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「脊髄麻酔記」
9. 切れてきた‥

さて。
麻酔なのだから、やはりそのうち切れてくるわけで。

長女を出産した病院では、
脊髄麻酔したところに細いチューブを残しておき、
縫合部の痛みと、子宮の「後陣痛*」の鎮痛に
先生が薬を注入することになっていた(と思う‥確か)。
(*子宮が元に戻ろうと収縮運動をする時の痛み。
 胎児と胎盤がなくなった子宮は出産後間もなく動き始める。
 これは自然分娩の産婦さんでも、かなり痛いらしい。
 切って縫い合わせたばかりの帝王切開後の子宮も同様に動くので、
 帝王切開の場合は特に痛いと思われる。痛み止めをしてもらえるのはその為だろう。)


「痛みがきたら鎮痛剤入れるから、コールしてね」と言われたが、
どれほどの痛みなのか(陣痛も経験していないし)興味があった私は、
まずは経験してみたくて(後々、アホか?と言われたが‥)、
ナースコールはせずにしばらく食いしばった。

たまたま居合わせた妹が
「おねえちゃん顔色が悪い。汗かいてる。」
と言うので、ここまでか‥とボタンを押してもらうと、
先生が飛んできて、注射でチューブに鎮痛薬を注入した。
あっという間に痛みが消えた(笑)。

次女の時は別の病院だったのだが、
脊髄からのチューブなどは何も無く、鎮痛剤は座薬を入れてもらった。
効くまで10分くらい掛かるし、痛みも完全には無くならないが、
こちらのほうが身体には負担がより少ないように思えた。

どちらにしても、自分が信頼する医師に任せるのが一番だ、と思う。

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