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「脊髄麻酔記」
2. 自然分娩の予定が‥

さて。6年前の3月。長女出産の時。
予定日を2週間過ぎても胎児も降りて来ず子宮口も開かず、
胎児はかなり大きくなっていることを(エコー検査で確認し)心配した担当医は
陣痛促進処置をすることを私に勧めた。言われるがまま入院する。
2日間、促進剤(誘発剤?)を点滴したり、
ラミナリア*による子宮口を拡げる処置も試された。
(*乾燥海藻スティック
 ↑子宮口近くに挿入し、膨張させて子宮口を拡げさせる処置。
  これはかなり痛かった‥(涙)。
  身体の力を抜いて、痛みに耐えるのはなかなかムズカシイ‥)

が、陣痛は起こらない‥。
3日目の早朝、担当医は、
「出来うる促進処置はぜんぶやったんだけど‥。」とため息をつき、
私の大きなお腹を見ながら
「KuUさん、りっぱな腰してるんだけどなぁ。」と苦笑い。

「そーでしょっ。
 なんたって10代の頃から安産型!って言われてきたんですからっ。
 後は赤ちゃんが降りてきてくれて、子宮口が開いて、
 陣痛が起きてくれるだけですよねぇー。って全部じゃないすかー。」
と一人ツッコミ。
しかしもうクタクタなのでツッコミも冴えないヨ‥とほほ。

その時点で胎児の心音は正常なので、切羽詰まった状況ではない‥。
(心音。馬の蹄音そっくりなんだコレが。‥ダンナ曰く「まるで黒沢映画だ‥」)
が、今後の胎盤の急な機能低下の可能性を心配した先生は、今度は帝王切開を勧めた。(促進処置を多くすることで、胎盤が機能低下することもあるそうだ)
私は、といえば
もう妊娠初期から悪阻(つわり)が延々続き、
脱水&出血で点滴入院〜切迫流産入院など、
そもそも10か月間順調にきておらず(でも胎児はとにかく順調!‥苦笑)、
どんなに安産体型だろうが(爆)、
通常の生活が送れない妊娠もあるのだ‥と実感してきた。
陣痛だってちゃんと起きてくれない身体もあるんだろうなー。
そんな現実も、ここ2日間の疲労の中で静かに受け止め、
ええぃ切るなりなんでもござれ!と不思議なくらい簡単に覚悟を決めた。

でもまぁそんなわけで、緊急手術ではない。
担当医からそういう話があって、とりあえず朝食を抜き、
昼にベッドの上で手術承諾書にサインし、やはり昼食も抜き、
そして、3時オペ開始のための準備が始まった。

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