きている姿に元気を貰ってるんだろうな。
2000,6.20
「ママ」(テレビ)☆
ロシア映画。息子達のバンドの人気が下火になり金策に悩む母は飛行機をハイジャックして海外へ高飛びしようと考えたが、
給油中に現行犯逮捕され家族はバラバラになったのにもかかわらず、数十年後釈放された母親は懲りずにまた息子を集めようとする。
無理のある展開、大きな犯罪を犯しておいて罪の意識が全く感じられない、更にラストは最低。これが家族愛だなんて認めんぞぉ〜!!
2000,6.12
「ユー・ガット・メール」(DVD)★★★
‘98、米。トム・ハンクス、メグライアン主演。インターネットで知り合い恋に落ちた2人は、現実世界では仕事の敵同士だった・・・
母の形見の児童書店を営むメグの生活が素敵なの!服装も髪型もお店も家も・・・私の思うメグらしさにあふれていた。
鼻をツンと上げて跳ねるように歩く後姿、着心地の良さそうな部屋着、温かい照明、パッチワークのベッドカバーなどなど。
現実世界では正反対の2人の生活を見比べるようなストーリー展開が良いテンポで進む。
季節を追ってニューヨークの町並みが見られるのもいいなぁ〜。透明感のある映像は香りや空気の冷たさまで伝えてくれる気がする。
ネットで2人が交わす会話も面白いんですよ。スターバックスで試される決断力について、地下鉄の蝶、パン屋の粉が宙を舞って落ちないのはナゼか、
そんな日常の小さな宝物を丁寧に拾い集めたような作品なんです。人の幸せはこういう所にこそあるんじゃないかな、と思う。
メグのセリフ?「時々人生を考える、私には貴重だけどささやかな人生、それはなぜ、自分で選んだから?それとも臆病なだけ?
多くを本から学び実体験に乏しい、まちがった生き方?答えは不用よ、深遠な疑問を宇宙に放っただけ、おやすみ宇宙さん」これがスゴク好き。
ラストで2人が公園で出会うシーン、トムが「僕なんだよ」というように両手を広げて見せる場面で、何故か2度観て2度とも泣く私。
この映画はDVDで観ることを断然お勧めします。メイキングとニューヨークの観光案内が見られます。
あと監督のノーラ・エフロンのインタビューも必見。なんとインターネット恋愛は有り得ないと語っています。
・・・ロマンティックコメディには突飛な発想が必要なんですって。
2000,6.8
「メリーに首ったけ」(ビデオ)★
‘98、米。メリーは美人でナイスバディで性格もとびきり良くて、周りの男達を知らず知らずのうちの夢中にさせてしまう。
そんなメリーに首ったけの男達がメリー争奪戦を繰り広げるのでした。キャメロン・ディアスはハマリ役!
・・・ばかばかしくて笑える映画が観たかったので借りてみたけど、それほど笑える内容じゃなかったです。
とにかく下ネタのオンパレードなんだけど、主演の2人が天然の「いい人」なのでくどさはあまり無い・・・かな。
2000,6.5
「虚栄のかがり火」(テレビ)★
90年、米。トム・ハンクスとブルース・ウィリス主演の豪華キャスティング。
おちこぼれ新聞記者が、ウォール街のエリートが黒人をひき逃げしたという特ダネをつかみ調査を進めるうち意外な真実を知る・・・。
今ならこのキャスティングは有り得ないですよね。好みの映画じゃないけど二人の演技はスバラシイ、若いし。
2000,6.4
「ジェイン・エア」(テレビ)★
‘96.イギリス。同名小説の映画化。観るのは2度目です。
秘密の多い古い屋敷の家庭教師として雇われた孤児院育ちの若い女性が、家主へ思いを寄せる・・・。
この家主が私の好きなウィリアム・ハートなんだけど、魅力イマイチなので残念賞デス。
あ!あの衣装が似合わないのかも・・・。
2000,6.3
「こねこ」(ビデオ)★★★
‘96、ロシア。日本での公開は99年。行方不明になってしまった子猫を探す家族と、家に帰ろうとする子猫の物語。
去年この映画を知って以来、ずぅっと観たいと思っていたのでやっと観ることが出来て嬉しい!!
