さて。
下半身麻酔が
どういう感じで効いているのか、について。
当然、下半身だけ感覚がない。ないのだが、
「
そこに脚がある」感覚は、ある。
この「感覚」がクセモノで、正確には感覚というより「
記憶」なのである。
実は麻酔を打たれた後、
帝王切開ということもあって、私は
仰向けになり開脚した。
その状態で麻酔が効いていったので、
感覚が残っていた「
手術前の最後の脚の記憶」が開脚なのである。
つまり、私は病室に移ってからも、
自分は「開脚」している、とずっと思っていたのだ。
「どうして手術が終わってからも脚を開いているのかなー」
と思いながらも、初めての手術で訳が分からない私は、
「まぁそういうもんなのかもしれない」と妙に納得してた(苦笑)。
さすがに家族が病室に次々に来て、
掛け布団はかかっているけれども自分のカッコは恥ずかしいよ‥と思い、
傍に居た妹に聞いた。
「ねぇねぇ。わたしって、どれくらい脚を開いてるの?」
妹がびっくりした顔で
「えっ?脚開いてるのっ?。
まっすぐに見えるよ。」
私もびっくり。
「布団めくって確認しておくれ。」と頼むと、やっぱり真っすぐだった。
そう言われても、「開きっ放しの感覚」しかない。
嘔吐の時など、
脚だけ「開きっ放し」で横を向いて‥
(つまり右向きだと左脚は吊られているような‥きゃぁ考えただけで赤面。
アンビリバボー!)
そんな妙な感覚だった。
それから、下半身だけ麻痺しているってことは、
上半身は自由に動かせると思いきや、これが違うんだな‥。
下半身麻痺は、
腰が動かせない。
腰を動かせないってことは、
ベッドで
体を横に向くことも、起き上がることも簡単には出来ないわけで‥。
簡単に動かせるのは、腕と首だけ(とほほ)。
人間の行動がいかに
腰を中心に成り立っているのか、実感。
幸い、腕力があったワタシは、
ベッドヘッドを掴んだりして身体の向きを変えたりできたが、
自分の体重を
動かせるだけの腕力が無いと‥辛いなー。
脊髄麻酔前は
筋トレが必要だな、うん。
(↑冗談です)