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第13章



心の羊飼い:まとめ


 

 
 第一部では、聖書的な子育てのための土台を見てきました。本章では、その要約を簡単にしたいと思います。

 1.子どもたちは二つの事柄によって形成されていきます。第一のもの---形づくる影響---は、身体的な構成と生活体験です。第二のもの---神に向けての方向付け---は、彼らがその経験とどのように相互作用するかを決定します。子育てには次の二つの点があるのです。

 1)子どもの形成のために、親が成しうる限りもっともよい影響を与えること。
 2)それらの影響に対する子どもの応答を注意深く牧すること。

 2.心が行動を決定します。したがって行動から心に目を転ずることを学んでいただきたい。心の戦いをあらわにしなさい。子どもたちが神との関係のために創られたものであることを悟る手助けをしなさい。心の飢え渇きはまことに神を知ることによって満足させることができるのです。

 3.あなたは権威をもっています。神があなたを神の代理とされたからです。これはあなたが神の御用達であることを意味します。自分のものではありません。親の任務は子どもたちが神と現実の、本当の性質を知るように助けることです。それは子どもたちに自分自身をわからせるでしょう。

 4.人の主な目的は神に栄光を帰し、永遠に神を楽しむことなので、子どもたちの前にそのような世界観をおかなければなりません。あなたは、彼らが神にあってのみ自分自身を見出し得ることを学ぶように助けてあげなければなりません。

 5.聖書的なゴールは、聖書的な手段によって達成されなければなりません。そこで私たちの文化が提供する聖書的なものに取って代わった手段を拒絶しなければなりません。

 6.神は、子育てに二つの方法を与えられました。(1)コミュニケーションと、(2)むち、です。これらの方法が実践の中で織り合わされていなければなりません。子どもたちは知られ、理解される必要があります。そのような豊かなコミュニケーションが必要です。また、権威と確固たるものも必要です。むちが不可欠なのです。むちには子どもたちに話しをするとき、その内容の重要性を強調する機能があります。

 第2部では、これらの原則を幼年時代からの成長の中で、種々の段階の子育てに詳細に適用してみようと思います。










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