なにが違うんだよ!
「おはぎ」と「ぼた餅」
おはぎは「萩の餅」を省略していった女房ことばである。おはぎの別名のぼた餅も
「ぼたん餅」を省略したもの。
女房ことばにはこのような省略ことばが多い。たとえば、ざぶとんの「おざぶ」、
田楽の「おでん」、かまぼこの「おいた」。
おはぎとぼた餅は同じものだが、一説によると春の彼岸にたべるのがぼた餅、
秋の彼岸がおはぎだそうだ。
江戸時代には、きなこをつけたのがちょうど萩の花に似ているところから、はぎのもちで「おはぎ」。
あんこをつけたのがぼたんの花に似ているところからぼたんもちで「ぼたもち」と区別していたようだ。
「コップ」と「カップ」
ことばの語源は、コップがオランダ語、カップが英語からきている。
定義としてはっきりとしたものはなく、とってがついているものがカップ。
ないのがコップかな?
「頭髪」と「陰毛」
これはもともと縮れている訳ではなく、いつも下着に圧迫されているのと、
伸びるスピードが遅いせいである。
毛のサイクルは、頭髪が約4年で陰毛が約1年。
伸びるスピードは、頭髪が一日に約0.4ミリで陰毛が約半分の0.18ミリ。
そのため、あのような姿になってしまうのだ。
「霧」と「もや」
気象学では「霧」が水平視程1キロ未満(1キロ以上先のものが見分けられない)の
状態であり、「もや」が水平視程1キロ以上の状態と、はっきり区別されている。
「一時雨」と「ときどき雨」
気象庁では予報する時間内の4分の1未満が雨の時を「一時雨」、予報する時間内で
、降ったりやんだりする
雨の合計時間が2分の1以内のときを「ときどき雨」としている。
つまり、「ときどき雨」のほうが降る確率が高い。
「ざるソバ」と「もりソバ」
海苔がかかっているのが「ざるソバ」、ないのが「もりソバ」。
しかし、昔は「ざるソバ」にはいいソバを使い、つゆも必ず一番だしを使っていたそうだ。
一方、「もりソバ」はよくないソバを使い、つゆも二番だしだったという。
「ひやむぎ」と「そうめん」
この二つには、はっきりとした違いがあるそうだ。JAS(日本農林規格)によると、
そうめんは丸棒状で太さ0.8ミリ〜1.3ミリ、角棒状では0.7ミリ〜1.2ミリ。
ひやむぎのほうは、丸棒状で1.3ミリ〜1.7ミリ、角棒状で1.2ミリ〜1.7ミリ
と決められている。
そしてこれ以上太いのが「うどん」と総称されているそうだ。
参考文献:「違い」がズバリ!わかる本
青春出版社
------------------1999年1月31日 追加分-------------------------
「山地」と「山脈」
「山地」は、山が多い土地のことで、幾つかの山からなる広い地域のことをこう呼びます。
「山脈」は、多くの山が列を作ったように長く連なっている地域のことです。
「丘」と「丘陵」
「丘」は、散歩がてらのぼることが出来る程度のゆるやかに隆起した土地のことです。
「丘陵」は、平地の周りや山地の入口に位置している、帯状に続いた高い土地ののことです。
因に、地理学では高度300メートル程度以下の土地を「丘陵」と言うそうです。
「灘」と「水道」と「海峡」と「湾」
「灘」は、港から遠くて波が荒い、航海に難儀をする海のこと。
「水道」は、船の通り道としての海峡のこと。
「海峡」は、陸地によって細長くせばめられてしまっている海のこと。
「湾」は、海水が陸地に入り込んだところ。大きな入り江みたいなものです。
「岬」と「崎」
「岬」は、海や湖に突き出た、陸地の先端のこと。
「崎」も「岬」と同じ意味なのですが、「岬」の雅語(がご)的表現なのです。
因に、雅語とは詩歌・古文の表現に用いられた、洗練された和語のことです。
岡山市の山崎さんからの質問でした。
海と山、遭難したときの違い(00.4.15追加)
山で遭難した場合、その捜索は高度の登山技術を持った民間の救助団体に依頼するため費用も
けっこうな額になります。
一方、海洋での遭難の場合は民間ではなく海上保安庁が受け持つことになるので、費用は
いっさいかからないそうです。
まあ、遭難などしないよう、みなさん気をつけましょう!
「温泉」と「鉱泉」
昔は、摂氏25度以上を温泉、それ以下を鉱泉と区別していたのですが、昭和23年に温泉法が改正
されてからは、「温泉」も「鉱泉」も同じなのです。
ちなみに、「鉱泉」とは汲み上げた地下水に鉱物性物質やガスなどが一定以上含まれているものです。
−−−−− 2001年1月8日 追加 −−−−−
「はかせ」と「はくし」
「博士(はかせ)」は、大化の改新の時に作られた官職で、明治以降には存在しないのです。
陰陽博士、暦博士、天文博士、書博士、算博士、医博士など学生を教育する役職だったそうです。
「博士(はくし)」は、明治になって定められた学位であり、大学院で学び博士論文がパスすれば
もらえます。
読み方としては、「はくし」が正解なのです。
「録音した声」と「ふだんの声」
なぜ、自分の声を録音したものを聞くと自分が思っていた声と全然違って聞こえるのか?
これは、私たちはふだん、自分の声を二重に聞いているからなのです。
1つは、口から出て空気を伝わって耳に入ってくる声。もうひとつは、口の奥から骨を伝わってくる声。
このふたつが交わって自分の声が聞こえるのです。
[冷や汗」と「脂汗」
冷や汗とは医学的には「精神性発汗」と呼ばれ、手のひらと足の裏から出ます。
皮膚のは汗腺の他に皮脂腺というものがあり、油脂状の物質を分泌して肌をなめらかにするものなのですが
手のひらと足の裏には無いのです。脂汗とはこの分泌物が汗と混じったものです。
「ピン」と「キリ」
この言葉のルーツはポルトガル語なのです。
「ピン」は、ポルトガル語の「ピンタ」で、点(ポイント)の意味です。サイコロの1の目を博打打ち達が
「ピン」と言っていたのが、だんだん一般に広まって使われるようになったそうです。
一方、「キリ」の方は、十字架を表わす「クロス」が訛った言葉だといわれています。