さて。
麻酔注入が終わると直ぐに分娩台(手術台)に仰向けになるように言われ、
脚を開き、導尿の処置が施された。
どうにょう。
尿を導く、と書きますよ。なんやそれはっ。
下半身麻酔をした手術後というのは、すぐには自力歩行でトイレに行けない。
そのため、その間の尿を溜めてくれるバッグ(ビニール)が必要になる。
尿管に直接細いチューブを差し込み、そのチューブはバッグに差し込まれる。
それが「導尿」。
ちなみに、この時、麻酔はまだ「全く」効いていない‥‥。
ええ、
はっきり言いましょう。
あたしゃ、帝王切開で何が嫌だったって、この導尿が一番イヤだったっす。
もうねー、
イタイのよっっ(涙)。
脊髄麻酔のほうが全然我慢できるねっっっふんっっ(自慢になるのかっ‥)。
と、色んなものが私の身体のあちこちに刺し込まれ、準備は整っていった。
そして、みんなは麻酔が効くのを待つ。
麻酔が効くまで、やることがないのだ(苦笑)。待つ。
この間、1人の産婦さん(患者さん)が隣の陣痛室にやって来た。
(町の産婦人科なので、分娩室も分娩台も一つなのだ。)
陣痛の痛みなのだろう、時々彼女の「
叫び(泣き)声」が聞こえる。
ひょぇぇぇーー‥。
あぁぁゴメンナサイー‥。
ただ待ってるだけの私がこの(大事な)部屋を使ってることがとにかく申し訳ない‥。
ほんっとゴメンナサイー。
突然腿が
ヒヤっとした。んっ?何?冷たっっ!
そして「どう?もう感じないよね?」と先生の声。
濡れたコットンを私の腿に当てて、
確認をしているらしい。
「やっ冷たいです」「あ、そう」
‥‥また待つ。
陣痛室の彼女の叫びがまた聞こえる。
「○○さぁん、ここで産むよっ!。
大丈夫よ。もう開いてるんだから。」
助産婦さんの声も聞こえる。
ひえぇぇええーー!ほんとっゴメンナサイーー(涙)。
麻酔がさっさと効かなくてほんっとゴメンナサイッッッーー。
頭の中で手を合わせる(早く効いてくれぇ〜)。
‥‥待つ。
また腿がヒヤっとした。
「どう?」「スミマセン、冷たいです〜」
おかしいなぁ‥と先生。
そんなこと言われてもぉ冷たいんだもぉぉん(半泣き)。
感覚が残ってるのに切られたら痛いよなーきっと相当。
皆さんお待たせしてほんっと悪いんだけど、やっぱり
嘘は言えないって。
そして‥‥また待つ。
また腿がヒヤっとした(
気がした)。「うわぁぁーーん冷たいと思いますぅ」
「よしっもう一回打とう!」と先生が言った。
え‥‥?。