窓ガラスまで凍り付くほど寒いロシアの冬、そこには私の想像を遥かに超える豊かな生活が営まれていました。
そんな外国の風景をみるだけでも楽しい映画ですが、やはりネコ好きにはたまらない映画ですね〜。
見終わったあと、心温かくなってニコニコが止まらなくなります。
日本の動物映画は媚びた感が否めないけれど、それが感じられないので素直に楽しめる映画です。
「猫好き」にもいろいろいるけれど、よく孤独な老人がたくさんの猫と暮らしていて猫屋敷と呼ばれたりしますが、そんな人がこの映画の中にも登場します。
人間関係を築くのが下手な孤独な人に「猫好き」が多いんじゃないかな・・・かなり偏った意見だと思うけれど。
2000,6.1
「アイズ ワイド シャット」(DVD)★★
リュック・ベッソンの遺作、クルーズ夫妻の共演、18禁、・・・と、この映画は随分話題になりました。
感想は、実はよく分からなかったんだけど、DVDに収録されていたインタヴューの中の「不注意な発言が夫婦の危機を招く」
というのを聞いて少し分かったような、やっぱり分からないような。
妻の淫らな妄想を聞かされた夫が、何を求めているのかが分からないんだな〜。
誰の心にも危険な領域があると思うけれど、大抵の人は罪悪感から見ないフリ知らないフリをしているんだと思う。
もしも、そこを深追いするとどうなるか・・・そんな心理を描いたのかなぁ。
自分の存在が消えていくような恐ろしさと覚醒していくような快感・・・そういうものを感じたのでした。
ところで、ニコール・キッドマンって天才だと思う。心の機微を的確に伝えられるし、何者にもなれる演技力。上手く言えないけれど。
そしてリュック・ベッソンの偉大さを初めて知りました。(遅くてごめんなさい。)
赤と青の使い方が絶妙で、この作品のカラーといっても良い。どの場面も全てが計算尽くされたような緊張感があった。
2000,5.?
「マトリックス」(DVD)★★★
私の反対をよそに、オットがDVD買っちゃいました。でも見終わった今は手元に置いておきたい作品だと思うので許す。
とにかく面白い映画です。カンフーアクションもCGも音楽もカッコ良いけど、私は仮想世界の描かれ方に1番感激したのでした。
未来の地球はコンピューターに完全に支配されていて、人は保育器の中で仮想現実を見せられて一生を終えていく。
といっても、実はこの仕組みに気付いた人間がいて、元来の人社会を取り戻すためにコンピューターと戦うことになるのです。
ネオがこの現実を受け入れて覚醒していく過程は、見ている私自信の覚醒と同じスピード。興奮します。
下手なマンガみたいとか、前評判ほどではなかった、とかの感想を読むと「何で?何で?スゴイ面白いのにー!」とムキになるほど面白い。
だいたいこの映画は日本のアニメやゲームの影響を強く受けているのだからマンガぽく感じるのは当然ですね。
見終わったあと「私も覚醒すれば(信じれば)空を飛べるんじゃないかい?」と何度思ったことか・・・おバカだけど。
2000,4.?
「リアリティ・バイツ」(テレビ)★★
大学の仲間達が卒業後、ひょんなことから始めた同棲生活のなかで、自分の進むべき道を見出そうとする。
ウィノナ・ライダーが可愛い!!イーサン・ホークは髪の毛短いほうが好きだけど・・やっぱりカッコイイ。
2000,4.27
「パリのレストラン」(テレビ)★
パリの小さなレストランが閉店パーティーに集まった人達と店の主人の思い出や日常が描かれた映画。実話。
随分前に原作を読んだのだけど、もっと1人1人のエピソードが深く描かれていたように思う。
そしてもう1つ残念なのは、物語の重要な役割のお料理がおざなりになっていたこと。
2000,4,26
「シェフとギャルソン/リストランテの夜」(テレビ)★★
営業不振のイタリア料理のレストランを経営しているイタリア移民の兄弟の物語。
物語も面白いけれど、何と言っても登場するイタリア料理がいい。料理が次第に出来上がっていく厨房も幸せな空気でいっぱい。
弟の恋人役でミニー・ドライバーが出てました♪金髪でグラマーなアメリカの女性・・・イメージ違うけど嬉しい。
2000,4、3
「グッドウィルハンティング」(テレビ)★★★
