お話1(猫を飼おう!)


小さい頃から猫を飼いたい、飼いたいと思い続けて早ウン十年。

私はようやく猫を飼える環境を手にいれた。猫好きの夫に念願のマイホーム。

これからが大変だけどハード面は完璧。うーん、我ながら素晴らしい!

私は、早速猫探しを始めた。

ペットショップを色々巡ったが、いつも買う気を失って帰宅した。

ケージの中でうつろな目をしてうずくまっている子猫は見るに忍びなかった。

ペットショップがダメならどこから入手しよう?

恥ずかしながら、私は猫の世界にブリーダーという仕事(?)があることを知らなかった。

夫の実家が二匹目の猫をブリーダーから譲り受けたと聞いて、

そういう入手方法があることを知った。

よし、ブリーダーから譲って貰おう。

猫種は何がいいか、良いブリーダーはいるか、

私はインターネットを駆使して探しまくった。

そして、決めた猫種。それがロシアンブルーだった。

ビロードのような被毛、エメラルドグリーンの瞳、

そして何より目を奪われたのは

ロシアンスマイルと呼ばれる微笑んでいるような口元だった。

神経質といわれているけれど、

飼い主には忠実でそっと寄り添うという性格も魅力的だった。

しかし、我が家には難題が残っていた。共働きなのである。

朝から晩まで猫は一人きりで過ごさなければならない。

大丈夫なのだろうか?

猫飼いとしては初心者の私、自称動物使いの夫に相談する。

「大丈夫でしょ。猫は昼間寝てることが多いし」

さすが猫歴の長い夫、頼もしい。

じゃぁ、この猫にしよう!

そうして、ロシアンブルーのブリーダーを探すこととなった。


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