もどる

 

3.掃除

 
収容しているケージ(ここでは廃物利用の浴槽)は、基本的に朝と夕方の2回お掃除をしま す。人工哺育の場合は個体に体力があまりないので冷たい水に長時間触れさせることはタブーです。したがって、使用する水はぬるま湯です。
白い産毛で覆われている時期に全身を濡らすと、毛が完全に乾くまで12時間は要します。
母乳で育つ個体であれば多少劣悪な環境であっても問題にはならないのですが、人工乳で育てている場合は体重増加の進展がほとんど伴わないため、自分自身の体温で毛を乾かすことはとても時間がかかるのです。

 

 
写真は早朝の掃除の様子です

 

3.遊び

運動不足を解消するため時々ケージから出して遊ばせます。
今回はお互いとなりの存在が気になってしかたない様子がみられ、二人を対面させるとマロンはスモモの後をついて行動を共にします。
何度となく繰り返すうちに、早くここから出して遊ばせてと訴えるようになります。

 


 


 


 


 

 

これらの運動は便秘を予防したり排便を促す効果もありますので、時間がゆるせば1日1回は行うことが良いでしょう。
ただし、ヘソからの雑菌の進入を防ぐためケージに戻す時には腹部の消毒を忘れずに...。

 

つぎのページへ

 

 

 

 

 

このページは2005年11月3日に閉館してしまいました北海道の「広尾海洋水族科学館」のサイトの一部を了承を得て保存し公開しているものです。

「あざらしみてきたよ!」 http://www.ne.jp/asahi/kanda/azarashi/