マッド・デイモンとベン・アフレックが脚本を手がけ主演して話題となった映画。アカデミーでも受賞している。
理想の結婚で注目し始めたミニー・ドライバーを発見して嬉しかった。・・・今更なんですけどね。
ロビン・ウィリアムズに初のオスカー授けてくれたこの映画に感謝。背中だけで切なさが伝わってきて泣けます。
2000,3,27
「メッセージ・イン・ア・ボトル」(DVD)★★
ケヴィン・コスナー主演のラブストーリー。最愛の妻を亡くした海の男が、妻への手紙を詰めたガラス瓶を海へ流した。
それを偶然拾ったある新聞社に勤めるシングルマザーの女性が、彼に興味をもち彼を探し出す・・・。
ケヴィン・コスナーの父親役のポール・ニューマンがとても良い味を出している。映像がキレイ。
2000,3,23
「プラクティカルマジック」(DVD)★★
サンドラ・ブロックとにコール・キッドマンが双子の魔女を演じている可愛いコメディ。
女優陣が豪華でこの共演を見ているだけで幸せ。神秘的な魔女の世界も存分に楽しめます。
この映画のDVDには映像特典としてスタッフのインタビューなどが入っていて、得した気分。
2000,3,22
「理想の結婚」(渋谷bunnkamura)★★
劇場招待券が当たった♪ジュリアン・ムーアが好きなので観たかったんだぁ、この映画。
舞台は100年前のロンドンの社交界。3人の女と2人の男が恋の火花を散らすロマンティックコメディ。
「エリザベス」をまだ見ていないのでケイト・ブランシェットは初対面。今後どんな映画に出演するか気になる。
あと、とても気に入ったのがミニー・ドライヴァーという女優さん。愛嬌あって知的で好印象。
ジュリアン・ムーアは陶器のような肌を冷たく光らせて、期待以上に鋭い演技をしていました。
2000,3,15
「ジョルスン物語」(テレビ)★
ショービジネスを開拓し、世界初のトーキー映画に主演したアル・ジョルスンの伝記的映画。吹き替えはすべてジョルスン本人。
ショービズに魅了され又必要とされ、舞台に発ち続ける姿がちょっと怖い。
2000,3,14
「顔のない天使」(テレビ)★★
メル・ギブソンの初監督映画。意外にもハートウォーミングな作品。
顔に醜い傷を持ち町中から疎まれている男と、空軍学校に入学したい少年の交流を描いた映画。
孤独な2人が教師と生徒として信頼関係を築いていく。しかし教師は前科があり不当に少年との交流を禁止されてしまう。
2000,3,13
「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」(テレビ)★★★
写真家の母が病に倒れ幼い弟は伯父夫婦の家へ預けられることになった。
母に死が近づいていることも愛犬を保健所にやられてしまったことも気付かない振りをして、
「○○よりはマシだ」といろいろなものと自分を比べて慰める。絶えられない現実から逃避する術だった。
少年の目線で淡々と進んでいく物語の中で、少年を取り巻く大人達や兄の気持ちもしっかりと描きこまれている。
田舎の伯父の家での生活がとても楽しい。少年に婦人下着のパンフレットを朗読させる寝たきりの老人、
少年の為に東屋を建てる伯父さん、ボクシングとサッカーに夢中な町の子供達、ヌードモデルをして少年の心を騒がせるガラス工場のマドンナ、
生きることは大変なことだと少年にこぼす老婆…様々な人達の人生に触れることで少年は成長していく。
個人的にこういう映画はとても好き。本当に良い映画。
2000,3,8
「恋に落ちたシェイクスピア」(DVD)★★
若いシェイクスピアが身分違いの女性と恋に落ちる。創作の進む「ロミオとジュリエット」と重ね合うように2人の恋も進んでいく。
グウィネス・パルトロウをアカデミー女優にしてくれた作品。当時の生活やファッション、劇場と劇作家の関係が分かって面白い。
2000,3,6
「シティ・オブ・エンジェル」(DVD)★
アメリカの天使は男前ばかりで、図書館で勉強しているらしい…感覚を持たず寿命もない。人の死期が近づくと迎えに来る存在。
そんな天使の1人(ニコラス・ケイジ)が人間の女性(メグ・ライアン)と恋に落ち、人間になろうとする…。
こ、こんなラストは許せな〜い!救いはメグ・ライアンの真綿のようなかわいらしさだよ。
