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キリストは誰のために死なれたか。
父なる神が怒りを下し、御子が刑罰を受けられたのは、
1.すべての人のすべての罪のため、
2.ある人々のすべての罪のため、
3.すべての人のある罪のため、のいづれかである。
そして、それぞれは次のように言うことができる。
イ、もし、3番目が正しいとなると、すべての人はある罪について責任をとらなければならず、したがって、誰ひとり救われない。
ロ、2番目が正しいとなると、キリストは世界中から選ばれたすべての人のすべての罪のために、彼らに代わって苦しみをお受けになったということになる。これこそ真理である。
ハ、しかし、1番目であった場合、なぜすべての人は罪の刑罰を免れないのか。あなたは「不信仰のためだ」と答えるだろう。では、その不信仰は罪なのか、そうではないのか。もし罪なら、キリストはその罪のためにも刑罰をお受けになったか、そうでないかのいずれかである。もし、お受けになったのであれば、なぜそれは、キリストがそのために死んでくださったというほかの罪以上に妨げになるのか。もし、お受けにならなかったのであれば、キリストはすべての人のすべての罪のために死なれたのではない。
ジョン・オーウェン