2000,3,5
「アルマゲドン」(DVD)★★
地球に巨大隕石が接近。NASAは石油掘削の名人(ブルース・ウィルス)とその仲間を宇宙に送り込み、隕石を内部から爆破しようと試みる。
不死身のブルース・ウィルスを起用したことが、この映画の良い所でもあり悪い所でもある…気がする。
泣けると聞いていたけど、最後までのめり込めなかったぁ…けど、ドキドキして楽しいぞ。
2000,2,29
「アメリカの贈り物」(テレビ)★
95年、仏。50年代のフランス、アメリカに憧れる幼馴染の男の子と女の子の青春。
駐留しているアメリカ人の娘とフランス人の娘の違いが、これこそアメリカ映画と仏映画の違いって感じで面白い。
2000,2,18
「ベストフレンズ」(テレビ)★★
81年、米国。一言で言えば、文学を志す女友達の友情…なんだけど恋人を奪い合ったり、ライバル意識から喧嘩したり複雑である。
女の友情ってホントに不条理だ、と思う。都合の良い時だけ「友達」なんてウソの友情で、誠実さに欠けていてもうっとうしくても、
言いたいことを言い合って喧嘩しても付き合い続けられるのが友達なのかも。そんな付き合いの出来る人が何人いるだろうか…。
あと、この映画でメグ・ライアンが銀幕デビューしています。ぴちぴちでかっわいいの!でも今の方がずっと素敵だけどね。
2000,2,12
「星に想いを」(テレビ)★
94年、米国。アインシュタインを祖父に持つ数学者のメグ・ライアンに、自動車修理工のティム・ロビンスが恋をする。
ロケ地はアインシュタインゆかりの地らしい。
2000,2,11
「未来は今」(テレビ)★★
94年、米国。監督はコーエン兄弟、ティム・ロビンス主演。
会社の買収を企む役員たちの陰謀によって社長に祭り上げられた新入社員…株価が下がる中、彼はフラフープを発明して経営を立て直すが…。
ストーリーもさることながら、映像の面白さやコミカルな演出楽しい。
2000,2,10
「ゴッドファアーザー」(テレビ)★★
72年、米国。言わずと知れたマフィア映画の傑作…なのに初めて観た私(汗)。
マフィア映画と聞くだけで苦手意識から観る意欲が失せてしまうんだけど、最近アル・パチーノの魅力に目覚めてきたので観る気になりました。
信頼が厚く固い絆で結ばれたドンが率いるコルレオーネ家の世代交代。マフィア同士の抗争は復讐の繰り返しで、家族がどんどん命を落とす。
イタリアののどかな景色にマフィア世界と普通の世界が同居してるところが不思議。
2000,2,9
「ヴィゴ」「新学期操行ゼロ」(テレビ)★
「ヴィゴ」(98)フランスの監督ジャン・ヴィゴの伝記的映画。結核を患い、命を削るように映画に情熱を注いだ人生。
「新学期操行ゼロ」(1933)は彼の処女作である。寄宿学校の男子生徒達のささやかな反抗。
2000,2,4
「42丁目のワーニャ」(テレビ)★★★
1954、米。89年から上演未定のまま舞台稽古が敢行されていた「ワーニャ伯父」(チェーホフ)を、
94年にルイ・マル監督がリハーサル風景をドキュメント仕立てに映画化した作品。
観客である私達は舞台の通し稽古を見ながら「ワーニャ伯父」を見ることになる、これは劇中劇なのである。
リハーサルを行っている古い歴史のある劇場は、芝居が進むにつれ屋敷や森に姿を変える(かのように見える)。
主人と新妻が戻った屋敷の浮き足立った数ヶ月。皆が不幸なのに誰も変わろとせず運命だと受け入れている。
しみじみと心に染みて「あ〜良い映画みたなぁ〜♪」と思える映画。
2000,2,3
「絹の靴下」(テレビ)★★
1957、米。ソビエトからパリへ来た女性政府役人(シド・チャリシー)が映画プロデューサー(フレッド・アステア)と恋に落ちる。
この能天気さと美しいダンスこそがミュージカルの身上。チャリシーのダンスは素晴らしい。
2000,2,2
「GIジェーン」(テレビ)★
1997、米。デミ・ムーア主演。女性に閉鎖的な海軍の精鋭部隊で1人の女性の実力が試される。
デミ・ムーアの肉体美と海軍の訓練の様子が見所…かな。
2000,1,27
「オリエント急行殺人事件」(テレビ)★★
1974、英、アカデミー主演女優賞受賞。アガサ・クリスティ小説の名探偵ポワロが殺人事件を推理する。
アガサ・クリスティの小説は読んだことがないけどドラマはいくつも見ていて、どれも女性的だなぁと思う。
豪華列車の旅という設定だけでグっと惹きつけられる。それに奇人のポワロ…眠りにつく前の彼の儀式は可愛い。
2000,1,26
「大脱走」(テレビ)★★
1963、米。スチーブ・マックイーン主演。
第2次世界大戦中ドイツの捕虜収容所から大脱走したという実話の映画化。
真の目的は脱走ではなく敵を翻弄することだった…けど、本心は多分違ったハズ。
脱走計画が綿密に練られ実行されていく様子(軍服からスーツを作ったり穴を掘った土を花壇に移したり)がとても面白い。
2000,1,23
「身代金」(テレビ)★
1996、米国。メル・ギブソン主演。
息子を誘拐された実業家が犯人に懸賞金をかけるとTVで発表する。父親と犯人の攻防が見所。
最後の最後までハラハラするストーリー展開。私は「マーヴェリック」のメル・ギブソンが1番好きだぁ。
2000,1,18
「ブロードキャスト・ニュース」(テレビ)★★
TV局報道センターの裏側を人間関係を交えて描いた作品。
私の大好きなホリー・ハントとウィリアム・ハートが主演なので楽しみに見ていたら、10年程前に見たことのある映画だった…。
ホリー・ハントはこういうチャキチャキした役がよく似合う。美人じゃないけど本当に魅力的。
ニュース番組作りに真剣なディレクター(ハント)とその男友達、ニュースの質にこだわりの無い見栄えのするキャスター(ハート)の
三角関係が微妙で純粋で抵抗なくイイ!と思える。妥協しない3人に生き方が潔い。
2000,1,15
「デッドマン」(テレビ)★★
1995、米国。ジョニー・ディップ主演。(←やっぱり素敵♪)
両親を亡くし葬儀の残りの費用しか持たず、炭坑町へ就職の誘いの手紙だけを頼りにやって来たのに、
就職は破談になり、何故か殺人事件に巻き込まれ逃亡することになる青年の話。
監督の内的世界が色濃く表現されているため、寛容な心で見ることをお勧めします。
象徴的というか啓示的というか…不思議な世界。
2000,1,14
「ハンナとその姉妹」(テレビ)★★
ウッディ・アレン監督主演の映画って好き嫌いがあると思うけれど、この手のは私の好み。
不倫、アル中、麻薬中毒、病気、自殺願望、宗教、仕事…そういう重いテーマをごちゃまぜにして、
生活という箱の中に詰め込んでしまったような、そういう映画。
それなのにプっと笑っちゃうような滑稽さ…というか、愛すべき人間の姿がちゃんと描かれている。
2000,1,13
「レジェンド・オブ・フォール」(テレビ)★
1994年、米国。ブラッド・ピット主演。
戦争の空しさから息子達を守るかのように、田舎の牧場に暮らしていた元騎兵隊の父だったが、
成長した息子達は戦場へと旅立っしまう。この家族に愛された末息子の婚約者をめぐる愛の物語といってもいいかも。
戦争や先住民(インディアン)への差別など重い歴史背景の上に重い恋愛…見るなら元気な時にどうぞ。
壮大な音楽と映像(私はこいうの好きじゃないけど)と、何と言ってもやっぱり格好良いブラピが見所。
2000,1,7
「紅粉」(テレビ)★
94年、中国・香港。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。
中国が社会主義国になったとき、娼館の娼婦達も解放軍に捕らわれ教育を受けた。
その元娼婦2人の過去と愛の変遷が描かれている。
この歴史的瞬間を擬似体験できるのが面白い。個人の財産なんてものは無くなってしまうんです。
そして水の都と呼ばれる蘇州の町並みの美しさがたっぷり楽しめます。
2000,1,6
「ミュリエルの結婚」(テレビ)★
94年、オーストラリア。
ダメ家族(汚職政治家で不倫中の父と万引き癖を持つ母、働きもせず家でゴロゴロしている兄弟達)
の中で育ったミュリエルが本当の自分を見つけるまでの物語。
何の取り柄もないしブスだし平気でウソをつくし思いやりもない…そんなミュリエル。
それなのに「結婚したい!」思いは人一倍なのである。
見ていて腹が立つんだけれど、誰もが自分を重ねて見てしまうに違いない。